登山のセルフレスキュー|レイジングシステム(倍力システム)
Vložit
- čas přidán 27. 09. 2021
- 山岳遭難事故は誰の身にも起こりえます。その時、すぐに救助機関が来てくれるとは限りません。万が一の事態に備え、各種セルフレスキュー技術も学習しておくべきです。
転滑落による遭難事故が発生した場合、要救助者のいる場所は不安定な地形である事がほとんどでしょう。救助機関到着までの間、怪我をした要救助者を安定した状態で保護する必要があります。不安定な地形から運び出し、安定した場所まで搬送する技術が求められます。
特に急峻な地形では人力で傷病者を引き上げることは難しく、滑車の原理を用いたレイジングシステム(倍力システム)を使用して引き上げを行います。この基本となる形をしっかりと頭に入れておくことが重要です。
この動画では、滑車の原理を用いたレイジングシステムについて解説しています。
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~ 動画で使用している道具 ~
エーデルリッド スポック(セルフジャミングプーリー):amzn.to/3obCS4f
ペツル ロールクリップ(プーリーカラビナ):amzn.to/3kMQssJ
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専門的な知識の解説ありがたいです🙏
お役に立てれば何よりです^_^
ロープ長が支点から要救助者までの距離の二倍に満たない場合, 折り返しての引き上げができないので, 支点に補助ロープ+ATC等で2ndビレイのシステムを作り, ATCに通したメインロープの末端に要救助者を接続する方法を考えてます. メインロープだけで折り返すこの動画と比較して, デメリット等お分かりになりますか?
ビレイデバイスのダイレクトビレイモードでは抵抗が大き過ぎ、引き上げ効率が極めて悪くなります。それこそパートナーが核心部で登れない時のアシストくらいなら良いのですが、セルフレスキューのシーンでは適しません。
また補助ロープを使って1/3システムを1/2システムで引く方法でも1/6になりますが、手返しは悪くなります。
長さが足りない場合、映像中にある1/5、又は1/7のシステムで引き上げるのが良いと思ます。
プーリーがひとつしかない場合などは若干の摩擦が発生するものとしてカラビナを使用して問題ないですか?
また、カラビナの安全環は必須ですか?
また、逆戻り防止にガルダーヒッチは利用可能ですか?
カラビナを使用して問題ありませんが、抵抗はかなり増えます。
1/2における要救助者の折り返しのカラビナと、支点のマスターポイントのカラビナは安全環付きカラビナである必要がありますが、それ以外のカラビナに関しては必須ではありません。またもし安全環付きカラビナの枚数が足り無い場合、カラビナ二枚を互い違いになる様に接続し、勝手に外れてしまわない様にしましょう。
マスターにガルダーは抵抗が大きくなります。マスターもカラビナだけの場合、フリクションヒッチを併用してセルフジャミングシステムを作りましょう。
以上、参考にして頂ければ幸いです。
@@kuriadventures フリクションヒッチでセルフジャミングシステムを作るやり方?は、ただフリクションヒッチをロープに作るだけですか?
何度も申し訳ないです。
よろしくお願いします。
テンションがしっかりとかかってればジャミングシステムとして作動しますが、テンションが抜けるとフリクションコードがカラビナの向こう側へ反転してしまうことがあるので注意です。
ビレイデバイスを使ってロープの抜けを防ぐと安全性が高まります。
@@kuriadventures ありがとうございます
ロープの太さとかも説明が欲しいです
もちろん伸び率の低いロープの方が効率が良いのは確かですが、セルフレスキュー基準にロープを用意するので無く、自分が行う山行や登攀に合わせたロープを用意すべきです。
登山のセルフレスキューの場合、基本的にその山行で使っているロープの径にせざるを得ません。なので場合によっては11mmのこともあるかも知れないし、7mmなのかも知れません。
大切な事は、自分の使用するロープに適合したセルフジャミングプーリーやアッセンダー、フリクションコードを用意する事ですね。もっとも、これはセルフレスキューに限った事ではなく、ロープによる確保を行う以上はシステム全体として整合性の通った装備を揃える必要があります。
そう言った意味では、ロープの太さはUIAAの規格に適合してればなんでも良いです。