金原亭 龍馬 『お見立て』(おみたて)

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  • čas přidán 10. 09. 2024
  • 令和5年9月26日 としま家落語会(若手落語家を応援する会)@雑司が谷創造館にて収録
    遊廓を舞台に描いた廓噺(くるわばなし)。幾世餅、紺屋高尾、明烏、突き落とし、辰巳の辻占、お直し、三枚起請など聴き応えのある演目が多い。
    そこには、欲望、見栄と本音、金、色恋といった、濃密な人間ドラマが繰り広げられる。
    猥雑さが過ぎれば観客に受け入れられず、かと言って上品を気取って演じると底の浅いつまらない噺になってしまうので、清濁のバランスに演者の力量が求められる――って、落語の解説本みたいなことを書いちまった(笑)
    わがままな花魁と物の分からない田舎者、その間に挟まって振り回される若い衆。
    落語の中に出てくる田舎者、結構ひどい扱いを受けることがある。
    粋、いなせといった江戸っ子の価値基準、その対局にいる存在としての田舎者って構図かな。
    この噺では『流山の杢兵衛お大尽』とエリアを特定していますが、現在の流山を揶揄したものではないことをお断りしておきます(笑)
    喜瀬川のわがままぶりもかなりのもの。
    いや、仕事とはいえ嫌なものはイヤ、女郎にだって客の選択権はある。
    手練手管でたぶらかすにも、かごの鳥としての身、そうやって生き永らえるのが花魁としての知恵か。
    客を断る言い訳として、患ってる→死んじゃった、と二回変化します。
    もう一つ重ねて、病気→入院→死亡の三段階でやる噺家もいます。
    喜助はあんまり深刻にせず、女郎屋のお調子者って感じで演っています。
    まだネタおろしなので、これからもっと手を入れて面白くしたいねぇ。

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