小説で全ての伏線が回収される『正欲』【最新映画レビュー】

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  • čas přidán 23. 08. 2024

Komentáře • 2

  • @hanamaru-yunbo
    @hanamaru-yunbo Před 8 měsíci +2

    三者三様の感想、お互いの感じ方を否定しない会話、すごく楽しかったです。
    私は小説から入り映画を見て小説を再読しました。
    小説を読んだあと1ヶ月くらい引きずり、映画を見てからもあちこちのレビューを漁っています。
    はじめは正欲の「正」の意味がよくわからなかった。水フェチ正で、小児性愛は誤なのか?小児に手を出すことはせずただ心で欲情するだけでも誤なのか?とか考えてしまって。
    でも私が最終的にたどり着いた答えは、正欲ってどんな自分であってもこの世界に生きていたいという欲なんじゃないかなって。
    佐々木と夏月の疑似セックスのシーンで、佐々木の重さを感じて夏月が流す涙。
    欲とも恋ともとれるけれど、自分をこの世界に繋ぎ止めてくれる存在を得た、ってことなんじゃないかな。
    完全に理解したとは言えないけれど、迂闊にわかったなんて言ってはいけない物語のように感じました。

    • @86tokyo15
      @86tokyo15 Před 8 měsíci

      コメントありがとうございます!富澤です(一番右の金髪)。
      迂闊にわかったなんて言ってはいけない物語、ものすごく共感しました。
      「自分をこの世界に繋ぎ止めてくれる存在を得た」も納得です。そして、「水」ではそう思えなかった、「理解し合える人間の登場」でそう思えた、のであれば、改めてこの2人の”恋愛”は「それでいい」とも思いました。そもそも他人かジャッジするものでもないし、恋愛という言葉の定義の話かもしれませんが、「この人といたい」「この人がいるならまだ生きていたい」と感じる起点が「性」である必要はまったくないよなと(僕個人的にも、セックスレス大国日本に貢献中の一人の夫として)。
      映画版は、終わり方などからも「世界がなんと言おうと、2人はこれでいい」という部分が特に強調されたように感じました。