金原亭 龍馬 『粗忽長屋』(そこつながや)

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  • čas přidán 5. 03. 2024
  • 令和6年2月19日 としま家落語会@雑司が谷創造館にて収録
    粗忽=そそっかしい人が大活躍!
    粗忽長屋はアタシが落語を聞き始めた、ハマったきっかけの噺でもあります。
    子供の時分にラジオで耳にした歌丸師匠の粗忽長屋が印象的で、それから落語を意識して聞くようになった記憶があります。
    この噺の八っつあん熊さんはありえないレベルの粗忽ぶりを発揮してくれます。
    「自分が死んだのに気付かず家に帰った」、「俺、本当に死んじゃったの?」、「(死骸を見て)やい、この俺め!」
    なかなかのパワーワードが満載のこの噺。
    数多の噺家が高座にかけてますが、この粗忽ぶりをどう処理するか。
    談志師匠は、思い込みが強すぎてリアルよりも主観を優先させた結果としての「主観長屋」として演っていましたね。
    で、アタシはこの噺を聞いて、そこはかとない恐怖を感じました。
    「そこにいるお前、・・・本当にお前か?」みたいな、パラレルワールドにも通じる、別の自分が存在する世界。
    眼の前で死んでいるのは間違いなく自分。じゃぁ俺は何者・・・?!
    サイコスリラーやホラーテイストといったら分かりますかね?
    サゲのセリフで、その雰囲気を感じ取っていただければ幸いです。

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