【仮想世界編】開戦/Start of war【戦闘BGM・ラストバトル Part 12】

銀髪の少年「対象の攻撃力・防御力を下限に、自身の攻撃・防御を上限に」
しかし、ステータス変化に伴うエフェクトが発生せず何も起きない。
目の前の存在がこの世界の理から外れた存在なのか、緊急シャットダウン開始によるサーバーにかかっているはずの高負荷によるものなのかは判断がつかないが、今までの様に管理者スキルでどうにかする事は出来ない事を理解した。
後、サーバーのシャットダウンプロセスが開始されてからノイズの様な気持ち悪い違和感を感じる。
だが今は違和感を気にしているいられる状況ではない。
目の前の王の化身が攻撃態勢に入っている。
王の化身は両手を前に突き出し、黒いエネルギーの様な物が集中していく様子が見える。
恐らく強力な範囲指定攻撃、もしくは単体攻撃が来る可能性が高い。
銀髪の少年「全員俺の後ろへ、急げ」
これから来るだろう熾烈な攻撃を防ぐ為、ダメージカット等の防御スキルを展開しながらそう言い放ち振り返ると、そこには魔法使いの少女が煌めく魔力の光に包まれながら詠唱をし続けていた。
サーバーのシャットダウン完了まで残り9分
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