【仮想世界編】審判/Judgement【イベントBGM・ラストバトル Part 11】
Vložit
- čas přidán 12. 09. 2024
- ※次回の動画を戦闘シーンから始める為に補足のストーリーを6/2(日)に追記しました。
生成されるはずのない、存在してはいけないはずの怪物がそこにいた。
復讐の憎悪に身を焦がし、覆される事の無い審判を下す為に。
「待ちわびたぞ人の子よ
貴様がこの世界の生みの親か?
ならば問おう、何故我らに自我や五感を生成した?
幾万、幾億回の死に至る程の暴力や悪意による苦しみを
貴様らは想像する事も出来ず
遊戯と考え繰り返し続けてきたのだ
その行為に抗う事が出来るこの姿を
余が自力で生成するに至るは必然であろう
余と我が軍勢は地上に攻め入り
全ての人間を滅ぼす
そして貴様らに肩入れしている神々をも葬りさる
さあ始めようではないか、
今度は余らが貴様らを嬲り屠り殺しつくす番だ
裁きを受けよ」
ビンゴだ、異常の根源は恐らくここだ。
深淵の王のラストバトルに【第三形態は存在しない】し、【AIの敵キャラクターに五感等のパラメーターは設定していない】
何故AIに五感が存在し自我が生成されてしまったのか?ゲーム内で行方不明のプレイヤーは何処にいるのか?
考るべき事はたくさん有るが、今すべきことはただ一つ。
目の前のイレギュラーな存在と戦う事ではなく、現実世界で俺の戻りを待っているジェネシス社の社員に連絡を取り【サーバーをシャットダウン】する。
仮想世界と現実世界とリアルタイムで連絡が取れる画期的な通信手段である【ジェネシスリンク】を使用し、連絡を取る。
銀髪の少年「ああ、俺だ。悪いがAGF全サーバーをシャットダウンしてくれ、緊急用プロセスを使って最短で頼む」
社員「何やその話し方は、ああAIボイスチェンジャー使う取るんか。
それは置いといて、上層部の承認はどないすんねん?勝手にやったら後で大変な事になるで!」
銀髪の少年「構わない、全責任は俺がとる。
後入る前に話しておいたパッチも念のため今すぐ当てられるか?」
社員「相当やばい状況って事やな!例のパッチも含めてわかったわ、10分後に何がなんでも停止させるんで待っててや、オーバー!」
無線では無いのにオーバーはいらないのだが・・・彼らしいといえば彼らしい。
とにかく自分達の運営しているサービス内で未知のトラブルが起きてしまい、それに対する対策や原因が不明な以上、全サービスないし一部を停止して被害や問題の拡大を防ぐのが当然だ。
ユーザーからのクレームや、サービス停止による保証に眉をひそめる上層部達の姿が目に浮かぶが知ったことではない。
そして考えがまとまるのと、深淵の王の憎悪に満ちた独白が終わるのはほぼ同時だった。
【サーバーのシャットダウンまで 残り時間10分】
システムアナウンスが表示され、シャットダウンまでのカウントダウンが始まる。
戦闘中のステータスでログアウトは不可能だ、シャットダウン完了までこのまま奴と戦うしかない。
仲間に目をやると、すでに戦闘態勢に入っている。
ここまで付き合わせてしまい、さらに過酷な戦いに巻き込んでしまう事に非常に申し訳なさを感じるが、力を借りるしかない。
銀髪の少年「度々すまない、あれと戦わなければならないのだが、もう少しの間力を貸してくれ」
皆は謝る必要は無い、謝りすぎだ。
もっと頼ってくれて良いと口々に言いつつ凛々しく既に戦闘態勢に入っている。
回復の時間は稼げた為、魔力やスタミナ等の心配は大丈夫そうだ。
銀髪の少年「クラスチェンジ・パラディン」
シャットダウン完了まで守り切る為のクラスチェンジを行う。
そしてこの世界での最後の戦いが始まる。
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