「徳川の平和」が生み出した奇想天外な武士・勝小吉 ―なぜ今、『夢酔独言』なのか?―

Sdílet
Vložit
  • čas přidán 22. 12. 2021
  • 前近代の日本は、みな親切だった!?
    勝海舟の父、勝小吉は14歳のとき(文化12年・1815)、家からお金を盗み家出、しかし道中で盗難にあい、無一文に。そのとき宿の主のすすめで、乞食をしながら伊勢参りをすることにしました。お金も持たず、旅は4ヵ月続けられます。
    この乞食道中『夢酔独言』は――「夢酔」と号する、勝小吉(勝海舟の父)の独り言という意味です――42歳の時に隠居して執筆した晩年の回想録の白眉です。
    「すごくみんな親切なんですよね。どこに行っても、どうしたんだい坊やといって、ご飯をたべさせてくれる」(内田樹氏)。
    毛丹青氏は内田樹『日本習合論』(ミシマ社)を翻訳する過程で、勝小吉に取り憑かれ、現在『夢酔独言』の中国語訳に取り組んでいます。
    その翻訳の過程で生じた疑問をこのトークで語り合います。
    勝小吉が生きた前近代の江戸時代は一体どういう時代だったのか。
    「鎖国」時代は閉塞的で、日本の近代化が遅れた原因にもなったというが、本当はどうだったのか。
    260年以上、大きな戦争もなかった平和な江戸時代は、世界にとってどんな意味を持つのか。
    「「一人では生きられない世の中」を生きるためにみんなどういうふうに考えていたのか」(太田尚宏氏)。
    これらを、毛氏が内田樹氏(神戸女学院大学名誉教授、凱風館館長)、太田尚宏氏(国文学研究資料館准教授)とともに考えていきます。
    司会は黄昱(国文学研究資料館特任助教)。
    (登壇者)
    内田樹(神戸女学院大学名誉教授、凱風館館長)
    毛丹青(神戸国際大学教授、国文学研究資料館トランスレーター・イン・レジデンス)
    太田尚宏(国文学研究資料館准教授)
    司会:黄昱(国文学研究資料館特任助教、古典インタプリタ)
    収録日:2021年12月22日
    www.nijl.ac.jp/pages/nijl/eve...
    令和3年度日本博イノベーション型プロジェクト
    国文学研究資料館
    www.nijl.ac.jp/
    ないじぇる芸術共創ラボ
    www.nijl.ac.jp/pages/nijl/

Komentáře • 2

  • @user-cb9kj6ue8q
    @user-cb9kj6ue8q Před rokem

    内田先生はすごいなあ、会ったこともない人を、チャーミングとラブリーととらえられるなんて!

  • @user-cl4ir3jb6q
    @user-cl4ir3jb6q Před 2 měsíci

    子供が柄杓を持っての道中では、食べ物、宿泊は庶民の親切から銭がなくても出来たお伊勢参りは、当時としてよくある事。(柄杓参り)
    ちゃんと調べないといけませんよ