東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科学教室 鼻班

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  • čas přidán 15. 07. 2024
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    鼻副鼻腔班
    1980年代より鼻副鼻腔手術に対して内視鏡を導入した本邦での草分け的存在として、以前一般的に行われていた歯茎や眉毛の一部を切開する鼻根治手術とは異なり、鼻の本来持っている機能を温存した低侵襲の手術を行っています。慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、副鼻腔嚢胞(術後性上顎のう胞含む)、副鼻腔真菌症、アレルギー性真菌性副鼻腔炎は元より、鼻副鼻腔乳頭腫などの易再発性の副鼻腔腫瘍や2015年に難病に指定された好酸球性副鼻腔炎に対しても積極的に手術を行っています。手術件数は年間1000件に上り、ナビゲーションシステムや4Kモニターなど最新機器を使用することで、重症例や再手術例などの難治例であっても、安全かつ的確に手術を行っています。また、難治性副鼻腔炎である好酸球性副鼻腔炎に対しては、分子標的薬であるデュピルマブも導入しました。気管支喘息合併している方は、内科とともに、包括的に診察しています。
    アレルギー研究班
    アレルギー性鼻炎は、アレルギー反応によって引き起こされる鼻炎です。原因は様々であるため、原因物質であるアレルゲン(抗原)を正確に同定し、副鼻腔炎などの合併症の有無を確認します。生活指導、薬物療法を行いますが、当院は専門治療の実施が可能ですので、希望された患者さんには根治療法であるアレルゲン免疫療法(減感作療法)を導入します。これは、アレルギーの原因物質に対する反応を抑制し体質改善を目指す治療で、皮下注射によるアレルゲン免疫療法と舌の下に内服薬を連日服用する舌下免疫療法があり、どちらの実施も可能です。症状が重症の場合は、下鼻甲介手術や後鼻神経切除術なども併用することがあります。その他に、近年話題となっている「スギ花粉米」をはじめとした様々な臨床研究や、新薬の治験も随時行っています。
    鼻中隔外鼻領域
    鼻の機能と形態は表裏一体であり、鼻閉を改善させるための鼻中隔手術は一つではありません。当院では、鼻中隔から外鼻まで含めて鼻閉の原因部位を判断し、様々な手法で治療をしています。2018年には形成外科と合同の 鼻中隔外鼻センター を開設し、より質の高い医療を目指しています。
    嗅覚領域
    日本でも数少ない嗅覚専門外来にて、嗅覚に関するあらゆる疾患の診療と研究を行っています。2009年に開設して10年経ち、年間約300名、これまでに2000人を超える患者さんの診療にあたりました。嗅覚障害の主な原因として、好酸球性副鼻腔炎を含む鼻副鼻腔疾患や感冒後、外傷性などが挙げられます。中には薬による副作用や頭の病気、心の病気が隠れていることもあります。基準嗅力検査や静脈性嗅覚検査に加えて、問診と自覚症状のアンケートと嗅覚同定能の検査を用いて嗅覚機能の評価をしっかり行い、副鼻腔CTや鼻内視鏡検査にて診断を行っています。また、患者さんそれぞれの病態とニーズに合った治療法を選び、手術・保存的治療(漢方薬を含む)、点鼻方法などを含めた生活指導を丁寧に行っています。主な研究としては、「小児嗅覚検査の開発」と「次世代拡散テンソルイメージングを用いた匂いの地図の可視化:他覚的嗅覚検査の開発」を始め、海外も含め、他施設との共同研究にも積極的に取り組んで嗅覚診療の発展に寄与しています。
    鼻腔腫瘍・頭蓋底疾患領域
    鼻腔悪性腫瘍、頭蓋底腫瘍に対しては、頭頸部腫瘍班や脳神経外科とチームで取り組み、内視鏡で摘出出来るものは積極的に内視鏡下で低侵襲に行い、外切開が必要な場合は開頭や顔面皮膚切開によるアプローチで内視鏡も併用しながら摘出することで、より確実にそして効果的な切除を目指しております。2018年4月より2020年3月までの2年間で非常に数の少ない鼻腔癌の一つである嗅神経芽腫を31例をはじめとし、扁平上皮癌・腺癌・悪性黒色腫など内視鏡を用いて頭蓋底を切除した52例を含め計72例を執刀しております。頭蓋底を切除する手術であっても、耳鼻科と脳神経外科が合同で行うことによって低侵襲な手術を提供できることから、多くの方が1週間前後での退院が可能となります。内反性乳頭腫・眼窩内腫瘍・若年性血管繊維腫・髄膜脳瘤・骨種などの良性腫瘍症例に関しては59例行っております。
    当院で行なっている世界有数の卓越した手術件数を生かし、Superior Lateral Anterior Pedicle flap (SLAP FLAP)法、Trans-septal Access with Crossing multiple Incisions (TACMI)法、Tri-port approach法、Direct Approach to Lateral wall of Maxillary sinus(DALMA)法、Palat-inferior turbinate flap法、Endoscopic Modified Medial Maxillectomy(EMMM)法など数々の新規手術方法を開発し、鼻副鼻腔腫瘍に対して鼻の正常な機能を残したまま、より低侵襲で再発を防ぎ手術を行うことが出来るように力を入れております。
    0:00 鼻班に関して
    2:20 好酸球性副鼻腔炎について
    3:18 鼻腔腫瘍、頭蓋底腫瘍手術に関して
    4:29 アレルギー性鼻炎に関して
    5:58 嗅覚の研究について
    6:18 鼻の手術の歴史と今後の展望
  • Zábava

Komentáře • 12

  • @mimicryo-ma5679
    @mimicryo-ma5679 Před 2 lety +10

    ここの病院ではありませんが、鼻中隔弯曲症・重度副鼻腔炎・粘膜焼きの手術をしました
    鼻の通りがよくなり、アレルギーによる鼻づまりが殆どなくなりました

    • @kobypics
      @kobypics  Před 2 lety +2

      おお〜!素晴らしい!!
      おめでとうございます!!!

  • @watashiwa.youchandesu
    @watashiwa.youchandesu Před rokem +1

    私も10年以上前にこちらの、東京慈恵会医科大学で、このオペをしました。

  • @stray-guitar
    @stray-guitar Před 3 měsíci

    半年前にとある病院で副鼻腔炎の内視鏡手術を行い中鼻~上顎洞の炎症部分を切除しましたが、組織検査の結果「乳頭腫」でした。医師からは「取りきった自信がないので再発する可能性や癌化する可能性もあるが一応承知して置いてね。また鼻血が出たりしたら見せに来て」と言われ、以後放置していますが、こちらの病院で診てもらいたいと思いました。

  • @yokohama747
    @yokohama747 Před 2 lety +6

    私も鴻教授に手術して頂きました。

    • @kobypics
      @kobypics  Před 2 lety

      それは良かったです。鴻教授は相当の手術数をこなしてらっしゃいますもんね。

  • @aay8219
    @aay8219 Před rokem +1

    鼻閉があり薬でもよくならないのでポリープがあるということで手術しましたがポリープは一つもなく左鼻にカビが
    ありアレルギー性真菌性副鼻腔炎の疑いがあるということでカビを検査?しているみたいですが
    11月24日に手術をして一向に結果がでていません。アレルギー性真菌性副鼻腔炎をネットで検索しても症例が
    あまりないのですが症例があまりないのでしょうか。また術後も左側全体がいたく、頭痛・?がひどかったです。
    他の副鼻腔炎とのちがいはありますでしょうか。今別の大学病院の教授がみてくれているのですが、質問の回答がいまいちふわふわしている感じがして心配です。ご教授お願いいたします。

  • @user-qk5ik2ts5f
    @user-qk5ik2ts5f Před 2 lety +4

    おれかも

  • @misakomoko
    @misakomoko Před 2 lety +3

    来月アメリカでバルーン手術するけど説明されてなくて怖い。。。

    • @kobypics
      @kobypics  Před 2 lety +1

      無事に手術されたことを願っております。

    • @misakomoko
      @misakomoko Před 2 lety

      @@kobypics 手術しました! 鼻づまりはなくなりましたが、慢性の痰が止まらないです。

  • @kobomotube
    @kobomotube Před 3 lety +3

    ふーむ、なるほどなるほど💩