「主語を抹殺せよ」魅惑の三上文法と言語学のロマン #11

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  • čas přidán 17. 07. 2024
  • 「主語を抹殺する」画期的な文法を創始した三上章。今回は彼の日本語文法を掘り下げつつ、学会で黙殺されてきた悲しい歴史を追いかけます。
    前回の続きなので、前回を見てない方はまずこちらをどうぞ!→ • 「象は鼻が長い」の謎-日本語学者が100年戦...
    【目次】
    00:00 前回のおさらい-「主語を抹殺すべき」
    01:06 動詞と形容詞は「項」を取る
    05:33 「主語」は英語圏の感覚にすぎない。主役は実は…
    10:52 三上文法は学会で黙殺された
    14:55 黙殺された三上文法の今後は?
    21:45 エンジニア的には日本語の設計はイマイチ
    26:43 プログラミング言語は言語なのか?
    30:58 言語学のロマン-「無限に存在するフェルマーの最終定理」
    【参考文献のリンク】
    ・『「ボクハウナギダ」の文法―ダとノ』
    amzn.to/397wByb
    →「ダ曖昧論」を説いた奥津による、「ダ」と「ノ」の研究。
    ・『象は鼻が長い―日本文法入門』
    amzn.to/3184tqn
    →「主語抹殺論」の三上文法をガッツリ掴みたければ。
    ・『日本語に主語はいらない』
    amzn.to/2OZyl5J
    ・『主語を抹殺した男 - 評伝三上章』
    amzn.to/2NGbdbS
    →一介の高校数学教師でありながら、なぜ現代に語り継がれる文法理論を完成させられたのか? 上の金谷氏による、三上の評伝。
    ・『【新版】日本語の作文技術』
    amzn.to/3rleGut
    →朝日新聞記者を経てジャーナリストとなった本田勝一氏による、文章講座。今もなお新米記者をはじめとして多くの人に読まれるベストセラーだが、この本は三上の文法理論を下敷きにしている。三上の理論がいかに役に立つ実用的な本なのかよくわかる。
    ・『問題な日本語―どこがおかしい?何がおかしいと思う?』
    amzn.to/392TAuk
    →「分裂文説」を唱えた北原保雄氏によるベストセラー。「ん?分裂文説ってマジ?」と思った人も、この本は楽しく読めますのでぜひ。
    ※追記
    本動画で参考にした『日本語に主語はいらない』ですが、一部内容に問題があるようで、本動画にも誤りが含まれてしまいました。申し訳ございません。
    本件については、こちらの動画で言及しています。
    • 標準語にするべき方言"おささる"の話と、アカ...
    また、誤りについては下記の記事に丁寧にまとまっていますので、こちらをご覧ください。
    www.google.co.jp/amp/s/dlit.h...
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Komentáře • 874

  • @yurugengo
    @yurugengo  Před 3 lety +156

    【追記】
    本動画で参考にした『日本語に主語はいらない』ですが、一部内容に問題があるようで、本動画にも誤りが含まれてしまいました。申し訳ございません。
    本件については、こちらの動画で言及しています。
    czcams.com/video/9QWgnPhAh0s/video.html
    また、誤りについては下記の記事に丁寧にまとまっていますので、こちらをご覧ください。
    dlit.hatenadiary.com/entry/20071216/1197757579
    【さらに追記】
    このスレッド含め何人もの方が指摘してくださっていますが、フェルマーの最終定理はx,y,zが連続している必要はありません。

    • @cho-un
      @cho-un Před 3 lety +3

      この動画がCZcamsにオススメされたので、私は確か2021年5月辺りに1度拝見しました。しかし「この動画では冒頭に主語の定義がないよ~」「主語はやっぱり必要だよ~」などと反発して動画の途中で見るのを止めたクチです。日が経って改めてオススメされたので見たところ、私のその意見が変わることはありませんでしたが、最後まで楽しく拝見することができました。
      お詫び的な別の動画が新たに出ていて、そこで『日本語に主語はいらない』という本が紹介されており、私はその本を初めて知りました。その本のタイトルをもじって私なりに答えを出すなら『日本語に主語は居る』としたいと思います。

    • @decoponism
      @decoponism Před 3 lety +21

      動画とてもおもしろく拝見しました。
      本題にあまり関係ない点ですが、フェルマーの最終定理について言及してる箇所の間違いが気になったのでコメントさせてください。フェルマーの最終定理、正しくは「 x, y, z が連続した自然数のとき」という条件はついておらず、「3以上の自然数nについて、x, y, z をどんな自然数にとっても x^n + y^n =z^n が成り立たない」という主張です。
      ところで、数学では「定理」というのは基本的には証明がされた命題のことを指し、正しいと思われるが正しいことが証明できていない命題は「予想」と呼ばれます。フェルマーの最終定理はフェルマー自身が証明を見つけたと主張していて、今となってはそれが事実かどうか確認する術もないので、歴史的にそう呼ばれていますが、ワイルズが証明を与えるまでは誰も証明を持っていなかったので、「フェルマーの予想」と呼ばれることもあります。
      少し込み入った歴史的経緯を書くと、フェルマー自身も実質的に n = 4 の場合の証明は持っていたようです(これは記録が残っています)。n = 4の場合を除けば、n が 2 以外の素数の場合に帰着されるのですが、n = 3 の場合もn = 4の場合と近い議論で比較的簡単に証明されます(それでも中々大変ですが)。n = 5, 7 については個別の証明が発見されましたが、それ以降しばらく目立った進展がありませんでした。19世紀になって、クンマーが登場すると大発展がありました。クンマーは円分体の整数論の深い考察を行い、多くの n の場合を一気に証明しました。クンマーの証明は、n がある仮定を満たすときに フェルマーの定理が正しいことを証明したもので、具体的に n が与えられればその n がクンマーの仮定を満たすかどうかは計算でチェックできます。ただ素数は無限にあり、そのうちどれだけが仮定を満たすかはまだ分かっていません。ある数学者はおよそ 60%くらいの素数がその仮定を満たすという予想を立てています。ただ、革新的だったクンマーの新理論をもってしても、全ての n の場合の証明はできず、そこからワイルズの完全な解決に至るまでにさらに100年以上の年月と、整数論の圧倒的な発展が必要でした。
      ワイルズによって証明された現在、結果的に証明に必要だった数学の深さを考えると、ほとんどの専門家は、(仮に別の証明方法があったとしても)一人でそこまで理論を発展させることは到底出来ないだろうからフェルマー自身は証明を持っていなかったに違いない(例えば、証明に論理的なギャップがあったが、出来たと勘違いしていた)と考えています。一方、見た目のシンプルさからは想像がつかないほどフェルマーの定理が本質的に難しかったため、多くの数学者が証明に挑戦する課程で、現代数学を支える重要な発見が色々生まれました。フェルマーの最終定理の主張自体もさることながら、個人的には研究の過程で得られた実りはそれ以上のものだったと思います。

    • @cho-un
      @cho-un Před 3 lety +2

      @@decoponism
      『フェルマーの最終定理、正しくは「 x, y, z が連続した自然数のとき」という条件はついておらず』
      これは私も見た瞬間に気付きました。まあ本筋じゃないのでツッコミませんでしたけどね。
      連続した自然数という条件だと厳し過ぎて成り立たないのは自明です。
      もしこのような予想だったら証明は簡単だったでしょうね。

    • @user-rm1qk9ye5w
      @user-rm1qk9ye5w Před 9 měsíci

      枕草子の文体ってそう言うことだったんですね

  • @bar_anbar
    @bar_anbar Před 3 lety +538

    「答えが確実に合ってると分かっているのに、途中式がない証明問題が大量に残されている。解かずにいられるわけがない」
    子供の頃に出会っていたら言語学者になろうとしてたかもしれないほどワクワクする言葉でした。とても面白かったです。

    • @keiji6688
      @keiji6688 Před 3 lety +10

      1週間前のコメに失礼
      権威を求めるのでなければ今からでもなれますよ

    • @bar_anbar
      @bar_anbar Před 3 lety +48

      @@keiji6688 私はもう他にやりたいことを見つけているので、そちらで手一杯です。権威には特に興味ないですが、出会う順番が違ったらそちらの道に進んでいたかもしれませんね。

    • @keiji6688
      @keiji6688 Před 3 lety +35

      @@bar_anbar なるほど。全力でやりたいことがあるのは充実した素敵な人生ですね!私はまだこれというのが決まらないので羨ましいです。慮外ながら理想的な生き方の1つされてる方として応援してます!

    • @TL-ip3tl
      @TL-ip3tl Před 3 lety +21

      まさにロマンですね。
      こんなにカッコいい返しが出来る人になりたい(笑)

    • @user-mv6de3sc8g
      @user-mv6de3sc8g Před 3 lety +6

      dnnで表現するのが合理的、というのが現代的な考え方なんじゃないかな。
      実際に機械翻訳が実用レベルになりつつあるのは「文法」を捨てたからで、良く出される例だけど、画像の犬と猫をどう区別するか、を膨大な規則を書き連ねたコードで(仮に可能だとしても)表現しようと思わないでしょう?

  • @12060205
    @12060205 Před 3 lety +75

    堀元さんの相槌は好感がもてる
    って書き込んで送信しようとしたら象は鼻が長いと同じ構造になっていて送信するまで数分謎に考えた。

  • @user-mk8dv7oo1d
    @user-mk8dv7oo1d Před 3 lety +513

    外国人に日本語を教える時、「は」はtopic markerと教えるそうです。これを知ったとき『日本語に主語はいらない』で読んだ内容を思い出して、納得感がありました。主語を教える意義は、古文の話もありましたが英語を教えるときくらいかなと思ってます。

    • @tsicsafjapan9371
      @tsicsafjapan9371 Před 2 lety +75

      は が topic marker で、
      が は subject marker というらしいですね。

  • @ybk1940
    @ybk1940 Před 3 lety +115

    分裂文で理論をこねくり回して説明していたものが主語抹殺論で簡潔に説明できたの、天動説と地動説での惑星の動きの話に似てるなあと思ったら同じ話出てきてちょっとうれしくなった

  • @user-kj3px5zx5d
    @user-kj3px5zx5d Před 3 lety +189

    三上さんが高校の数学教師って知って、余計かっこよさがました。

  • @satotakashi1057
    @satotakashi1057 Před 3 lety +138

    学者のプライドが学問の進歩を阻害する、って事例は各学会にありそうですね。
    三上さんの学説が発表後に主流に成らずとも世に出た事で色んな人が利用する機会を得たのは幸いだ…、って思いました。

  • @user-yf4io7on6p
    @user-yf4io7on6p Před 3 lety +114

    中学国語の文法が謎すぎて先生に質問した時、「これも一説を勉強してるだけだから、他の考え方もあるんだよ」と教えていただいた意味がわかりました。
    あと、個人的には学校文法やってたおかげで英語の勉強がしやすかったです。

    • @user-bz1cs1ci9c
      @user-bz1cs1ci9c Před 3 lety +16

      それは良い先生ですね(*^^*)
      私もそんな素敵なことがサラッと言えるようになりたいです☺

    • @user-uo3cs6sy7h
      @user-uo3cs6sy7h Před 3 lety +13

      英語、教えています。経験上 言えることですが、日本語の文法が理解できている生徒は英語の習得が早いです。

    • @user-qu5te1zh2i
      @user-qu5te1zh2i Před 5 měsíci

      現代国語で文法用語を理解してなかったら、英語文法や古典文法は沼ったと思う。

    • @kgwm410
      @kgwm410 Před 3 měsíci

      たしかになあ。本好きだったので文章読解には不便を感じたことないけどその分文法の勉強を軽視してて、古文も英語も苦手でしたw

  • @user-qp6rz4mg5w
    @user-qp6rz4mg5w Před 3 lety +67

    論理的にも直感的にも三上のほうがしっくり来るのに、学校教育と英語学習の2つの刷り込みでむしろ従来の考え方のほうが直感的にしっくり来る感覚もあるの面白い。

  • @bigfish2011
    @bigfish2011 Před 3 lety +380

    「日本語はスコープが広い。プログラマ的には気に入らない。」言い得て妙ですね。日本語の曖昧さ、即ちバグの起こりやすさを見事に言い当ててるし、それ以降のお二人の会話もとても面白いです。
    お客様にメールで説明するとき、誤解が生じないような文章を書こうとすると、英文を直訳したようなへんちくりんな日本語になりがちです。
    一読して意味が通じ、解釈に余地がなく、冗長すぎない日本語を書くのは、プログラミングと同じくらい難しいです。

    • @user-pf6yr9qm1j
      @user-pf6yr9qm1j Před 3 lety +29

      ついつい一文が長くなり、助詞も増えてややこしくなりがちですよね。
      文章を書くときは頭をこねくりまわしてます。

    • @TL-ip3tl
      @TL-ip3tl Před 3 lety +21

      なるほど。"は"は、まさにプログラムでいう所のスコープですね。1度定義すればスコープ内で再定義しないですもんね。

    • @Sola.No.17
      @Sola.No.17 Před 3 lety +25

      むしろ、「は」によってスコープが決定されるから、論理的であると思いますね。動画のお二人方の会話にあった複数の「は」は、入れ子状にしているってことですから、そのスコープを超えてはいかず、次の「は」が現れるまで有効なわけです。そう考えると、日本語って物凄く論理的で構造的な言語に見えてきます。

    • @hidef1321
      @hidef1321 Před 3 lety +8

      @@Sola.No.17 私はオブジェクト指向の省略可能なthis変数を思い浮かべましたね。

    • @user-eq9sr6up4y
      @user-eq9sr6up4y Před 2 lety +6

      学生時代マジックザギャザリングをやっているときに翻訳家の方が日本語はカードゲームのテキストに向かないとこぼしていたのを思い出しました
      実際に日本産のトレーディングカードゲームである遊戯王はプレイヤー間で数々の論争を巻き起こしそのカードテキストは親しみをこめて「コンマイ語」と揶揄されています
      日本語の懐の深さ(と販売元のノウハウのなさ)の一端を感じられますね…

  • @yoshikihirao6501
    @yoshikihirao6501 Před 3 lety +51

    イタリア語が動詞が活用されるから主語が省略される…というところ、古典文学で主語が省略される理由にとても似ていると思いました。つまり、敬語表現によって主題を浮かび上がらせるために主語がいらない。このことから、日本語において主題はあっても主語はなかったということ、それから敬語表現が発達したということも、なんとなく納得できるような気がいたしました。

  • @Thekaoriana
    @Thekaoriana Před 3 lety +88

    全くの偶然から見つけたこの番組。日本語教師をしている私には、この回と「象は鼻が長い」の回がとても気持ちよく入ってきました。なので疑問詞には「が」がつく。「は」ではない。主題を聞いているのではないから。お二人の呼吸も素晴らしいです!これからも、楽しみにしています。

  • @user-zo4ye8xx6z
    @user-zo4ye8xx6z Před 3 lety +89

    「説明すればするほどわかりにくくなる」の分かり味深い。
    「より詳細な説明を」が無意識で「より特定できる情報を」になって、ニッチで伝わらない用法が口に出てきてしまうんよねw

  • @user-tq9rz6kg5i
    @user-tq9rz6kg5i Před 3 lety +22

    主語が要らないは、留学生が日本語は普段の会話ならすごく短い単語レベルで話せて便利って話していたのを思い出した
    「行った?(疑問」
    「行った(同意」
    みたいな

  • @xXKOJIRAXx
    @xXKOJIRAXx Před 3 lety +135

    言語学ガチ勢にプログラミング言語の話題を提示するのは興味深かった

  • @Sons1717
    @Sons1717 Před 3 lety +21

    日本語だと、夏に外出ていきなり「あっつ!(暑い!)」とか冬に「さむっ!(寒い!)」とか、一言でその瞬間に感じたことを叫べるけど、英語だと "It's so hot!" とちゃんと(?)一文にしないと呟くことすらできないなーってずっと思ってました。(痛っ!だけ例外的に Ouch! がある)
    三上文法の枠組みでは「暑い!」とかが日本語の形容詞文の一番単純な形なんだと思うとすごくスッキリ理解できるんですね!一方、英語だと形式上主語が必須になる、と。

  • @user-lc6dq3ku5i
    @user-lc6dq3ku5i Před 3 lety +35

    「古典を学ぶときには学校文法がいい」っていうのは、古典が漢文の影響を強く受けているからでしょうね。それこそ漢文は主語と述語がはっきりしてますし。

  • @takakomichiyama5193
    @takakomichiyama5193 Před 3 lety +29

    「言語側には持ち出さないでいただきたい、あいまいの良さもある」って言う水野さん。言語学への愛。熱い!

  • @user-hl8ru1rh1v
    @user-hl8ru1rh1v Před 3 lety +72

    僕は15年前に自然言語処理というアルゴリズムの教授に三上文法を習いました。未だに尊敬しています

  • @changnabe2606
    @changnabe2606 Před 3 lety +71

    締め括りに引き合いに出したフェルマーの最終定理で、
    数学が本来のフィールドの三上章が言語学に興味を持ち出したのがなんとなく納得できた

  • @osanna1974
    @osanna1974 Před 3 lety +13

    趣味でタイ語を勉強しているのですが、タイ語でも「象は鼻が長い」みたいな文がよく出てきます。学習書ではほとんど説明されないでスルーされるのですが、「主題の提示」という考え方をすると非常に分かりやすくなりますね。

  • @kaz370605
    @kaz370605 Před 2 lety +10

    私は、旧帝大の言語学科を1980年代に卒業してます。大学時代に、三上章式の日本語文法の講義を受けました。確か、言語学科の学生の必須科目でした。「中学・高校ででたらめな文法を教えられたわ。」と思ったのを覚えています。
     今日、この動画で三上章が高校の数学の教師だったという話を聞いて、衝撃を受けました。絶対、東大あたりの大学の偉い先生だと思い込んでましたが、でも考えてみたら、いまだに中学・高校の文法が三上式にならないのは、そうじゃないからなんだな・・・。
     それでも、ちゃんと大学で三上文法が教えられていた例もあるとお伝えしたくて、コメントしました。

  • @Velunucis
    @Velunucis Před 3 lety +16

    「日本語は主語を省略する」
    ここに主語を必要とする言語を中心に据えた考えが住みついていることに, 言われて初めて気がついた

  • @user-pq6oc7zq2i
    @user-pq6oc7zq2i Před 3 lety +72

    主語述語を勉強したときの、なんかしっくりこない感覚、英語を教わったときの、主語の何様感など、いくつもの謎が鱗が落ちるようにクリアになりました。日本語はメインが文末にあるのになぜ誰もそう言わない、と学校教育から感じていたところです。

    • @sta8974
      @sta8974 Před 3 lety +26

      ただ、その後に異言語である英語を学ぶ時の橋渡しにはなっている気がします。学生時代には文法的な理解が学習の助けになっていた覚えがあるので。
      雑学として、大人になってから「こういう考え方もあるんだよ」と知るのもまた楽しいですしね。

  • @costa-ricky
    @costa-ricky Před 2 lety +9

    元プログラマの英語教員で哲学も専攻していた社会科学者の私にとっては前回の動画と合わせて興奮の神回でした。
    英語教員は片手間なのですが、対象は日本語を母語とする学生なので、「は」をこれだけ攻略できたことで相当視界が開けました!
    英語は英語の、日本語は日本語の独立した理屈があるので、その理屈もひっくるめてその言語で考えないと理解できないのですが、その両者を繋ぐミッシングリングのひとつが「は」である、という大きな気づきを得られました。
    元PGとしては、ここでグローバル変数を持ち出されたこともかなりツボでした!
    ただしプログラミングと言語学と語学教員と哲学と…全ての分野に通してそれをぶっ刺して初めてその面白さがわかるのかな?とも思いましたが、だからこそ個人的にはいいフックになりました。
    ヒエログリフの話も「なるほど!」です。あれ、要するに「漢字仮名交じり」みたいなものなんですね?「命の鍵」の文字もルクソールの遺跡で見たことがありますのでこれまたストンと落ちました。三上学説だけでも目から鱗がボロボロ落ちたのに、本動画後半はさらなる興奮の連続でした!学生にも紹介したいと思います。

  • @suramdanku22
    @suramdanku22 Před 3 lety +58

    日本語喋れる外人の友達が
    「だれはかちましたか?」
    って言った時に「ん?」って思った気持ちが解決しました。

  • @skylovescr6130
    @skylovescr6130 Před 3 lety +63

    6:45 副詞と考えると、語順はどうでもいいというのも解決して、個人的にすごくすっきり!
    太郎が家でピザを作っている
    家でピザを太郎が作っている

    • @ChoiJeonSon
      @ChoiJeonSon Před 3 lety +7

      確かに!すごく納得した。

  • @user-dh8we8kx6d
    @user-dh8we8kx6d Před 3 lety +2

    前回の動画から続けて拝見させていただきました
    あまりの面白さに1時間があっという間に溶けてしまいました…!
    言語学って本当に面白い学問なんですね!

  • @user-qo9mp3xe4n
    @user-qo9mp3xe4n Před 3 lety +5

    ふとおすすめに出たからのぞいてみたら30分が一瞬でした
    細やかな知識と分かりやすい説明、心地の良い合いの手と質問
    脱線する内容にも知的好奇心がくすぐられます
    ほんとうに素晴らしい動画です

  • @user-vw4ib7km9v
    @user-vw4ib7km9v Před 3 lety +54

    30:42絵文字で会話する。
    世界一短い手紙のこと思い出した。
    ユゴーが『レ・ミゼラブル』の売れ行き知りたくて編集者に「?」と手紙を送り、編集者が「!」(つまり「驚くべき売れ行き」)とだけ書いて返送した。

  • @user-vf3so8dm4k
    @user-vf3so8dm4k Před 3 lety +30

    おもしろ!なんとなーく見た動画で、こんなに引き込まれるとは思わなかった!

  • @syuntokita265
    @syuntokita265 Před 3 lety +172

    ”プログラマの夫に「買い物にいって牛乳を1つ買ってきて。卵があったら6つお願い」と言ったら、夫は牛乳を6パック買ってきた。”というジョークがありますが、これはスコープの問題ということになるのでしょうか。

    • @user-te7ew3vy5x
      @user-te7ew3vy5x Před 3 lety +15

      日本語には助数詞も接続詞もあるのに、めんどくさがって使わない方も悪い。
      →買い物にいって。牛乳を1本買ってきて。それと、卵があったら(6個入/10個入パックを6個/バラ売りを探して6個)のをお願い。
       ああ、私には「卵があったら6つお願い」はどれのことだかわからないよ。

    • @christmassuy84
      @christmassuy84 Před 3 lety +13

      その例でいくとプログラマの方がスコープを広くとってるってことになりますね

    • @kenjih1408
      @kenjih1408 Před 3 lety +12

      牛乳は一つ買ってきて、○○スーパーで売ってる青いパックの1Lのにして、卵があったら・・・・
      ならばスコープの問題ですが、最初の例では牛乳のスコープは範囲は最初の一文で終わっています。
      ですからスコープの問題ではありません。
      オブジェクト・引数を省略した場合のデフォルト処理を誤ってた結果のバグです。

    • @user-mo4ph9zh3g
      @user-mo4ph9zh3g Před 3 lety +58

      牛乳をn個買う
      n=1
      if 卵がある: n=6
      みたいな考えをしたのか笑

    • @Chain_Night
      @Chain_Night Před 3 lety +26

      普通は「牛乳は1個買う。卵は6個買う(無ければ買わない)」と受け取るのを、
      プログラマ(機械)だと
      if (egg.onSale) {
      milk = 6;
      } else {
      milk = 1;
      }
      と受け取ってしまうっていう皮肉のジョークだから、スコープの話はまた別問題な気がするなぁ。
      説明は難しいけど…。
      (追記)
      ちなみにこのジョーク、原文は英語だから日本語の文法で考えるのはあまり意味が無いかと……。

  • @qeeeens
    @qeeeens Před 2 lety +10

    「なでしこ」って日本語のように書けるプログラミング言語があるのですが、それでは「AはB」といった形で「は」を使ってローカル変数を定義しますね。「なでしこ」でも主題みたいな感じがするので、面白いなぁと思いました。

  • @Pote1128
    @Pote1128 Před rokem +3

    前回と今回はいわゆる神回ですね!最後の水野さんのメッセージに、胸が熱くなりました!

  • @kuruyffturn
    @kuruyffturn Před 3 lety +35

    「は」は他と区別する係助詞って習いましたが、同じグループに「も」「こそ」がありますね。「も」は主題を追加、「こそ」はそれが一番の主題と考えれば整理されますね。

  • @komietty
    @komietty Před 3 lety +17

    主語述語が分かってると、翻訳したり翻訳文読んだりするときにフレームとしてなかなか強力なので、そういう利便性はありそう。(近代ではそういった需要が今よりあっただろうし)

  • @Chain_Night
    @Chain_Night Před 3 lety +7

    前回と併せて1時間があっという間に溶けた……
    元々この手の話は好きだったけど、どうやら自分は言語学に興味があるらしいってことにこの動画のおかげで気付けて嬉しい。
    三上文法面白いから本買って読んでみようかな。
    ちなみに、プログラミング言語は「if (Object.isEmpty)」(もしオブジェクトが空ならば)って風に
    文章として成立させるのがベストとされる世界だから、言語に近い数式って感じかもしれない。

  • @rydia1309
    @rydia1309 Před 2 lety +4

    コメント欄がこんなに面白いチャンネルも珍しい。
    いろんな人の様々な意見、考察を楽しませて貰っています。

  • @user-pj1qt6rs6l
    @user-pj1qt6rs6l Před 3 lety +2

    前回のものが何故かオススメに出てきて
    今回のを見て、面白すぎてチャンネル登録しました
    色々見てるみるのが楽しみです。

  • @SimmonsSmith
    @SimmonsSmith Před 3 lety +3

    一つ前の動画を見てた時から、「グローバル変数みたいだなー」と思ってたので、話題に出してもらって嬉しかったです!

  • @wako_mizuki
    @wako_mizuki Před 3 lety +2

    最後、思わぬ方向に話がいって面白かったー!ずっと聞いてられます!

  • @71.7mhz6
    @71.7mhz6 Před 3 lety +2

    めちゃくちゃ面白いチャンネル見つけてしまった…!やっぱりプロの話は面白いですね!

  • @user-ix3xm9bf2m
    @user-ix3xm9bf2m Před 3 lety +38

    言語学を学んだ趣味プログラマーとして、今回の話題に終始興奮しました
    ところで、日本語で記述できるプログラミング言語というのもありまして、それで書くとかなり自然言語に近いコード(即ち文章)が出来上がるので面白いですよ

  • @am-zo3ru
    @am-zo3ru Před 3 lety +16

    お二人はもちろんコメ欄も賢い人ばっかりやろう
    でもたぶん全ては理解できてないあろう高卒とかの私が聞いても面白い話と思ったからなんかすごい

  • @bkek2984
    @bkek2984 Před 3 lety +28

    日本語文から英文を作るときにいつも感じていた違和感が
    この動画のおかげで全て解決しました。
    本当にすごい。
    ありがとうございます。
    主語の「は」はSubjectにするのではなく、As to~とやったり
    According to 〇〇's opinion, とやったり、It is 〇〇 that~ とやったり
    とにかく主語として英語に訳すとニュアンスが違ってくるような違和感を感じていました。
    副詞節か何かにしてから、日本語の文にない何らかの主語を創出するというこの手間暇。

    • @japoneze6507
      @japoneze6507 Před 11 měsíci +1

      英語と日本語を高低で測ってみれば、英語が「低」で、日本語が「高」ですよね。
      どれだけ言わなくていいって言うのは、ね。
      情報が少なくても伝わる。文脈に任せる。それが日本語。
      一方、「I」とか「YOU」を、たくさん言いましょう。いちいちはっきりさせないと、すごくわかりにくい。
      「すごくわかりにくい」→何が「すごく分かりにくい」?日本語を勉強中の英語話者(初心者)なら、ピンとこないはず!
      「これは」とか「これが」などありませんので。上記の文章には。
      日本語が母語であるのなら、分かってくれたのかな。いったい何がすごく分かりにくいかを。
      それこそ私は、教えるときに、かならず助詞にくっついた形で教えていますよ。

  • @akkyinther.f.3787
    @akkyinther.f.3787 Před 2 lety +5

    誰も証明できない問題が大量に残されていて、でも、誰もが答えは合ってると言えるからこそ、研究しがいがあるという、言語学の面白さ。
    動画を見ながら終始大興奮でした!!
    面白い!!

  • @yorito4610
    @yorito4610 Před 2 lety +9

    自然言語の話をしてるときにプログラミング言語の話を持ってきたのはビックリしましたが、
    同じ1人のエンジニアとして「は」はグローバル変数、ってめちゃくちゃ的確な例えだな!と思いました!

  • @mogummy2474
    @mogummy2474 Před 2 lety +4

    7:13の「河童だ!」「河童ってあんまり言わないか…」の流れがツボです。真剣な話をしてる最中に頭の中に河童が浮かんでたのかよ!と思うと

  • @hroi2936
    @hroi2936 Před 3 lety +95

    「音の無い言語はあまり無い」(28:00)と言ってすぐに「手話とか有りますけど」と付け加えられるのが凄すぎる

    • @japoneze6507
      @japoneze6507 Před 11 měsíci +1

      「あまり」と言ってるので、必ずしも0ではないと分かってもらいたいんだけど。

  • @user-il5bo1rh1k
    @user-il5bo1rh1k Před 3 lety +1

    身近なことを深く考える機会をくれてありがとうございます。

  • @user-ep1jk7tt3u
    @user-ep1jk7tt3u Před 2 lety +3

    三上文法の話はなんとなくしっていて、うんうんすごいな〜と思って聞いていましたが、プログラミング言語のところから最後の言語学とはまで後半の話が面白すぎて最高でした。ありがとうございます。

  • @user-uo3cs6sy7h
    @user-uo3cs6sy7h Před 3 lety +73

    「動詞で主語がわかるから省略」で思い出した。「源氏物語では主語は省略されているが、どの動詞が使われているかで主語がわかる。」と高校で習ったことを。

  • @tttttele
    @tttttele Před 3 lety +8

    堀本さんは本当に良い聞き手ですね~

  • @gensho7120
    @gensho7120 Před 3 lety +7

    29:04 プログラム言語の話を聞いて、水野さんが「へぇ~」を三回言った。とっても貴重。

  • @user-zl4hg1jc4v
    @user-zl4hg1jc4v Před 2 lety +2

    こういう学問に興味持ってくれるような教育がなされてたら、学校も楽しかっただろうと思いました。面白かったです

  • @yzengame
    @yzengame Před 3 lety +4

    グローバル変数の例えは素晴らしいと思いました。
    プログラミングにおけるグローバル変数と文法(日常会話も含む)における誤解・誤謬を生みやすい日本語の主語の立ち位置の議論がオーバーラップする感じ。

  • @nonnonxx2001
    @nonnonxx2001 Před 3 lety +3

    おもしろい&かっこいい!
    アンポンタンなので、かしこい方の会話を聞いているだけで
    静かなエクスタシーを感じてしまう。
    しかし、最後の言語学の魅力を語るところは
    カッコよすぎでした。

  • @coffeelove9919
    @coffeelove9919 Před rokem +1

    コメントの情報もすごく有益な内容です!

  • @agate725
    @agate725 Před 3 lety +17

    最近日本語学系CZcamsr熱くて嬉しいんだ😊

  • @Emushi0000
    @Emushi0000 Před 3 lety +2

    コペルニクスの例えが、素晴らしいですね。
    文節で分けるのが上手くなると、他の言語習得に応用できると思っています。
    特に読解に強くなると思います。

  • @user-qt7dt4sh4u
    @user-qt7dt4sh4u Před 3 lety +5

    CZcams見てた中で一番面白かったです。

  • @user-em5fx8je2e
    @user-em5fx8je2e Před 3 lety +2

    めちゃくちゃ面白かった。

  • @TsukushiAokamo
    @TsukushiAokamo Před 3 lety +24

    三上氏の説が学会で黙殺されたという事例を見て、大陸移動説のウェゲナーや遺伝の法則のメンデルも門外漢だったが故に当初は学界に受け入れられなかったって話を思い出した。

    • @user-iq1cw4sv3y
      @user-iq1cw4sv3y Před 3 lety +1

      大昔、大陸移動説をはじめて米国の大学の授業で聞いたときにはまだ定説ではなくて、聞いてる学生たちがひいちゃってて、それなのに教授が熱くなってた。その対比がおもしろ、と思ってたらいつのまにか定説になっていた。

  • @kontubutubu5330
    @kontubutubu5330 Před 3 lety

    本多勝一さんの『日本語の作文技術』を読んで言語学に興味を持ちました。そこでCZcamsの言語学の動画を探していたところ、発見。大変面白い動画でした。動画の更新が待ち遠しいです。

  • @doahonosuke
    @doahonosuke Před 3 lety +4

    私も金谷先生の本読みました。目から鱗が落ちました。「は」は文を超えて影響を与えるスーパー助詞だということでしたね。長年の疑問が氷解してうれしかったです。

  • @yutayutayuta
    @yutayutayuta Před 3 lety +1

    いやー
    ほんとに面白いなぁ。
    ずっと聞いてたくなるくらい面白い!
    この面白さって学生の頃よくわかんないよー😰って泣きながら
    主語がーとか述語がーとかやってたからなんですよね。
    学校の勉強って
    勉学そのものの知識だったり
    考え方のトレーニングとかよく言われますけど
    こういう知的好奇心をくすぐる話の基礎知識みたいなことなんですかね。

  • @オーヌキ
    @オーヌキ Před 3 lety +2

    なんか知らんが前回とまとめて一気に見てしまった
    これは熱い

  • @motholin
    @motholin Před 3 lety +27

    研究対象をしっかり学んだ人から出ない発想ってありますよね。歴史上だと、数学者が他の分野をつまみ食いして賞を取るってのは頻繁にありますし、研究分野に対する理解とは別に、自分の中にある発想をはっきりと取り出す力みたいなのが学者として成功する要素なのかもしれない。

    • @pirononnA
      @pirononnA Před 3 lety +1

      別の学問から尺度を持ってくると違って見えてわかることがある、って感じですかね?つまり、捉え方を変えてみると新しいものが見えてくる。
      全く別の分野の数学理論が同じことの別側面であることがわかって……みたいな話を最終定理の解説動画かなにかで聞いたような気がします。

    • @motholin
      @motholin Před 3 lety

      @@pirononnA どちらかというと、頭いい人は何でもできる的な身も蓋もない意味でしたね。
      思い浮かべてたのはジョン・ナッシュっていうノーベル経済学賞とった数学者でしたが、ここまで露骨なのは軽く調べた感じあまり居なさそう。

    • @user-iq1cw4sv3y
      @user-iq1cw4sv3y Před 3 lety

      私の恩師は心理学教授だったのですが、経済学でノーベル賞もらいました。ダニエルカネマン。

  • @chi-ba4786
    @chi-ba4786 Před 2 lety

    ものすごく面白いです!は、と、が、の違いの説明に引き込まれました。三上文法、読んでみたいです。

  • @DJ-lt2yd
    @DJ-lt2yd Před 3 lety +27

    今回も楽しかったです。
    五文型のSVOOで思い出しましたが、また日本語学をやる際には「やりもらい(あげる・もらう・くれる)」に触れていただけたら嬉しいです(日本語教師時代のトラウマw)

    • @yurugengo
      @yurugengo  Před 3 lety +10

      DJフラさん、いつも見てくださってありがとうございます~!!
      「やりもらい」、日本語教師のトラウマなんですね!笑
      大変興味深いので今度雑談回で扱わせていただきます~!アップはだいぶ先になりそうですが、気長にお待ち下さい!!(堀元)

  • @330k
    @330k Před 3 lety +91

    中学校で主語述語を習った時に「これ教育内容のほうがおかしいんじゃね?」と違和感を覚えたけど、やはり同じように考えた先人がいて安心した。黙殺されたのは悲しいが。

    • @heyhehey1007
      @heyhehey1007 Před 3 lety +11

      天才じゃん

    • @konbu_pakupaku_pe
      @konbu_pakupaku_pe Před 3 lety +10

      おれが国語が苦手だったのはこのせいだったのか

    • @pirononnA
      @pirononnA Před 3 lety +10

      ほんとにこの分け方であってるのか?ってところまではなんとなくいく人多そうですよね。

    • @user-qy5gr3oo6z
      @user-qy5gr3oo6z Před 3 lety +2

      私も日本語が大好きなのですが、「国語」の授業で学んだ文法には非常に違和感がありましたので、動画を拝聴してスッキリしています。

  • @koheinishimura66
    @koheinishimura66 Před 3 lety +12

    メンデルの法則は彼が学者ではなく園芸好きの司祭だったため、学者が再発見するまでの35年間日の目を見なかった。
    三上文法が埋没したのも仕方のないことかもしれない。画期的で面白い理論なので再発見してくれる学者が登場するのを期待します。

  • @TheSimontea
    @TheSimontea Před 2 lety +1

    楽しそうに話す冒頭が良い。
    引き込まれる

  • @user-et2ms1hp4e
    @user-et2ms1hp4e Před 2 lety +5

    日本語は助詞で言葉の意味が変わるので、語順にとらわれない言語だなぁ…くらいは思っていたんですが、「一番言いたいこと」以外は全部あってもなくてもよいオプションという発想のもとに形成されていると考えると、なるほどなぁと納得しました。英語のように語順で言葉の意味が変わると、主語とか目的語とかぜんぶ必要で省略できないですもんね。

  • @志摩隆
    @志摩隆 Před 3 lety +22

    三上さんて数学者だったんですね。
    それでこんなロジカルでスッキリする文法を思いついたような気がします。
    英語は結果(目的?)が最初にきて、日本語は最後にくると言いますが、三上文法だとその最後から説明できるんで、そういう意味では英語と同じなんですね。
    以下余談
    主題はプログラム言語で言うと(実際の運用的に)メンバ変数のような気がします。
    そしてプログラム言語はコンピュータが使う言語(マシン語)を人間が見やすいように変換してるだけなので、コンピュータ同士なら会話していると言えますよー

  • @user-py7ey2tc5e
    @user-py7ey2tc5e Před 2 lety +2

    面白かったです。自然言語処理で三上文法取り入れたら、日本語特化の機械学習モデルが作れそうな気がしました。精度比較とかやってみたいです。

  • @user-nn9oe8ze4l
    @user-nn9oe8ze4l Před 3 lety +11

    はい!私はプログラマやってます。
    最初の方から日本語の仕様書が曖昧な理由はこれか!
    と興味深く見てましたが、正にそんな展開になりましたね。
    気をつけるべき点がわかりました。勉強になりました。

  • @fujiwarakota1790
    @fujiwarakota1790 Před 3 lety +8

    今、他人の作った謎な既存ソースをリファクタリングしながら聞いていて、プログラム言語との対比が気になるなと思い浮かべていただけに、突然スコープとかの話になってめちゃ嬉しい笑
    オブジェクティブな言語が生まれて、さらに例えばJavaからKotlin、JavaScriptからTypeScriptとかいう改善がされて。
    言語とコンピュータ言語の対比などをしてくれると個人的にはかなりツボ笑

  • @user-aaaaaaaaaaaaaaaa
    @user-aaaaaaaaaaaaaaaa Před 3 lety +2

    このチャンネルに行き着けて良かった。

  • @mitsu6809
    @mitsu6809 Před rokem +2

    これをみたら言語学をやらない理由がないと思わせられる内容でした。ものすごく知的好奇心を刺激されます

  • @nii0628
    @nii0628 Před 3 lety +8

    お二人のバランスが絶妙で、難しい話をとても興味深く理解できるように聞けました。
    この三上文法が広く採用されると学校教育への影響が大きすぎそうですね。
    まずは、受験が終わった後に学ぶべき知識として世に広がると良いのかもしれませんね〜

  • @jamesharden153
    @jamesharden153 Před 3 lety +16

    三上文法に則ってM1優勝ネタ解説してほしい。これができたら漫才の型を作れるんじゃないのか

    • @seriseri2978
      @seriseri2978 Před 3 lety +1

      おかんが好きな朝ごはん「は」・・で、最後まで延々と続く主題とか(笑)

  • @user-js7ze6ho5w
    @user-js7ze6ho5w Před 3 lety +7

    学説を検証すらしないというのは本当に駄目ですね
    英語(他国言語)との比較で日本語を浮き彫りにする手法はとても大切だと思いますが
    それを盲信して日本語固有の特徴を解体して当てはめるのは文化破壊と言っても過言ではないと思います
    上の文章、三上文法に当てはめると『手法』が主題になるんでしょうかね?
    普段何気なく使っている日本語の完全な説明が存在しない、というのはすごく不思議で勉強になりました

  • @user-lr6vs3td2d
    @user-lr6vs3td2d Před 3 lety +2

    しゃべってるだけの 番組は 直ぐに止める事が
    多いのですが、
    この内容の面白さで 前編に続き最後まで見て
    しまいました。
    言語学に対する 見方がかわりました。
    面白い! に。

  • @MShimo3
    @MShimo3 Před 3 lety +5

    お二人の組み合わせが色々な意味で絶妙。水野さんの納得感のある説明に加えて堀元さん(理工学部)との掛け合いのおかけで日本語文法とか大嫌いな自分(理工系老人)にも親近感マシマシで楽しいです。
    「それが何の(どのように)役に立つのか説明がないのが一番問題」の件は我が意を得たり。
    三上さんの剃刀の切れ味、数学教師と聞いて納得です。

  • @korp0620
    @korp0620 Před 3 lety +23

    5:38 主語が決まらないと動詞の活用が決まらないから
    目からうろこですわ!

    • @mandelbrotsugee
      @mandelbrotsugee Před 3 lety +5

      これは英語では三単現だけだから気付きにくい。
      イタリア語やると、よく分かるよ。

    • @user-fansu
      @user-fansu Před 3 lety

      @@mandelbrotsugee 動詞の活用から主語がわかるから主語が省略されるスペイン語もめちゃ腑に落ちます。
      イタリア語がどうかわからないですけど

    • @jmpadg2239
      @jmpadg2239 Před 3 lety

      男性が使う動詞と女性が使う単語が違う国とか主語がないと決まらないから省略されないのか、逆にその単語から主語が分かるから省略されるのかとかいろんな外国語はどうなんだろうとかも気になりますね。
      とても面白い動画に出会えてラッキー😃💕

  • @user-tv4sr7rt5d
    @user-tv4sr7rt5d Před 3 lety +2

    三上文法、しっくりきました!言語はその言語を話す人たちの精神、思想にも影響を(相互に)与えていると思うので日本人的思想の説明もできそうです。

  • @Moyashi8death
    @Moyashi8death Před 3 lety +8

    言語学という学問と、教育学という学問、現場の教育…なかなか難しいですね

  • @user-po6qh7gc8y
    @user-po6qh7gc8y Před 3 lety +11

    こんな面白いチャンネルが有ったのか。

  • @MYOB822
    @MYOB822 Před 6 měsíci +2

    ビジネス英語講師+字幕翻訳もやっている者ですが、この動画の「日本語に元々主語という概念がないんだ」という説、とても納得の行く話でした。日本語を英訳するに一番苦労するのはまず主語が見当たらず翻訳者が考えないといけないが、いまいち分からないケースが多い。主語がないとおっしゃる通り動詞の活用出来ないので文が作れない。ずっと主語は存在しているが、「省略されている」と理解していたが、これは必ずしも正しくないと分かりました。英語の生徒さんも日本語の感覚で主語なしで英文を構成しようとするケースもあり、敢えて生徒さんに「主語は何か」と尋ねても困る方々が多い。主語の意識がとても薄い。

  • @kufukk9905
    @kufukk9905 Před 2 lety +3

    めっちゃ面白かった。
    「僕はうなぎだ。」
    最初は、「は」は限定的要素かなって思ったけど、「主題定義」って聞いて超納得。
    ってことは英語にも主題定義ってあるのかな。言語学ワクワクする。

  • @superball4921
    @superball4921 Před 3 lety +2

    この動画は最高です

  • @user-he6ns3sk7x
    @user-he6ns3sk7x Před 3 lety

    本当にすごい感動しました。
    ありがとうございました。
    日本語と英語の違いを軽く触れていただいただけで、なぜ英語がこんなに難解な(納得できない)思いをしていたのか。
    「が」や「は」を複数回使うとWordに指摘されて頭を悩ませなければならないのか。
    どうして研究する人がいるのか、地動説天動説…。
    会話をする中での、意思疎通でどうしてズレが生じたりするのか…自分の言葉が変だからだろうか…?
    疑問の根本が一つ解けて消えたような気がしました。ありがとうございます。

  • @user-sz6ow2wx3k
    @user-sz6ow2wx3k Před 3 lety +5

    三上章説ものすごい納得。
    日本語教える人に評判がいいのもなんとなくわかる。
    メッセージっていう映画で言語を習得することはその文化や概念を習得することと同じ、みたいな話があったけどそれと通じるものを感じた。
    急にグローバル変数の話が出てきたの笑った。
    関数をまたいで使える変数が便利なのめちゃくちゃわかる。
    逆にグローバル変数に対応できてない言語ってものすごい制約受けながらがんばって言葉作ってるんだなって思った。

  • @JEFFSHI618
    @JEFFSHI618 Před 3 lety +1

    おもしろいです!間接受け身とかも三上文法でスッキリ説明できるような気がしてきた

  • @okayamanzo5685
    @okayamanzo5685 Před 3 lety +1

    目から鱗でした!大変面白かったです.

  • @user-gr3by6nx2c
    @user-gr3by6nx2c Před 10 měsíci +3

    『中学生だったらよかった❗️』と思った。こんなに楽しい国語の時間は無かった。日本語が70歳になって楽しい‼️と…私は思った。
    ありがとうございました❣️🌏

  • @user-bp3oh1tj4b
    @user-bp3oh1tj4b Před 3 lety +3

    学問をしている人同士の会話をわかり易く楽しく聞く事ができました。面白かったです。ありがとうございました。

  • @user-pf6yr9qm1j
    @user-pf6yr9qm1j Před 3 lety +1

    学校文法を始め、中学理科などを通して"普段何気なく使ってるものなどに意味や理由がある"ということを学びましたね。そして、それらが正しくないことも往々にあるとも。
    おかげでいろんな物事に対して「どうしてこんな反応になるんだろう?」「違うアプローチをすればどうなるだろう?」「違う解釈は出来ないだろうか?」と考えるようになりました。

  • @hashio899
    @hashio899 Před 3 lety +7

    Perl言語は言語学者のラリーウォールが作った言語なので本人による解説も英語的にこう並ばないと不自然だろ?みたいな論調で書かれていて面白かったのを思い出しました。
    ラリーウォールなら喋ろうとしたかもしれない