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単身世帯は損?年金は世帯(単身・共稼き・片働き)でどう変わる?

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  • čas přidán 22. 12. 2021
  • 今回は、単身世帯と共稼ぎ世帯と片働き世帯の3つの世帯で、払った年金保険料と受取る年金額はどう変わるのか、比較してみました。
    それぞれの年収ですが、まず単身世帯は平均年収が250万円/年だったとします。
    次に共稼ぎ世帯ですが、夫の平均年収は300万円/年で妻の平均収入は200万円/年だったとします。
    最後に片働き世帯ですが、これは、夫が会社員で妻は専業主婦という想定で、夫の平均年収は500万円/年だったとします。
    世帯としての一人当たりの年収ですが、共稼ぎ世帯は合計年収が500万円なので250万円/年になります。
    一方、片働き世帯は合計年収が500万円なので250万円/年になります。
    つまり3つの世帯いづれも一人当たりの年収は250万円ということですね。
    なお、勤務期間ですがいづれの世帯も40年間会社員として働いていたとします。
    なので生涯賃金は、単身世帯が10,000万円、共稼ぎ世帯の夫が12,000万円で妻が8,000万円、片働き世帯の夫が20,000万円になります。
    以上を踏まえて3つの世帯で払った年金保険料と受取る年金額は、どうなるのか比較してみましょう。
    まず、払った年金保険料ですがこれは平均年収x9.15%で求めることができます。
    なので、単身世帯ですと約22.9万円という金額が出てきます。
    同様に共働き世帯の夫が約27.5万円で妻が約18.3万円の合計約45.8万円、片働き世帯の夫が約45.8万円になります。
    なので1人当たりの年金保険料は、単身世帯だとこの約22,9万円そのままで、共稼ぎ世帯と片働き世帯は合計金額がどちらも約45,8万円なので世帯人数で割ると約22,9万円になります。
    つまり3つの世帯いづれも、一人当たりの年金保険料は約22.9万円と同じになるんですね。
    ですから1人当たりの収入金額が同じであれば、負担する年金保険料はすべて同じ金額になるということになります。
    では受取る年金額はどうでしょうか?
    受取る年金額ですが、会社員の場合は老齢基礎年金と老齢厚生年金の2つになります。
    まず老齢基礎年金については、いづれの世帯も勤務期間が40年間なのですべて年間で約78万円になります。
    因みにこの金額は令和3年度の老齢基礎年金の満額になります。
    次に老齢厚生年金については、おおよその額になりますが生涯賃金x0.53%で求めることができます。
    なので単身世帯の場合、生涯賃金は10,000万円なのでこれに0.53%をかけて約53万円/年という金額がでてきます。
    同様に計算すると、共働き世帯の夫が約63.6万円で妻が約42.4万円の合計約106万円、片働き世帯の夫が約106万円になります。
    そして、老齢基礎年金と老齢厚生年金の金額を合計すると、単身世帯が約131万円、共働き世帯が約262万円、片働き世帯が約262万円になり、1人当たりの年金額はすべて約131万円になります。
    つまり3つの世帯いづれも一人当たりの年金額は、約131万円/年ということで同じ額になるんですね。
    ですから1人当たりの収入金額が同じであれば受取る年金額はすべて同じ金額になるということになります。
    ということでここまでの話を簡単にまとめると、現在の年金制度は単身世帯であろうと共働き世帯であろうと片働き世帯であろうと1人当たりの金額でみると収入が同じであれば払う年金保険料と受け取る年金額はすべて同じになるように設計されている
    ということだったんですね。
    ただし共働き世帯と片働き世帯の場合、加給年金とか中高齢寡婦加算とか振替加算とか経過的寡婦加算などの加算が付く場合があるので、正確に言えば全く同じというわけではありませんが、ほぼほぼ同じ、と言えるのではないかと思います。
    ところが、それぞれの世帯が必要とする生活費を考えますと、実は単身世帯は不利なんですね。
    なぜかと言うと単身世帯の生活費は、割高になるからです。
    例えば単身世帯で必要になる生活費を仮に月10万円とすると、夫婦2人世帯で必要になる生活費は月20万円ではありません。
    統計上では月14万円という金額になっているんですね。
    これは家賃とか、光熱費とか、家具・家電の費用などは、夫婦共有で使うので倍の金額にはならないからです。
    そうなると、収入が同じであれば受け取る年金額は同じというのは、単身世帯にとってはかなり不利な話なんですね。
    実際、65歳以上の高齢者のうち、生活保護を受けている人の割合は、2人以上の世帯が約1%となっているのに、単身世帯は男性で約17%で、女性で約9%となっています。
    しかも今の日本では、生涯未婚率は右肩上がりで上昇していますよね。
    なので、今後さらに年金だけでは生活できない単身高齢者が増えていく、ということが予想されています。
    このまま放置すれば、生活保護を受ける方が増えて、国の財政がひっ迫しますし、単身世帯の当事者である本人も大変ですよね。
    ですから、もうそろそろ、今の年金制度は、時代の実態に合わせて見直す時期がきているのではないかと、個人的には思います。
    #単身世帯 #共稼ぎ夫婦 #片稼ぎ夫婦

Komentáře • 29

  • @katudiy
    @katudiy Před 2 lety +2

    明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。いつもありがとうございます。

    • @図解で学ぶお金の知識
      @図解で学ぶお金の知識  Před 2 lety +1

      明けましておめでとうございます。こちらこそ、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

    • @katudiy
      @katudiy Před 2 lety

      ありがとうございます😊😊

  • @user-zu3ez6gi2e
    @user-zu3ez6gi2e Před 2 lety +3

    先生、今年は色々な情報を、ありがとうございました✌️😍
    馬鹿な私がお陰様で、不安やらが少し安心する事が出来ました。🍀✌️🍀先生身体を大切に、良い年を迎えて下さい🙏
    ありがとうございました🙏

    • @図解で学ぶお金の知識
      @図解で学ぶお金の知識  Před 2 lety +1

      井上正子さま お久しぶりです&明けましておめでとうございます。素敵な新年をお過ごしくださいませ。

  • @HM39a
    @HM39a Před 2 lety +4

    ありがとうございました。自力で将来の設計をしないといけないと思いました。国を当てにすることは、自滅につながると気を引き締めてまいりたいと思いました。わかりやすく、今後の生き方の参考になる情報でした。

  • @GoingVictoryroad
    @GoingVictoryroad Před rokem +3

    単身世帯です。無間地獄行きですね!

  • @masahitomori8417
    @masahitomori8417 Před rokem +2

    現在単身者のわたしは長生きしようとは思わないし。金がなくなればアパートや自宅で餓死の上にさらに孤独死。年金貰っても税金で引かれアパートや自宅の固定資産税をはらいほんとにどこにも余生を楽しむ余禄がない。
    今の貯金を食いつぶした先は餓死しかないとおもう。しかしこれでいいのだ無駄に生きても年金だけで生活することは無理な話であるとすでに織り込んでいるから、話は重複するが次世代の若い世代に負担にならぬよう密かに死んでいくのが筋だと思うから。

  • @whitecool
    @whitecool Před 10 měsíci +2

    単身世帯のほうが、生活する上でコスパが悪いということですね。
    今後は、単身同士がシェアルームやシェアハウスなどのように
    同じ家に住みコスパを改善するような仕組みが必要かも知れません。
    例えば、一人で一軒家に住んでいる場合、アパートに住んでいる一人
    暮らしの人を空いている部屋に住んでもらい家賃をもらう。また、
    食事など家事は分担するなど。

    • @図解で学ぶお金の知識
      @図解で学ぶお金の知識  Před 10 měsíci

      こんにちは。単身世帯が年々増えていますので、そのような仕組みがこれから必要になってくると思います。いつもありがとうございます。

  • @sunm7070
    @sunm7070 Před 2 lety +2

    ありがとうございました。👌🙏👏👵👴

  • @kssedagi
    @kssedagi Před 2 lety +1

    「二人口は食える」というコトワザは正しかったということですね

  • @user-pv3jb7hv3k
    @user-pv3jb7hv3k Před 2 lety +6

    だよね。お一人様の老後は険しくなるばかり。国民年金だけでは、生活困難ですね。死ぬまで働けか?。コロナ禍なんだから、単身世帯にも給付金欲しい人たくさいると思います。でなきゃ、不公平だよねぇ~。おっさんの戯言でしょうか...。

  • @kitchensz9445
    @kitchensz9445 Před 2 lety +6

    片働き世帯だと配偶者控除など税金面で優遇があるのでは?

  • @user-jx7rh1pw7k
    @user-jx7rh1pw7k Před 2 lety +2

    私は住民税非課税世帯額まで下げて繰上げ支給を考えていますが、怖いのは設定額が下げられてしまう事です。年金支給額は減る一方なので簡単には下げないと思うのですが先生の予測はどうでしょうか

    • @図解で学ぶお金の知識
      @図解で学ぶお金の知識  Před 2 lety +3

      タマン太郎さま コメントありがとうございます。そうですねぇ、今後の経済の動向によっては、基準額が変わることもあるかもしれませんが、毎年のように制度の見直しがあるので、何とも言えないかも、です。

  • @tedyamazaki3405
    @tedyamazaki3405 Před 2 lety +2

    リクエストにお応えいただいたこと、感謝申し上げます!
    とても分かりやすく、スッと入ってきました。ありがとうございます!
    ずっと応援させていただきます^^

    • @図解で学ぶお金の知識
      @図解で学ぶお金の知識  Před 2 lety

      Ted Yamazakiさまのリクエストにお答えできて良かったです♪。今後もよろしくお願いします。

  • @user-wp4if7rr1g
    @user-wp4if7rr1g Před 2 lety +1

    50歳の頃に離婚をして現在63歳になり特別支給の厚生年金を貰えるようになりました。
    離婚時に年金分割50%の取り決めになりましたが、この特別支給の厚生年金も50%減額になるのでしょうか?
    元嫁は現在59歳なのでまだ年金は貰えない年齢です。
    いつも解りやすく勉強させていただき、複雑な年金制度もかなりの知識を得ました、有難うございます。

    • @図解で学ぶお金の知識
      @図解で学ぶお金の知識  Před 2 lety +1

      悟さま コメントありがとうございます。元奥様の厚生年金加入期間が1年未満の場合、特別支給の老齢厚生年金については、たとえ年金分割の対象となっていたとしても受け取れないと思います。よろしくお願いいたします。

    • @user-wp4if7rr1g
      @user-wp4if7rr1g Před 2 lety +1

      @@図解で学ぶお金の知識 様
      有り難うございました。毎回視聴を楽しみにしています🙇‍♂️

  • @RH-og7kw
    @RH-og7kw Před rokem

    極端な例ですか無年金者だった女性が結婚して3号被保険者となった場合は給付額はどうなるのでしょうか。満額ですか。それとも結婚期間をイコール納付期間とカウントして差をつけるんでしょうか。また男性側の厚生年金加入期間や報酬比例納付額の寡多の問題もありそうですね。もし影響がまったく無いなら3号被保険者こそ最高に率の良い年金受給者と言うことになります。

    • @図解で学ぶお金の知識
      @図解で学ぶお金の知識  Před rokem +1

      R Hさま 無年金だった人が結婚して3号被保険者になると、結婚している期間は国民年金保険料を納めたことになりますが、3号被保険者は60歳になるまでなので、60歳以降は自分で国民年金に加入する必要があります。また老齢基礎年金は、保険料納付済期間と保険料免除期間などを合算した受給資格期間が10年以上ある場合に受け取ることができるものなので、無保険だった人が3号被保険者になったとしても、3号被保険者である期間が10年未満の場合は老齢基礎年金を受け取ることはできません。よろしくお願いいたします。