female with ASD/ADHD - relationship issues

Sdílet
Vložit
  • čas přidán 10. 09. 2024
  • 01:32 気分が不安定
    05:14 発達障害の女性の恋愛
    12:38 自己否定、低い自己評価
    本日は「発達障害の女性と恋愛」というテーマでお話しします。
    発達障害とは何かというと、主にASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如・多動症)の2つのことです。
    LD(学習障害)というものもありますが、主にASDとADHDの2つの疾患のことを指します。
    ASDとADHDは合併していることが多いです。
    片方の病気だけというよりは、合併していることが多いので、一緒にして解説します。
    発達障害の女性は恋愛で悩むことが多いです。とても恋愛で苦しむ方が多いです。
    恋愛で苦しんでうつになった方で当院へ来ると「これって恋愛で悩んでうつになっただけじゃなくて、もしかして背景に発達障害があったんじゃないの?」ということがたくさんあります。
    色々な女性にこの動画を見てもらいたいなと思います。
    男性を含めて周りにいる人は、こういう視点から彼女らの悩みを聞いてあげると助かるのではないか、と思います。
    ■気分が不安定
    発達障害の女性の特徴でもあるのですが、気分が不安定になりやすい人が多いです。
    それはなぜかというと、ASD、自閉スペクトラム的な特徴のある人は混乱しやすいからです。
    人間関係の中ですごく混乱しやすく、今の世の中は変化が多いので、とにかく混乱しやすいです。
    自分が考えている常識が通じなくて混乱することが多かったりします。
    ADHDの衝動性の問題もあります。
    ADHDの人は不注意や衝動性、多動性があったりするのですが、衝動的にバッとなりやすい。
    パッと怒ったり、パッと悲しくなったりという気分の波や衝動的に何かをやってしまうことが多いです。
    こういう二つの要素が重なって、気分が不安定になりやすいです。
    加えて、どういう理屈で説明するのが良いかわからないのですが、女性ホルモンの影響も受けやすいです。
    感覚過敏と関係があるのかわからないですが、女性ホルモンの影響を受けやすい人が多いです。
    生理前に調子が悪くなる月経前気分不快症の合併も高く、産後うつになりやすかったりもします。
    ホルモンの影響を受けやすいので、内側の反応ですごく大きい波があります。
    大人気ない、考えがしっかりしていない、考えが甘いということではなく、単純に内部の感情の揺れ動きが元々激しいのです。
    普通の男性は波が少ないです。
    楽な波でプカプカサーフィンしている感じですが、発達障害の女性の波はすごく大きくて、これを乗りこなすには熟練のサーファーでないといけないことが周りの人からは分かりません。
    ただ泳ぎが下手、波に飲まれているだけの人と思われて誤解されていることが多いです。
    生まれつき波が大きい人と小さい人がいるということを、世間の人はあまり意識しないようです。
    僕らはわかっていますが、そういうことが多いみたいです。
    気分が不安定なので、支えるもの、他者が必要です。
    他の人としゃべって、他の人といることで自分の内側の混乱を鎮めたり解決していったりする必要があります。
    僕だって困ったら色々な人に相談します。
    気分が不安定だからなおさら他者が必要なのですが、コミュニケーションが下手なので、他者に近づけばまた傷つきます。
    傷つくからまた不安定になります。
    このジレンマがあるのが、発達障害の女性の対人関係だったりします。
    その対人関係の中で恋愛はもっと特殊な関係性になります。
    職場の人間関係なら役割がはっきりしていますが、恋愛はとても複雑な対人関係なので、すごく混乱しやすくより不安定になりやすいです。
    これが発達障害の女性の恋愛の特徴かなと思います。
    ■発達障害の女性の恋愛
    発達障害の女性の恋愛についてパッと思いついた特徴を5点挙げました。
    ・コミュニケーションが分からない
    恋愛は普通の人間関係と違います。
    あるときは恋人同士、恋人というか友情とも違い、性的な興奮を伴った人間関係です。
    相手にも性欲があり、こちらにも性欲があって、普段の人間関係では求めないことも相手に求めてしまうこともある関係性です。
    それは後々家族になるかもしれない、子どもを作るかもしれない、家族として一緒に仕事をするかもしれない、一緒に何かをするかもしれない、とにかくとても複雑な関係性です。
    ある瞬間は大人の男女でも、家へ帰ると退行して甘えきったような、子ども同士のようなコミュニケーションになったりし、その切り替えもなかなか上手く行きません。
    その結果、自分の中の恋愛衝動がぐちゃぐちゃになって抑えが効かず、ストーカーになってしまう人もいます。
    やりたくないのに不安になってどんどん電話をしたり、会いに行きたくなったり、本当はやりたくないのに詰め寄ってしまい、私のこと好き?好き?と怒るまで言ってしまう、ということがあります。
    普通の人と付き合っていくと相手から見限られたりして上手く行かないことが多いです。
    なので、同じような発達障害のパートナーを選びがちです。
    発達障害者同士だと気が合います。
    気が合うと思って選んでも、いざ結婚して子どもを産むということになると、彼は発達障害の特性が故に子育てに上手く対応できず、家の問題が大きくなり、カサンドラになったり、子どもの虐待につながることもあります。
    ・悪い人にだまされる
    発達障害の人は、どの人が優しい人か、どの人が厳しいことを言うけれども人のことを考えてくれるのか、逆に優しいことを言っているようだけれども、全然その人のことを思ってくれていない人か、という見極めが下手です。
    ここに恋愛も絡んでくるので、結果的に悪い人にだまされて、ホストに夢中になってしまうということもあったり、宗教、マルチ商法など色々な人にだまされるということがあります。
    恋愛をするつもりはなかったのに、男性から「ちょっとお酒飲みに行こうよ。飲んだ後に僕ん家で飲み直そうよ。映画観せたいから観に来ない?」と言われて、友達だと思って警戒心なく家へ行きます。
    家へ行ったら彼が変わってレイプになってしまう。
    同意したじゃないか、と言われても同意したつもりは本人にはなく、そういうことが分からずにレイプのようなことになってしまうこともあります。
    ・母親との問題
    こういうことは、お母さんから教わるということもあります。
    同年代の女性や姉妹から教わることもあるかもしれませんが、世代を超えた知識伝達がなかなかなされないということもあります。
    お母さんからは「そんなみっともないことしないでくれ」と言われて、恋愛はみっともないんだ、と誤った知識を植え付けられたり、母子密着、母と子が密着して離れられなくなり、デートへ行く機会がなかったり、逆に行くときには母親に全部見られてしまっている、全部知られてしまう、全部言わなければいけないんじゃないか、ということでぐちゃぐちゃになってしまうことがあります。
    少しずつスモール・ステップで男性やパートナーとの付き合い方を覚えたりするところが、上手く成長できなかったりすることがあります。
    母親との問題も結構大きいです。
    ・性行為が不快
    感覚過敏なので、匂い、身体が触れ合う感覚が好きではない、気持ちわるいという人がいます。
    人格としては好きだし一緒にいたいのに、彼が求める肉体的な接触に耐えられず、でも相手は求めてきて、混乱することがあります。
    やりたくないのにやらなくてはいけなくなって、何だかよく分からなくなってしまう、女性は皆我慢している、女の人は我慢するものよという変な知識で、みんなこんな嫌な思いを我慢してるんだ、結婚は大変だな、と思う女性もいます。
    僕も女性ではないのでわからないですが、本当にそう思っていて楽しいものではなく、ただ不快だけれども我慢している、こんなに我慢しなければいけないのかと言って涙をポロポロ流す人もいます。
    みんな我慢していないし、楽しんでやってますよと言うと驚きます。
    そういうことを知ると「本当にそうなんですか?」と聞かれて「そうですよ」と言うと、今までの知識がくっつくようで、「私だけだったんですね、こんなつらい思いをしてたのは。みんな我慢してると思ってたんで自分は我慢してたんですが、もう我慢しなくていいんですね」ということを言ったりします。
    ・別居婚
    なので、別居婚というものが悪いわけではありません。
    別居婚をしている人たちもいます。
    仲が悪いと思う人もいるかもしれませんが、子どもがいなくても別居していても愛し合っているカップルはいます。
    ただ一緒にいるのが合わないということがあります。
    だから結果的に別居婚になっていることもあります。
    人それぞれ色々な形があるので別にそれで良いのですが、なかなかそういう話は聞かないですよね。
    僕は精神科医なので、別居婚している発達障害のカップルは山ほど見ているので「ああ、そうですか」という感じですが、世間の人は知らないのではないかな、と思います。
    ■自己否定、低い自己評価
    発達障害の女性の特徴としては、補足で入れますが、自己否定や低い自己評価ということがあります。
    概要欄続きはこちら(字数制限のため)
    wasedamental.c...
    -----------
    女性の発達障害について解説 
    • 第二部各論 第1章11節 女性の発達障害につ...
    -----------
    『精神科医がこころの病気を解説するChとは?』
     一般の方向けに、わかりやすく、精神科診療に関するアレコレを幅広く解説しています。動画における、精神分析や哲学用語の使用法はあくまで益田独自のものであり、一般的(専門的)な定義とは異っているところもあります。僕がもっとも説明しやすいとたまたま感じる言葉を選んだだけなので、あまり学術的にとらないでいただけると嬉しいです。
                     早稲田メンタルクリニック院長 益田裕介
    『自己紹介』
    益田裕介
    防衛医大卒。陸上自衛隊、防衛医大病院、薫風会山田病院などを経て、2018年都内で開業。専門は仕事のうつ、大人の発達障害。といいつつ、「なんでも診る」ちょっと変人よりの町医者です。
    趣味は少年ジャンプとお笑い。キャンプやスキーに行きたいです。
    2020年6月5日より断酒継続中。
    【参考】
    厚労省みんなのメンタルヘルス www.mhlw.go.jp...
    カプラン 臨床精神医学テキスト第3 www.medsi.co.j...
    倫理規定について note.com/menta...
    【コメントについて】
    ・コメントは承認制です
    ・コメントは益田が目を通していますが、手が回らず、質問にはお答えできません。ご理解よろしくお願いします。
    ・(のちのち)自分や他人を傷つける可能性のあるものは承認されません
    ・他の人への返信も原則禁止です。共感的なもの、相手に役立つものは一部、許可しています。短い時間で判断しているので「どうしてこれがダメなの?」みたいなものもあると思いますが、それはこちらのミスであることも多いです。ご了承ください。
    【取材対応。テレビや雑誌、Webメディアの人へ】
    気軽にご相談して下さい。 toiawase@wasedamental.com
    方針についてはこちら  • テレビや雑誌、WEBメディアなどの取材対応に...
    【公認の切り抜き動画はこちら】
    / @ch-rf2ss
    【動画制作の裏側はこちらから】
    / @wasedamasuda

Komentáře • 355