この曲を聴いてください。Baltimore - Prince [和訳]
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- čas přidán 30. 07. 2022
- PrinceのBaltimore(ボルチモア)を和訳しました。
歌詞の意味を知るまでは陽気で爽やかな朝の歌のように感じるでしょうが、この曲は、2015年にアメリカの都市・ボルチモアで黒人青年フレディ・グレイさんが白人の警官たちに不当に暴力的に取り押さえられ、首を負傷し死亡した事件を題材に書かれています。この事件で6人の警官が殺人罪などで訴追され、地元では警察の対応に抗議する住民が暴徒化。略奪・破壊事件がいくつも起こり、知事は非常事態を宣言。兵士を動員し鎮圧を行いました。
2020年、黒人男性ジョージ・フロイドさんが同じように警官の暴行によって死亡した事件で、世界はまた、ボルチモアの時以上にBlack Lives Matter 運動に沸きました。皆さんも記憶に新しいのではないでしょうか。この時も、また同じように、それ以上に、略奪がたくさん起こりました。
皆さんはどう感じますか?「白人の警官っていつもこうなの?」「不当に亡くなってかわいそう」「こういう事件ってたくさんあったのか」「怒って略奪なんてするからまた同じことが起きるのに」「またBLMか。アジア人は無視かよ」色んな感想があると思います。
悪いことをすると人は目立ちます。誰にでも平等に接する白人警官がいるし、非暴力をつらぬいたデモをする黒人がいます。言論だけでは意味がないと考えて、必要悪と考え暴力に訴える人がいます。BLMデモに参加するアジア人、白人がいます。略奪が起きた後、街の掃除をする人がいます。この状況を悲しみ、涙を浮かべる黒人警官の写真があります。
プリンスは、”Peace is more than the absence of war (平和はただ戦争がないってだけの意味じゃない)” と歌っています。たとえ実際にはお互いを攻撃し合わなくても、「抑止力」として武器や暴力の選択肢を持ち続け、内心でお互いを疑って牽制し合うことは平和と呼べるのでしょうか? 人種で相手を判断して行動することは正義ですか?
この歌には2つの側面の音楽の力を感じます。
たくさんのリスナーを抱える大物アーティストが “let’s take all the guns away (全ての銃を捨てようよ)” と直接的に歌うのは大きな意味があります。日本人の私たちになじみの薄い銃ですが、銃を捨てることは憎悪を捨てるのと同じことです。
それから、“it’s time to hear the guitar play (ギターリフを聴く時間だ)” とあります。違う立場の人間がお互いを理解することはまだ難しくとも、音楽を味わう時間は心がひとつになります。この一言が私には一番響きました。
白人でも黒人でもない私たちに、両者の歴史を理解することは難しいでしょう。でも少なくとも理解しようとすることはできます。憎悪や暴力は私たちの身の回りにもあるんです。黒人であるプリンスがあえて爽やかな明るいメロディに仕上げたこのギターリフを、たまには聴いてみてはいかがでしょうか。
公式
• Prince - Baltimore (Of...
#Baltimore #Prince #和訳 #BlackLivesMatter
最後まで聴いて、概要欄を読んでください。今回は必読でお願いします🙇♀️
ご視聴ありがとうございます。
戦争が無いだけでは平和とは言えませんね。素晴らしい曲をありがとうございます。
Miss u Boss
プリンスはね
パパなのね。