源氏イラスト訳「桐壺21」藤壺入内

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  • čas přidán 22. 08. 2024
  • 『源氏物語』は、古文のなかでも古語・文法の丸暗記だけではなかなか読解できない難解な文学作品です。主語の把握、敬語の理解など、イラスト訳でイメージすることにより、今まで覚えてきた知識を解釈につなげていけるコンテンツをめざしています。
    今回は、藤壺の入内に至る場面です。
    〈原文〉
     母后、「あな恐ろしや。春宮の女御のいとさがなくて、桐壺の更衣の、あらはにはかなくもてなされにし例もゆゆしう」と、思しつつみて、すがすがしうも思し立たざりけるほどに、后も亡せたまひぬ。
     心細きさまにておはしますに、「ただ、わが女皇女たちの同じ列に思ひきこえむ」と、いとねむごろに聞こえさせたまふ。さぶらふ人びと、御後見たち、御兄の兵部卿の親王など、「かく心細くておはしまさむよりは、内裏住みせさせたまひて、御心も慰むべく」など思しなりて、参らせたてまつりたまへり。
     藤壺と聞こゆ。げに、御容貌ありさま、あやしきまでぞおぼえたまへる。これは、人の御際まさりて、思ひなしめでたく、人もえおとしめきこえたまはねば、うけばりて飽かぬことなし。かれは、人の許しきこえざりしに、御心ざしあやにくなりしぞかし。思し紛るとはなけれど、おのづから御心移ろひて、こよなう思し慰むやうなるも、あはれなるわざなりけり。
    なお、ブログの内容は
    桐壺180~188です。
    ameblo.jp/aiai...
    イラスト解説もありますので、あわせてご視聴くださいね♪

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