孟子素読 梁 恵 王  下  七 仁者は天を楽しみ知者は天を畏れる

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  • čas přidán 22. 08. 2024
  • [ 訳 ]
    斉の宣王が問うて言った。「隣国と交わるにおいて何か良いやり方があるだろうか」。孟子が答えて言った。「あります。ただ仁者(最高の徳が身についた者)だけが、自分の国は大国でありながら、近隣の小国にたいしても、侮ることなく礼をもって交わることができます。昔、殷の湯王が葛伯とうまく交わり、周の文王が昆夷とうまく交わったのが良い例です。また、ただ知者(仁者を目指して修練する賢い者)のみが自分の治める国が小国である場合において、礼をつくしてうまく大国と交わることができます。昔、周の文王の祖父の大王は、燻鬻(くんいく・匈奴)とうまく交わり、越王の句践は呉とうまく交わったのが良い例です。こちらが大国でありながら、小国に対しても礼をもって良く交わることができる者は、天(の意を理解して天の意に従って、行い)を楽しむ者です。反対にこちらが小国でありながらも、大国に礼をつくして、良く交わることができる者は天を畏れる者です。天を楽しむ者(仁者)は、(天に愛されているから)天下を保つことができ、天を畏れる者(知者)は、(天を畏れ力量を超えた行動をしないので)自分の治める国を保つことができます。『詩経』にも、『天の威を畏れる者は、それによって初めて良く自分の国を保つことができる』とあります」。
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    現代は、民衆こそが君主である「民主主義」の時代であります。君主(=民衆)が徳を基本にした考えからぶれていたのでは、臣下である政治家が正しい考えに基づいて政治ができるはずがありません。
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