“誰もが読書を楽しめる環境を”「読書バリアフリー」を訴える芥川賞作家・市川沙央×ホラン千秋キャスター対談「優しさや思いやりがなくても平等は成り立つべき」【SDGs】|TBS NEWS DIG
Vložit
- čas přidán 6. 11. 2023
- 「すべての人に平等な読書の機会を」と訴えている、芥川賞作家の市川沙央さんに、ホランキャスターがインタビュー。
「怒りだけで書きました」そう語る市川さんにとっての平等とは?
■芥川賞作家・市川沙央さんが小説を通して訴える「読書バリアフリー」
この日、インタビューに応じてくれた、話題の芥川賞作家・市川沙央さん(44)。
ホラン千秋キャスター
「『ハンチバック』で芥川賞を受賞されて、改めて反響はいかがですか?」
市川沙央さん
「去年まで全くただの病人だったので、これだけ急に注目されるのは、私かヌートバー選手ぐらいだと思っています」
10歳の時に筋力などが低下する筋疾患の難病「先天性ミオパチー」と診断された市川さん。人工呼吸器をつけていて、声を出すのが難しいといいます。
「ハンチバック」はそんな市川さんと同じ病気の女性が主人公の物語です。
ホラン千秋キャスター
「贈呈式のスピーチがもうぶっ刺さってしまいまして」
ホランキャスターにぶっ刺さったという市川節がこちらです。
市川沙央さん(贈呈式会見 8月)
「私がしゃべると炎上するので気をつけたいと思います。まあでも昔、ナベツネ(渡邉恒雄氏)が言ってました。『悪名は無名に勝る』」
「怒りだけで書きました。ハンチバックで復讐をするつもりでした」
ユーモアを交えながらも、「ハンチバック」では「復讐をするつもりだった」と話します。
ホラン千秋キャスター
「普段そのドロドロした『怒り』という部分は市川さんはどう抱えていた?」
市川沙央さん
「どんどん蓄積していったんだと思います。それが今回の小説で爆発したのかなと」
市川さんの「怒り」が爆発した「ハンチバック」にはこう書かれています。
「私は紙の本を憎んでいた。目が見えること、本が持てること、ページがめくれること、読書姿勢が保てること、書店へ自由に買いに行けること、―5つの健常性を満たすことを要求する読書文化のマチズモ(健常者優位主義)を憎んでいた。その特権性に気づかない『本好き』たちの無知な傲慢さを憎んでいた」
市川沙央さん(芥川賞受賞会見 7月)
「私が一番訴えたいのは、やはり『読書バリアフリー』が進んでいくこと」
市川さんが訴える「読書バリアフリー」とは、重度障害者や視覚障害者など、誰もが読書を楽しめる環境を整えるようにすること。
読書環境の整備を国や自治体の責任と定めた「読書バリアフリー法」も施行されていますが、取り組みはなかなか進んでいません。
市川沙央さん
「本を両手で支えながら読むことは、とても体に負担がかかります。(本を)管理したり、持ち運ぶことが私の身体ではとても難しいです。私にとっては電子書籍はとても福音でした」
ホラン千秋キャスター
「電子書籍化が進んでいく中で、紙の本を惜しむ声がいろんなところである」
市川沙央さん
「階段だけだとのぼれないけれども、エレベーターをつけてくれれば2階にあがることができる。でもだからと言って階段を無くせとは私は言っていないんです。大切なのは選択肢を確保して欲しいということです」
大切なのは、あらゆるニーズに対応するための「選択肢」を基本的な設備として用意することだと話します。
市川沙央さん
「大事なのは、平等。社会がフェアであるかだと思っていて、本を読みたいということは、思いやりで与えられるようなことではない。あらゆる人のニーズに対応する選択肢を用意していくことが大事」
■今使える「読書バリアフリー」の主なアイテムは?
ホラン千秋キャスター:
今回は「読書バリアフリー」を中心にお話伺ったんですが、「ハンチバック」という小説には「読書バリアフリー」を主軸に書かれているというよりかは、介助が必要な障害のある方が日々感じ得る「怒り」であったり、「不便さ」、それから「悲痛な訴え」みたいなものを様々書いている中の一つの要素ではあるわけなんですが、生活していく中で「とにかくフェアであること」ということを願っていらっしゃいまして、「フェアである」っていうのは、別にそこに優しさであったり、思いやりがあってフェアを実現するのではなくて、そもそもみんな平等なんだから、フェアっていうのを実現させるためには、そんな感情がなくても成り立つべきですよね、っていうことを様々な面で訴えていらっしゃるというところが、本当にそうであるべきだよなということを感じさせられたんですよね。
山内あゆキャスター:
つい何となく優しいっていう言葉を私達も使いがちなので、私も「はっ」とさせられました。
今回、「読書バリアフリー」について、今使える道具というのはどんなものがあるのか取材したのでお伝えします。
例えば、「デジタル書籍」は手で支える必要もありませんし、字の大きさを変えたり、いろいろな漢字に変換ができるものだということです。
それから、視覚障害のある生徒が使っているのが「拡大読書器」というものです。普通の本を置いてスキャンするんですが、彼女は黒ベースの方が読みやすいんですね。白ベースだと読みづらいので、黒ベースに変換して、字を大きくして本を読む…(newsdig.tbs.co.jp/list/articl...
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この動画を見るまで、身体に障害のある方々紙の本を読むことが困難であるということに全く気づかなかった。
読書にバリアフリーが必要だなんて思いもしなかった。自分がどれほど恵まれた人生なのか改めて知りました。
市川さん、とても魅力的な素敵な方ですね。強さと品性を感じます✨✨
どのジャンルでもそうだけど ハンディ・苦難・不条理などが原動力なっている方の発言は
説得力があるな。学校でも【夢は大きく持とう!】なんて無責任なコト言えないね。
マイノリティの不便や気持ちは気づかれにくくて、そこで何かを発信すると、その本旨とは全然関係ないところで、些末な言葉尻とられたり、その人の属性や、態度が悪いなどと批判される。
この方ならさしづめ、芥川賞受賞者の権威をかさにきてとか言われるだろうなあと思う。
でもこうやって、主張してもらえば、一緒にああそうかと考える事ができるし、こちらからも相手の間違いは指摘できる。
自分は本読むの好きだから、この楽しみが多くの人に分かってもらえたら良いなと思う。
オーディブルとかも、もっと増えるといいよね。最新の小説とかが当たり前に聞ける時代とかになるといいなぁ。
視覚障害の方向けに「質感や匂いまでこだわった触れる美術模造品」って言うのを考えて、卒業研究にしようとしたらめっちゃ教授に叩かれたの思い出した。
教授はどんな考えで叩いてきたのか、、気になるところです
賢い人。
図書館で借りてみようかな
スマホで本読めるのはマジでありがたい。電車でもどこでも読めるし寝ながら読むのは結構腕疲れるんだわ。電子書籍だと~とか言う研究結果は検証不足すぎるね。論文なんて都合のいいもんはいくらでも出てくるわ。Siniiだかなんだか使えば。
お、美人やんけ!
紙に印字された活字を目で拾って、何度も読み返すことがあります。感動した文章、そして自分に言い聞かせる言葉、誰も教えてくれなかった世界が広がることもあります。紙の上の文字だからこそ、心の言葉になります。
バリアフリーって予防に思います。
思いやりや施しじゃなくて全員が平等で当たり前って考え方は不自然で傲慢だと思うけどそういう人が書く小説は面白いだろうな
清く正しく謙虚で優しい人の書いた小説とか読んでもしゃあないもんな
明日も生きたいと
不安、怒りの感情は緊張感をもたしてくれるから大切ですね
電子書籍は、楽な姿勢とか匂い質感無しの単調作業に感じました
シナプス?を最大限刺激できればいいんだけど…
世の中。需要と供給が軸
マイノリティは少数派なわけで、需要は少ないとなれば供給も少ない。
人間社会は利権が絡むから国がお金を使うというのは物凄い儲けのチャンスになる=で偏ってしまうリスクがある。
需要が少ないものは単価が高くなる。
それも課題で投資費用がかかる。😊
読書バリアフリーに必要なコストはどこから出てくるんだろう。電子書籍くらいならいくらでも出来るだろうが。
実に興味深い考え方だ。
こういう言い方は良くないのかもしれないが、世間一般に言われる「障害者」の方が、往々にして天才的な頭脳を発揮することがある。
また、それらの方が読書の機会を得ることにより、社会はより少数の意見を尊重した社会システムを構築できるようになるでしょう。
これでまた、世界の可能性が広がりますね。
Sakit apa ? Kasihan lihatnya
ホランが出てくる意味や必要性はわからんけど苦笑
知能が足りてなくて本が読めないFラン大生を助けたい、みたいな話かと思ったら違った
それは俺が解決する
@@mars2979よくわからんけど頼もしくて草
何故ヌードバー??
障害者の逆差別って、知ってる?
市川さんの主張はあり得ない。
優しさが基盤にないと公平は
成り立たないよ。
紙だから、手に取れるから価値のある本のことも忘れないでね…
分かりやすい階段とエレベーターの例えで答えてあげてるよ
もっと本読んで読解力つけようね😊
本より漫画を読んだ方が面白いです。漫画を読みましょう!
政府は、LGBTがどうだとかはどうでも良いからバリアフリーに全振りしていってくれ。いやマジで。
ポリコレ受賞
怒ること自体傲慢
怒ることは傲慢?
理不尽なことに怒ることは傲慢?
『固定概念に目眩ましされず理不尽に気づき、怒れる人』は、賢人ですよ。
@@riona8 だがそういう人たちでさえ自分のことは棚に上げ他方に理不尽を強いている。なと、だから怒るって傲慢だなって思った。
怒りも身体表現の一つ。キャッチーな言葉を敢えて使ったのか。
@@user-ws1uh7kt6rそれなら怒ること自体は傲慢じゃないでしょ。
ヌートバー呼び捨てすんじゃねーよ