【海保】命を背負って潜り、命を救うため、ヘリから降下。「過酷な訓練」は関空の海を守るため!新人・「海猿」に密着!

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  • čas přidán 22. 08. 2024
  • 水中のさまざまな障害物を潜り抜け、現れたのは…
    「海上保安庁です。助けにきましたよ」
    海難救助のエキスパート、海上保安庁が有するスーパーヒーロー、通称“海猿”だ。
    さらにその中から選ばれし0.6%の精鋭たちが大阪の海に存在する。0.6%の壁を乗り越えようとするのは…「いいね!いいよ!いいよ」
    この男。
    【森口さん】
    「(100点満点中)4点。まだまだ基本的なこともできてなかったり…」
    「つらいからと言って、もう折れてしまうようでは、いままさに助けを求めてる方々を救うのははるかに難しいことだと思うので」
    自分も人命救助もあきらめない。さらなる高みを目指す男の姿を追った。
    大阪・関西の空の玄関口「関西国際空港」。その隣にあるのが、海上保安庁・関西空港保安航空基地だ。およそ80人の職員が所属するこの基地。航空機で空からも海の安全を見守っている。管轄エリアは和歌山から大阪湾、高知までの海。このエリアの基地は全部で19。その中でもここは特別な拠点だ。
    「敬礼ッ!」
    その理由が鮮やかなオレンジ色を身にまとう彼らだ。何者なのかというと…
    「ドボン!」
    水中から助けを求める人を救い出す「海猿」。その「海猿」からさらに選抜された「機動救難士」だ。彼らはヘリからもロープ一本で海難救助に向かう。いわば“空飛ぶ海猿”。
    全国の海上保安官のうち90人、たった0.6%しかいない。関空基地には9人の機動救難士がいる。オレンジ色の服の男たちの中で、一人だけ紺色の服が…
    彼がことし春、この基地にやってきた新人機動救難士、森口允太さん 28歳。機動救難士には潜水士の資格が必要不可欠。森口は、潜水士としては4年のキャリアを持つ。
    【森口さん】
    この日の訓練は、沈没船からの救助を想定。水中に仕掛けられた、たて幅およそ50センチのラック。身長167センチの森口、難なくすり抜けていく。つぎに現れたのは網。体にまとわりつく網をスムーズに振りほどいていく。
    【森口さん】「海上保安庁です。助けにきましたよ。大丈夫ですか?」
    そして、救助に成功
    【森口さん】「取材来ると思ってがんばっちゃいました!」
    料理も得意な森口。海にも近い神戸市西区出身。
    【森口さん】
    「東日本大震災の映像を見て、海上保安官が活躍する映像もあって、それに感銘を受けて自分もこういう仕事がしたいと思ったのがきっかけ」
    この日。少し緊張しながら、イメージトレーニングに没頭する森口が。やってきたのは、大阪湾に面する防波堤。これから、行われるのは…
    ヘリを使った訓練。きょうは空からケガをした釣り人の救助する想定だ。ヘリから常に台風並みの強風が吹きあれる…5階建てビルとほぼ同じ高さから先輩隊員が降下。手元に注目してみると、自分でロープを調節。落下地点の安全を確認しながら、地面に到達。
    すかさず救助者を抱きかかえ、ふたたびヘリへ。かかった救助時間はわずか5分ほど。
    つぎは森口の番…だが、先輩たちと様子が違う。速度はゆっくり、慎重に下りていく。
    機動救難士として見習いの森口。ヘリからは先輩たちのような自力の降下は危険なため、まだ許されてない。そして救助者の元へ。少し手間取っているようだ。なんとか上空へ。しかし…
    隊長からは厳しい指摘が。機材の使い方などの注意を受けた。
    ―きょうの訓練は100点満点中、何点?
    【森口さん】「4点」
    「なかなか難しいところが自分の中では大きくあります」
    関空基地に所属する精鋭・機動救難士。彼らのボスとは一体、どんな人物なのだろうか。
    「非常にかっこいいところはあるが、気さく」
    「言っていいかわからないけど、かわいいんですよ」
    そう職員から評されるボスは飛行機に乗ってやってきた。
    【中林基地長】「お疲れさまです」
    この女性こそ、ことし4月に海上保安庁初の女性基地長に就任した中林(なかばやし)久子(ひさこ)基地長。1991年の海上保安庁入庁以来、さまざまな女性初の役職を歴任。
    ちなみに、こちらの飛行機で行ってきた先を聞いてみると…
    【中林基地長】「あっ…お答えは…できませんので。すいません」
    「海の警察」とも言われる海上保安庁。密漁や不審船の取り締まり、海の治安維持も行っていることもあってか、機密事項も…。
    大阪育ちの中林さん。基地の目標を聞いてみた。
    【中林基地長】「基地の人間もみなさんのところに前向きな気持ちでいけるように、日々楽しく仕事ができるように、そんな基地にしていきたいです」
    ヘリの訓練は「4点」と評価した新人機動救難士・森口については…
    【中林基地長】「むしろ96点も伸びしろがあるんですから。それは彼自身も楽しみなんじゃないですか?」
    そんな森口には、さらに越えなくてはいけない壁があった。
    「いける!いける!いける!よっしゃ~!」
    救助を想定し、素早く陸へ上がり、海に飛び込む訓練。10分間で8往復がノルマ。
    森口、まだこのノルマを達成できていない。
    【森口さん】「よっしゃ…」
    「僕もいけそうな気がします!」 気合は十分。
    【森口さん】 「森口、準備よ~し!(ドボン)」
    滑り出しは順調。そして、一本目。登り切った!すかさず二本目へ!腕に力を込め…
    体を押し上げる!が…落下。再度チャレンジするも…
    【森口さん】 「あ~!!!!」
    二回目からがなかなか上がれない。ボンベなど20キロ以上の装備が体を海に引きずり込む。
    【赤松さん】「ファイト~!」
    【先輩ら】「はい!いけ!」 「決めよう。しっかり上がろう」
    【先輩ら】「よしよし…よ~し!!!!」
    何度も何度も何度も海面にたたきつけられながら、這い上がった。その後、30分近くかけてこの過酷な訓練を終えた。
    【森口さん】
    「泳ぎ切ることはなんとかできたが、ペースは落ちていた。そこは悔しい」
    【先輩・喜多さん】
    「コツというか自分なりの上がり方っていうのも、これだけが全部じゃないが、筋力だけじゃないというのが身に染みて感じている」
     船からは、この人も訓練の様子を見守っていた。
    【中林基地長】
    「お疲れさまです~。頑張って撮ってあげてくださいね」
    森口が一人前の機動救難士になるには、先輩らに認められる必要がある。そのためにはさらに厳しい訓練をこなさなくてはいけない。
    取材の最後にこんなことを聞いてみた。
    ―やめたいと思う瞬間とかあったりされないんですか?
    【森口さん】「ないです。なにかあった時に救助を待っている人のためにできることをしたいと思うので、その気持ちになることはない」
    どんな状況でも自分も人命救助も決してあきらめない。誇りあるオレンジ色を目指し、彼の訓練の日々は続く。
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Komentáře • 8

  • @user-em5ds3gt9z
    @user-em5ds3gt9z Před 21 dnem +1

    大好きです海猿🎉🎉

  • @user-em5ds3gt9z
    @user-em5ds3gt9z Před 19 dny +1

    がんばれ❤海猿

  • @user-cb1kh7dd9m
    @user-cb1kh7dd9m Před 2 měsíci +4

    森口さん!オレンジ色の制服目指してファイトです。
    こういう仕事をしている人がいること忘れがちですね。

  • @Yusuke802
    @Yusuke802 Před 2 měsíci +2

    又吉さん、隊長になられたのですね。
    おめでとうございます。

    • @TAKEDASU10
      @TAKEDASU10 Před 2 měsíci +1

      トッキューにいた人ですよね!

    • @Yusuke802
      @Yusuke802 Před 2 měsíci

      ​@@TAKEDASU10
      潜水研修の時のテレビ密着から存じ上げています。

  • @sehase7318
    @sehase7318 Před 2 měsíci

    赤松さん久しぶりに見た

  • @welkametaiyakiryusei
    @welkametaiyakiryusei Před 2 měsíci

    すげぇ