プラークコントロールは細菌を除去することではありません。
Vložit
- čas přidán 3. 08. 2021
- プラークというのは歯の表面や歯周ポケットにべったりとくっついている細菌の固まりで、歯周病やむし歯の原因であると考えられています。
これらのプラークがむし歯や歯周病を引き起こさないようにすることを「プラークコントロール」と言います。
従来、プラークコントロールは歯の表面についた細菌の塊を除去することだと考えられていましたが、除去と言っても消毒や滅菌、殺菌という意味合いとは少し異なっています。
なぜなら、プラークを構成している細菌群は、コレラやペストなどの病原菌とは違う種類の細菌軍だからです。
私たちの身体の中には生体と共存している微生物がたくさんいます。それらの微生物のことをマイクロバイオータと呼びます。そして、そのマイクロバイオータと生体がおりなす生命活動をマイクロバイオームと言います。
歯周病やむし歯の原因となる細菌のかたまりであるプラークもこのマイクロバイオータの一員です。
マイクロバイオームの研究が進むにつれ、プラークに対する考え方を多少変更する必要が出てきています。
歯周病やむし歯の原因となるプラークは除去するのではなく、上手に管理するべき存在と考えた方が良さそうです。
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免疫力をアップさせたいと勉強してきました。歯科の先生の動画がこんなにわかりやすいとは❗️
ありがとうございます🌟
コメント有難うございます。
そう仰っていただけると嬉しいです。
非常に深くて面白かったです。大腸に生息する悪玉菌にもいいところがあるとおっしゃっている専門家の方もいらっしゃるので、この考え方は口内だけにとどまらないのでしょう。ちなみに私も皮膚に善玉菌と悪玉菌がおり、石鹸・シャンプー・リンスといった主にアルカリ性の薬剤で洗い流してしまうとアルカリ性を好む悪玉菌が増殖するといった情報をネットで見つけました。試しに石鹸・シャンプー・リンスを使わず、お湯だけで洗い流す方法で頭から身体までを洗浄したところ、今まで頭皮から発していた臭いがなくなりました。石鹸・シャンプー・リンスを使っていた時は、翌日の夕方くらいには必ず頭皮から臭いが発していたのに。菌を除去するという考えではなく、共存するという考え方がより適切なのだと個人的に思った瞬間でした。
コメント有難うございます。
おっしゃる通り、生体は細菌群と共存していると考えた方が良いと思います。
さらに、常在菌は私の生命活動を担っているという考え方もあります。
「抗生物質治療は危険」
czcams.com/video/vfrZMl1QRDw/video.html
という動画ではそのことをお話ししています。
よろしければ、ご覧になってください。
元々我々の体の中にいるものが悪いわけないんだ。。やはり全ては均衡ですね。とても納得がいきました。どんな効果音を使ったりエフェクトで騒々しい動画よりスッと入ってきます。これからも応援しています。
コメント有難うございます。
地味な動画を見ていただきまして、有難うございます。
これからもよろしくお願いします。
目からうろこです。人間は微生物との共存関係にあることを改めて教えていただきました。
徹底除菌・殺菌が生体維持の基本とずーと思っていましたが、バランスというか付き合い方が大事と
ありがとうございます。
コメント有難うございます。
無菌マウスと通常のマウスの歯槽骨の成長を比較した研究では、常在菌のいる通常マウスの方が歯槽骨の形成が良好だったいいます。
あらゆる点で常在細菌群(マイクロバイオータ)は健康にとって無くてはならない存在のようです。
プラークコントロールは細菌の除去ではなく、細菌を管理するということです。
歯みがき剤やマウスリンスは口の健康のためには「百害あって一利なし」だと考えています。
勉強になります。すべてはコモンセンスですよね。殺虫剤や殺菌作用のある体につけるものなどは、害のほうが大きいのと同じですね。日本人は自然と共存する民族ですので、この考えはしっくりします。ありがとうございます。
コメント有難うございます。
仰る通りです。コントロールであり、殺菌や滅菌ではないということです。
ここが分かれば、抗菌剤の利用や怪しげな消毒の含嗽剤が間違っていることが良く分かります。
糖類がそれらの菌のバランスを一気に壊すことだけは確実ですね。
勉強になります。
コメント有難うございます。
最近のものはあまり調べていないのですが、ショ糖とむし歯の関係の研究はあまり進歩していないように思います。
歯周病とショ糖についても、あまり文献は無いのではないかと思います。
お忙しい中で動画を出していただき、ありがとうございます。お手数でなければ、2つ質問をさせてください。
・虫歯菌であるミュータンス菌も生体にとって必要な常在菌の一つとお考えでしょうか。
・いわゆる「感染の窓」といわれる時期などに「親と子で食器を共有しない」などの「虫歯菌を子どもに移さない」という行為については賛成でしょうか。
ご質問有難うございます。
「生体にとって必要かどうかは分かりませんが」常在菌である可能性は高いと思います。
賛成しません。
歯周病菌の感染については、「歯周病菌」、「歯周病は感染しない」、「歯周病、キスでうつらない」などの動画でお話ししました。
また、「感染の窓」については「歯周病の新常識」という拙著で触れています。
当時イギリス人をぎゃふんといわせた南方熊楠を彷彿とさせるマイクロバイオータの話しを覚えてくださる先生がいらして感激しました。
コメント有難うございます。
熊楠さんがでてきてとても嬉しいです。
南方曼荼羅を理解したくて現在四苦八苦しています。
プラーク→虫歯。
に疑問を抱いていました。
マイクロバイオータという概念に出会えて、ガッテンガッテン!です。
口内炎に時折苦しみますが、口内炎もマイクロバイオータの健康が関係しているように思います。
勉強になります。
コメント有難うございます。
歯科領域の考え方では、プラークとむし歯、プラークと歯周炎は密接な関係があると考えられています。
マイクロバイオータ(常在菌群)が人と共生しているという考え方もかなり昔からありました。
しかし、どちらのことも、まだまだ分かっていないことがたくさんあるようです。
私は看護師ですが、ピロリ菌も除菌しない方が良いって論文を読んだことがあります。しかし、私は除菌した後に読んだので詳しくは覚えていないのですが😅これと似た感じでしょうか?
ご質問有難うございます。
おっしゃる通り、マイクロバイオームをかく乱すると、現代人特有の病気になりやすくなってしまうという考え方です。
ピロリ菌の除去は胃食道逆流症、バレット食道、食道腺がんなどを招きやすくなる、という報告があるようです。
質問です、歯周病菌、強力殺菌と言われる商品をあれこれ沢山使うとかえって口腔内菌のバランスが崩れて歯周病が悪化することですか?
ご質問有難うございます。
歯周病は口腔内細菌のバランスが崩れて発症するということではないので、歯周病がかえって悪化するということは無いと思います。
歯周病治療における「殺菌」あるいは「消毒」という発想は的を射ていないのではないかということを申し上げたいと思います。