【声優の朗読】その道を極めた者の目には・・・~山川方夫・作『博士の目』【小説】

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  • čas přidán 21. 08. 2024
  • 「博士は、そして突然、焦点のない煙ったような眼眸の顔になった。」
    青空文庫より『博士の目』(山川方夫)を朗読しました。
    怪しい気配と明快なオチのショートショートを多く書いた山川方夫ですが、この作品では少し趣が異なります。
    最大の特徴は、ここで描かれる博士の秘密めいたものが全て主人公の空想でしかないところでしょうか。
    ただ空想とはいっても実際にそうなっていそうな雰囲気はあるのですが。
    真実はどうなのか、読んだ読者も空想せずにはいられません。
    #朗読 #小説 #山川方夫
    音楽:
    www.bensound.com/
    dova-s.jp/

Komentáře • 4

  • @asamikasagi6368
    @asamikasagi6368 Před rokem +1

    動物との境界が曖昧に感じる怖さ、H・G・ウェルズのモロー博士の島を思い起こしました。
    博士が「ご紹介しましょう」と来た時にはゾワッとしましたが、穏やかに誰を傷つけることなく研究生活を送っている博士は、そんなに怖い人物ではないのかな?と感じました。
    真相は分かりませんが、余白が面白い作品でした。

    • @YO_MURAKAMI
      @YO_MURAKAMI  Před rokem

      ご視聴ありがとうございます。
      そうですね、余白の考察次第でどちらにも感じられる、不思議な印象のお話でした。

  • @mamafook8407
    @mamafook8407 Před rokem +1

    関係はあっても、絆が無い鳥の世界。問題行動を起こすものには、容赦なく疎外する鳥たち。ちょっと人間的だと思いましたね。
    同じ様に群れをなして行動する野生動物には、絆はあると思いますけど……。この動物心理学者の博士には、人間も動物の一種なんですね。さみしい事だと思いました。どうして、ヨウさんは、この小説を選んだのでしょうか?

    • @YO_MURAKAMI
      @YO_MURAKAMI  Před rokem

      ご視聴ありがとうございます。
      山川方夫は社会に生きる人間の問題をうまく取り扱いますね。
      今回は結局博士がどうだったのか気になっております笑
      それによりファンタジーにも、ややホラーテイストにもなりますね。