孟子素読 梁 恵 王  下  十四 皆が破却を勧める建物でも歴史的意義を知って判断する

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  • čas přidán 22. 08. 2024
  • [ 訳 ]
    斉国の宣王が続けて問うて言った。「人は皆、『現在において役に立たない明堂を壊せ』とすすめるが、先生はこれを壊した方が良いと思うか、壊さない方が良いと思うか、どちらと考えられようか」。孟子は答えて言った。「そもそも、明堂と言う者は、天下を統べる王が諸侯を集めて政治を行うためのお堂です。王様が、もし天下を統べる王の政治を行おうと望んで、それを目指しておられるのなら、明堂を壊すべきではありません」。
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    現代は、民衆こそが君主である「民主主義」の時代であります。君主(=民衆)が徳を基本にした考えからぶれていたのでは、臣下である政治家が正しい考えに基づいて政治ができるはずがありません。
    #孟子 #素読 #自己啓発 #四書五経 #道徳 #孟子 #梁 恵 王  下

Komentáře • 2

  • @user-ih5ci3fq3l
    @user-ih5ci3fq3l Před měsícem +1

    古い物を用無しとみなす風潮が古代からあったとは。考えさせられます。

    • @rerises
      @rerises  Před měsícem +1

      全くですね。古代、現代と言っても人間はさほど変わっていないものなのかもしれませんね。
      特に一見えらくしたいる「役人」や国を動かしているかのような「議員」なんて人の中にも多いのもやはり変わっていないような気がします。
      この内容のように王(現在であれば主権者である個々の国民)は、大臣や議員、役人が古いものだから
      無用だとして壊したり、廃止したりすることを鵜呑みにしてはいけないということです。
      そういう話が出た場合、その成り立ちを知り、現在までなぜそれがあるのかをよくよく考えて王として判断しなければならないのでしょうね。
      例えば最近の神宮外苑の再開発に伴う樹木の伐採などがこれに当たるのかもしれません。
      確かに安全面や再開発のためには伐採や場所を変えての移植なども一つの方向性だと思いますが、安全面や再開発によるメリットに加え、成り立ちや、それに関わってきた人の思い、公園の木立の意味、再生にかかる時間など王である個々の国民がしっかり理解して決める問題なのでしょうね。
      外部から大きな声が上がったら方針転換のようではいけませんね。
      話はそれましたが、やはり昔も今も変わりませんね。古きをたずね新しきを知ること大切ですね。
      古きをたずねて知れば「想定外」は限りなく少ないですね。