兄弟を助けたくなる条件とは?利他行動を定式化した「ハミルトン則」【血縁淘汰2】#64
Vložit
- čas přidán 23. 07. 2024
- 血縁淘汰シリーズ第2回です。血縁淘汰を理解するための「包括適応度」や「ハミルトン則」について話します。
続き⇨ • 七面鳥のメスは、ふたりから同時に口説かれて困...
前回⇨ • 叫んで死ぬorひっそり死ぬ、どっちの方が遺伝...
【目次】
00:00 よしのぶは反省を活かせるのか
02:11 ようやく出てきた血縁淘汰の「け」
09:35 よしのぶネズミは0.5匹の子どもを産む
16:07 『犬神家の一族』を血縁淘汰で考える
20:33 血縁淘汰と包括適応度の関係
26:02 血縁淘汰はやっぱり難しい
【話に出た生き物】
・ヨシノブネズミ
【Lab BRAINSさんのよしのぶ執筆記事】
lab-brains.as-1.co.jp/tag/yur...
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横浜国立大学経営学部卒。 普段はIT企業にて企画職。 子どもの頃に憧れた、生き物にやたら詳しい大人になるため勉強中。
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東京学芸大学教育学部哲学分野卒。企業に勤めながら本を積んでは読み漁る日々を暮らす。学部時代に社会学から哲学へ転向。美学にも傾倒。日本哲学会員。
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#ゆる生態学ラジオ #血縁淘汰 #包括適応度 #ハミルトン則 #ヨシノブネズミ
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トキヒロさんの茶々入れにアワアワするよしのぶが堪らなく好きなんですよ
よしのぶネズミは遺伝子をシェアしたい
って爆発的にキモいですね(褒めてる)
なかなか出ないよ…すごいワードセンスだよ…
サムネの頭頂部足りてないのがツボ
鼠神家の掟で鼠髪毛をシェアしなければならず、兄弟の頭皮を支援したのでしょう
サムネのよしのぶさんの笑顔で飛んでまいりました😂天才か😂
イケメンなのに切り取ると面白くなるの才能ですね😂😂😂
サムネかわいくて観にきました
前回の動画も今回の動画もそれなりに理解して楽しめたと思っているのですが、よしのぶさんの漠然とした不安をぶつけられると私が理解できたと思っているのが勘違いなのかと不安になる
本編とは全く関係ありませんが、ちなみに言わせていただくと、『八ツ墓村』で頭に着けてるのは、ろうそくではなく懐中電灯です。
野暮なツッコミ、失礼しました。
血縁者に同性愛者がいると他個体が子沢山になりがち、みたいなやつ
血縁淘汰を最大限拡大していけば「種の保存」になりそう。逆向きに働く血縁淘汰と自然淘汰の関係式とかあるんだろうな。
面白いです
サムネにマンアフターマンを感じる。
なるほど893の兄弟の契りって包括適用度と関係が有ったんですね(^^)d。
進化の話が難しく感じるのは、単位がずれてるせいだと思う。
進化は集団に起こる(進化とは集団内の遺伝子頻度が変化すること)。
突然変異はとある個体の遺伝子に起こる。
実際起こっている事象は個体に発現した形質でしか見られない。
けどどんなに個体が頑張っても残る長さのスケールは遺伝子に勝てない。
受け継がれるのは遺伝子だし、個体ではない。
この集団と個体と遺伝子をバラバラの概念として一緒に考えて整理しなければ行けないのが、進化論の難しさだと思う。
今回の包括適応度も遺伝子をより残せるかどうかの尺度だけでは本来進化の説明はできない。
その形質が集団内の他の形質と比べてより包括適応度が高いかどうかが重要になる。
ある形質が包括適応度が高くなるという計算になったとして、別にもっと包括適応度が高い形質が存在したら打ち負かされてしまう。
その遺伝子を持っていたら集団内で有利かどうかを、持っている個体と持っていない個体という個体を想像しながら、考えるのは個体の有利でなく、後世に遺伝子が残るかという3つがごちゃまぜなものを考えなくてはならない。
こんがらがるのはこのせいだと思う。
なるほど。これまでのをまとめると
ダーウィン時代の自然選択によると、集団内で、「利他行動を誰にでも行う個体」より「利己行動を行う個体」の方が適応度が高くなるので、世代を経ると利己行動を行う個体ばかりの集団になることが予測される。
しかし、実際の自然界には利他行動が観察される。
よって特定の条件下では利他行動が有利になる仕組みが存在すると考えるしかない。
利他行動が有利になる条件の1つとしては、利他行動を「利己行動を行う個体」には行わず「利他行動を行ってくれる個体」に積極的に行う時が考えられる。
自分が利他的個体である時、どうやったら相手が利他的遺伝子を持っているかどうかを見極められるのか。
→その一つが血縁者。自分の利他行動遺伝子は祖先由来なので、祖先や子孫、それらから生まれた個体は利他行動遺伝子を持ってるだろう。
利他行動遺伝子を持ってる確率の高さは血縁度で表すことができる。
血縁度の高い血縁者に積極的に利他行動を行えば、利他行動が現在存在しているのが説明できるということか。
エイフェックス・ツインのグッズみたいなサムネ
サムネ、似合い過ぎ!!
\(^-^)/
血縁度の説明なんですけど
n親等に対して1/2^(n-1)の血縁度っていう認識であってますか?
ほとんどそうなんですが、いくつか異なります。
まず兄弟ですが、両親から1/4づつ受け継ぐので、二親等なのに1/2になります。
片親が違うなら親等の計算と同じになります。
また親等の計算では兄弟の配偶者と配偶者の兄弟は二親等になりますが(姻族)、血縁度は0です。
犬神家の例は自分で使えば100%の価値となるものを、兄弟に渡して50%の価値になるのを良しとしないという意味で適応的に思います。
貨幣という高度に文化的な存在についてと、生存に必須な物以上を欲する人間の思いについての考察が必要となるのは言うまでもありませんが。
波平さんと海平さんは双子だから一卵性ならカツオと血縁度は1/2になるんでしょうか?
あの二人ずげえ似てるし恐らく一卵性だろうなあ
だから多分、波平と海平はお互いの血縁度は1ですね
勿論、カツオと海平も1/2
血縁度は期待値だから、前提が加えられればそれを加味するのです、その方が正確に予想できるから
実際兄弟の間でも存在する、顔が似てる似てない、背の高低、体重の多少、髪質や血液型、同じであればあるほど期待値より高いだろうと予想できますね
@@金鬼_kaneki分かりやすい解説ありがとうございました。
多分一卵性ですよね。
サムネwwwwwww
血縁度の話を聞くたびに、自分の親戚の子どもたちと自分の血縁度を考えてみるんですが、
姪っ子1号(妹の娘)血縁度4分の1 > 従兄弟の息子 血縁度8分の1 > 姪っ子2号(夫の妹の娘) 血縁度0
いないけど仮に自分の子供がいれば血縁度2分の1で一番かわいいのは当然でしょうが、他のグラデーションのある親戚の子供たちもその順に可愛く見えているような気がしてならないんですよね~この順番でお菓子とか本とかあげたくなっちゃう
自分に直接の子供がいなくてもこの子らが元気ならいいか、というのが血縁度の理屈でも納得できるんですよね
(従兄弟の息子なら1/8じゃなくてもう半分した1/16です……)
(自分が1、その親が半分の1/2、その兄弟姉妹のおじおばが更に半分の1/4、その息子の従兄弟が更に半分で1/8)
(ちなみに姉妹と兄弟で結婚したりするなどだとこの限りではないのでその場合は聞かなかった事にして下さい……)
ほんとだ16分の1ですね・・・!ということは玄孫と同じくらいの親しみ感ですかね?@@金鬼_kaneki
なるへそなぁ😮
ハミル豚足をシェアする鼠神家のヨシノブ
何でピンポイントで佐賀競馬だったんだろ⋯?笑
たぶんですがさらば視聴者
同種間で他者を助ける行動が多い事や 他種間で他者を助ける行動が少ない事を説明する事も、この血縁淘汰説で説明可能 とゆー理解でOK?
みなさんあんまりふかくかんがえなくていいんですよ
親や兄弟姉妹の繁殖を助ける事は確かにコストだ
その分自らが繁殖し育児をする事が難しくなるからな
つまり直接的な適応度が下がるという訳だ
しかし例えば、こんな経緯があったとしたらどうだろう
今回の繁殖期では運悪く相手を見つけられなかった
巣作り中に相手が死んだ
子供が全滅した
このままでは今シーズンが全部おじゃんになる
いやせめて何かしたい、遺伝子を残したい、そんな貪欲さが生き物には存在する(※遺伝子目線の擬人表現です)
そういう時にヘルパーになって助ければ、まだマシってものだ
これ以上下がる適応度も無いし、包括的に見ればむしろ上げられるんだ
みたいなかんじなんだよ
このくらいならかんかくでもなんとなくわかるんじゃないかな
むしろ馬券に到達する前の生産のお話でしょ?精子が動かなかったラムタラは高額シンジケートがフルボッコみたいなw
コモンセンスバグってるかもですが,定義の説明なげえなと思いました.
実際の動物の生態の話が一番おもしろいとおもっているので,前提である用語定義は以下の感じでもう少しゴリゴリ進めてもいいのかなーとか思いました.
教科書的な定義を明示する→教科書的な定義だけじゃイメージ湧きにくいので,単純化された例をいくつか放り込む.→”実際の動物の例”をひたすらしゃべる.
「はたらきアリって子供も産めないのに女王のために一生を費やしてて不思議じゃないですか?これは包括適応度を用いて~~~と考えると自分で子供を産むより女王に産んでもらったほうが自分の遺伝子が残りやすいことが分かるんです.」みたいな話がたくさん聞きたいのです.