特オシ熱中症対策で思わぬ危険

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  • čas přidán 6. 09. 2024
  • 気温が上がって熱中症や食中毒など、夏に潜む危険を特集します。
    《ペットボトル症候群とは?》
    札幌市消防局によりますと今シーズンは7月15日までに96人が熱中症で搬送されています。熱中症を防ぐためにこまめな水分補給が求められていますが、この水分補給に思わぬ落とし穴があります。一つ目は「ペットボトル症候群」です。
    ■小野百合内科クリニック小野渉院長
    「(糖分の多い)清涼飲料水、ジュース、コーラなどいろいろあるとは思うんですけども、そういうのを大量に飲むと血糖が上がります。血糖が上がると、喉が渇く。喉が渇いた状態で、さらにまた(糖分の多い)清涼飲料水を飲むと血糖がさらに上がる。それを繰り返すことで血糖が異常な高さになります」「そうなると体から元々インスリンという血糖を下げるホルモンが出るんですが、そのホルモンの効きが悪くなります。脱水、尿が多く出る、倦怠感、腹痛といった症状が出てきて、それがさらに進むと意識障害、昏睡といった症状が出てきます」。
    では、500ミリリットルのペットボトル飲料に一体どれくらい糖質が含まれているのでしょうか。原材料由来の糖質も含まれるので、実際の砂糖の量とは異なりますが、愛知県豊川保健所がスティックシュガーの本数(1本3グラム)で換算しました。
    ▼麦茶・緑茶・無糖コーヒー 0本
    ▼スポーツドリンク 9本、
    ▼カフェオレ 14本
    ▼コーラ 19本
    ▼リンゴジュース 20本
    ▼ヨーグルト飲料 22本
    「ペットボトル症候群」にならないための注意点
    ・糖分の多い甘い飲み物は嗜好品として1日500ミリリットル程度に抑える
    ・喉が渇いた時は糖分を含まない水やお茶を摂取する
    ・購入時には成分表示を確認する
    《“飲み残し” “食べ残し”で食中毒に》
    「口をつけた飲み残しのペットボトル飲料」は、飲み物の種類によってどんどん細菌が増える危険性があります。
    栃木県宇都宮市の衛生環境試験所が行った実験では、5種類のペットボトル飲料を容器に直接口をつけて飲み、残りを室温30℃の場所に48時間置いて細菌の数を調べたところ
    ▼ミルクコーヒー 細菌数が30万倍以上に増加
    ▼麦茶 細菌数が10倍以上に増加
    ▼緑茶やオレンジジュース、スポーツ飲料 細菌が減少
    菌は糖分やたんぱく質を栄養にするので、これらが多く含まれるミルクコーヒーで大幅に増殖したと考えられるということです。一方、緑茶はカテキンが、オレンジとスポーツ飲料は強い酸性であったことから、細菌の増殖を抑えたと考えられます。
    ペットボトル飲料の細菌を増やさないようにするための注意点は
    ・グラスなどの容器に移して飲むこと。 口を直接つけなければ口の中の細菌がペットボトルに入ることは防げます。
    ・冷蔵庫に保管する
    ・早めに飲み切る
    注意が必要なのは飲み物だけではありません。こう暑いとアイスが食べたくなりますが、実は1度溶けてしまったアイスを再冷凍して食べると食中毒になる恐れがあります。
    ■道立衛生研究所感染症部細菌グループ大野祐太主査
    「アイスクリームが溶けてしまう、室温になってしまうと細菌が増えてしまいます。一定よりも少ない菌数であれば食中毒を起こしませんが、溶けて増えてしまうとその中で悪い菌も増えてしまいますので、それを食べると食中毒になってしまう」「凍らせても細菌が死ぬわけではなくて、一定数増えた細菌がそれ以上増えなくなるだけですので、次に食べた時に食中毒になってしまうと考えられます」「(細菌が)2時間で100倍まで増えてしまうこともあるので、それぐらい増えると元々は健康被害がない菌数であったとしても、危ないところに近づいてくる」
    大野さんによりますと、溶けたアイスは黄色ブドウ球菌やセレウス菌などが増殖している可能性があり、感染するとおう吐や下痢などの症状に見舞われるといいます。
    《おにぎり・カレー・BBQも要注意》
    ■道衛研 大野主査
    「手で直接おにぎりを握ってしまうと、手に残ってる黄色ブドウ球菌がついてしまいますので、それをさらに低減させるために、ラップでおにぎりを作ることは非常に有効だと思います。ただ熱々のお米を急にラップでくるんでしまうと、中がすごい湿度が高い状態になってしまい、黄色ブドウ球菌が仮に少しでもついてしまうとさらに増えやすい条件になってしまいます。おにぎりを作る時はお米がある程度冷めるまでラップでぐるぐるにしない方が安全かもしれない」
    ▼1日置いたカレーはおいしいと言われますが、鍋のまま長時間置いておくのは危険です。腹痛や下痢を引き起こすウェルシュ菌が増殖してしまいます。ウェルシュ菌は熱に強いので加熱しても死にません。作ったらすぐに食べるか、温度が下がりやすくなるように小分けにして冷蔵庫に入れ保管しましょう。
    ▼バーベキューをするときは焦りは禁物です。お肉を生焼けのまま食べると腸管出血性大腸菌に感染し、最悪の場合、死に至る危険もありますのでしっかり焼いて下さい。
    北海道では19日午前10時現在、こちらの赤くなっている市町村に食中毒警報が出ています。「細菌を食品につけない、増やさない、やっつける」この3つを守って食中毒をしっかり予防しましょう。
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