【特集】大相撲･大の里関の強さの秘密に迫る－母校･海洋高校相撲部と田海総監督の哲学【新潟】スーパーJにいがた7月16日OA
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- čas přidán 10. 09. 2024
- 14日から大相撲7月場所が始まりました。5月場所で初優勝を飾った新関脇・大の里の活躍が期待されますが、その強さの秘密を探るべく、母校・糸魚川市の海洋高校を訪ねました
海洋高校相撲部は、これまでに団体・個人合わせて10回の全国優勝を果たしています。強豪私立がひしめく高校相撲界にあって、公立の雄として全国にその名を轟かせています。
指導するのは、田海哲也総監督です。
■田海哲也総監督
「そこ出るの、そこ出たら高校横綱になれるよ。」
■部員
「はい！」
■田海哲也総監督
「踏み込み大事だよ、一本目の踏み込み踏み込めなくても圧力大事だよ。それとタイミング、いいですか？」
■部員一同
「はい！ありがとうございました！」
田海総監督が指導者になったのは、2009年。そこから相撲部を全国屈指の強豪へと育て上げ、大の里をはじめ5人の関取を輩出しました。
■田海哲也総監督
「口うるさいと思いますね。部員たちは、最近はあまり注意されずに稽古をやれるようになってきた。」
田海総監督は、気になることがあるとすぐにアドバイスを送ります。
■田海哲也総監督
「土俵際パっと腰を降ろす、スパッと立つ！」
特に重視するのが…
■田海哲也総監督
「実戦稽古、稽古の稽古はダメだよ。」
これこそが田海総監督の哲学、海洋高校相撲部の強さの源です。
■田海哲也総監督
「量も大事だが、試合はこの一番の数秒で決まる、一番で負けたらトーナメントは終わり。稽古は実戦、いつも試合のつもりで。負けたら次頑張ろうじゃダメだよ。試合はその一番しかないんだから。」
ウォーミングアップから実戦への意識を徹底させます。すり足の稽古でも。
■田海哲也総監督
「ついつい下を向いて足を気にするが、対戦相手がいると下を向いていられない。目は絶対に相手から逸らさず、試合を想定してやらせています。」
■部員
「優しくて、ダメなとこはダメと言ってくれる先生。」
「自分たちのことを思ってくれる熱い熱い人。」
基礎練習も重視。四股を踏むときは、正しい姿勢や体の使い方を教え込みます。
■田海哲也総監督
「腰入れる、足を降ろすんじゃないよ、力強く降ろすんだよ。ちょっとかわいそうなくらい、毎日毎日基礎練習に時間を費やしている。（Q.大の里関は基礎のレベルはどうだった？）好きなんですね、相撲が好きそれと強くなりたい、これは一つの才能であって、本当に人一倍、基礎練習をやっていた。」
田海総監督は以前、旅館を経営していました。今は、その建物を相撲部の寮として使っていて、部員たちが共同生活を送っています。
■部員
「恵津子さんという寮母さんが趣味というか音楽が好きで流してます。」
「曲名は分かります…『少女A』っすよね。」
田海総監督の妻で寮母の恵津子さん。部員たちの生活をサポートしています。
■部員
「お弁当箱忘れました、すいませんでした。」
■田海総監督の妻で寮母・恵津子さん
「またぁ、何回目？これで、じゃお散歩頑張って下さい、雨が降ろうが槍が降ろうが。お弁当箱を忘れると罰でイヌの散歩があるんですよ。」
夕飯は、恵津子さんが作る絶品メニューです。
■部員
「めちゃくちゃ美味しいです。」
「（Q.ご飯の量ものすごいですね？）いつもこれです。」
「（Q.全部食べられます？）はい、これにおかわりします。」
米の消費量は、なんと、ひと月300kgほど。
■田海哲也総監督
「体重＋スピード＝相撲力という理屈で基本的には食事も稽古の一つ。」
体作りに欠かせない、充実の食事も強さの源です。さらに、寮での共同生活も部員たちの成長に欠かせないと言います。
■田海哲也総監督
「みんなが起きているのに寝ている訳に行かないし、みんなが掃除をしているのに自分だけサボっている訳いかないし、自宅だとちょっとは我儘きくと思うんですよ。こういうところで生活するのは、大きな成長になると思う。」
海洋高校相撲部の目標は、31日に始まるインターハイでの全国制覇。そして、将来は大相撲への挑戦、高校生力士たちはあくなき成長を続けます。
2024年7月16日放送時点の情報です
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目指せ未来の大関や横綱や未来の大の里だ🐹🐱