ORANGE 

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  • čas přidán 17. 11. 2020
  • 牧之原市で日曜日に開かれた物産展です。
    <地元の人>「お話を聞いて、興味があったので買いに来ました」「甘すぎず、硬すぎず、おいしいです」
     物産展で注目を集めていた甘くておいしいものがきょうの逸品です。
     牧之原市で創業72年。人気の菓子店です。 きょうの逸品、その名は『二朱銀』。江戸時代この地を治め、数々の功績を残した田沼意次にちなんだお菓子です。
    <伊戸川洋輔記者>「早速いただきます。おいしいです!あんこが上品な甘さで中から栗の味がします」
    <甘蔵さかした 坂下俊介さん>「田沼意次侯 生誕300年をむかえて、そのなかで牧之原市の銘菓を作りたくて、今回これを作るにあたって(田沼意次が)もっと評価されるべき人物・政治家じゃないかなと思いまして、皆さんに知っていただこうと思って作った」
     田沼意次は、遠州相良藩の大名でした。牧之原市にとって、郷土の偉人の一人です。
    <牧之原市教育委員会社会教育課 長谷川倫和主任>「こちらが田沼意次侯の肖像画になります。経済や商業を重視する政策ということで大変有名な方でございます」
     地方の大名から幕府の老中に上り詰め、商業を重視するなどの政策を進めた田沼意次。わいろが横行したなど悪いイメージもありますが、一番の功績はお金にまつわる貨幣改革といわれています。田沼が作らせたのが、今回の逸品のモチーフとなった銀貨「南鐐二朱銀」です。当時、画期的なものだったといいます。
    <牧之原市教育委員会社会教育課 長谷川倫和主任>「左がそれまで使われていた銀貨です。重さで量って額を決める。そういう銀貨で、秤がないと使えない銀貨」
     一方、南鐐二朱銀の表面には、文字が書かれています。南鐐二朱銀8枚で小判1両と交換できるという内容です。江戸時代、取引に主に使えるお金が、東日本、西日本で違っていました。田沼が全国共通の貨幣として南鐐二朱銀を発行したことで商業が発達し、経済が栄えたといわれています。
    <牧之原市教育委員会社会教育課 長谷川倫和主任>「重さを量らなくても、その場で両替や計算ができ、商品がすぐに取引できる工夫がされていた」
     田沼意次の功績をお菓子の形で伝えたい。坂下さんが菓子職人としてこだわったのが、小豆餡です。熱を加えて水分を飛ばし、さらにあんこをこす伝統的な技法を使います。こした餡がこちら。粉雪のように、ふわふわです。
    <甘蔵さかした 坂下俊介さん>「これが口どけの良さ」
     そして、本物の二朱銀からかたどった特注の木型を使います。栗をいれた餡を木型で固めると、表面の文字が際立って見えるのです。
    <甘蔵さかした 坂下俊介さん>「牧之原市の偉人・田沼意次侯を知っていただいて、この和菓子の伝統技を使った味も皆さんに味わってもらい、当時の経済発展にあやかって、牧之原市、近隣榛南地域も元気になっていただけたらなと思います」
     田沼意次の功績を改めて思い返してほしい。和菓子職人の思いが、伝統技術でクッキリと形になった逸品です。
    #オレンジ 11月18日放送

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