高校野球知られざるエピソード①（木内幸男氏 木内マジックのゆえん）

今年の夏の第105回全国高校野球選手権大会は107年ぶりに神奈川県の慶応義塾高校が制し、森林監督の「伸び伸び野球」が話題となったが、実は選手に考えさせる野球の元祖は茨城の取手二高や、常総学院で春夏３度優勝し、
常総学院を甲子園の常連へと導いた、故木内幸男氏である。
その「木内マジック」の裏にはいったい何があったのか？1984年（昭和59年）夏、あのKKこと桑田真澄、清原和博のいた最強PLを倒して、全国制覇した、取手二高時代のエピソードを中心に今回は紹介します。

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1984年春と言えば東京の岩倉高校がPLを倒して優勝したので、同じ大会で3対4で取手二校が惜敗した事は本当に地力のあるチームだったということ。春の決勝はKKは無安打で抑えられ、しかもチーム全体で1安打か2安打の完敗だったから。そういう無敵の岩倉に3点取ったのは凄いです。しかも6月に招待試合で0対13で1安打で負け
たのにそれをも木内監督には想定内だから大したもの。とにかく木内監督は日本一の監督です！