昭和歌謡 「緑の地平線」

Sdílet
Vložit
  • čas přidán 19. 05. 2024
  • #昭和 #歌謡 #懐メロ
    【緑の地平線】
    古賀メロディーですねぇ。
    原作小説「緑の地平線」の作者は横山美智子さん。
    広島県尾道市の生まれで、千光寺中腹には碑が建てられています。
    1基には楽譜、もう1基には小説の一部が下記のとおり刻まれています。
    奈津子の胸の情熱-、女性の生活の向上にめざめた彼女の胸にもえあがる感情にも似て、浅間の煙は真直に、大空をさして立ちのぼってゐた。「解ったわ、貴女の気もち-貴女は、生れつき何かの、よい仕事をはぐくむ母胎に出来てゐた方なのよ。
    これから、一しょに、世のなかの、すべての女の人達をつよくし、女の人の生活に根ざす不幸をのぞくために働く大切な道を生きていきませうね。」
    ふたりは、心に燃えあがる感動をこめて手を握りあった。
    秋とはいへ、浅間平野は、見はるかす彼方、遠く地平線のはてまで、まだ鮮やかな緑だった。新しい希望のいろに染められて、はてしもなく緑にけぶる地平線。いま、新しい世界に出発していかうとする奈津子は、はるかな彼方に眸をそそぎながら、心のなかにはてしなく美しい緑の地平線をのぞみ、力づよく生きていくことを誓ふのであった。
    次回は昭和11年・松平晃さん歌唱の「人妻椿」(昭和歌謡をうたう・其の21)とオリジナル曲「通天閣にのぼったら」(昭和歌謡をうたう・其の22)を5月30日頃に投稿する予定です。

Komentáře •