新たなドキュメンタリー番組制作にローカル局が挑戦 ろう者俳優による手話付き放送 「世界一きれいな言葉」とは?

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  • čas přidán 31. 01. 2024
  • \\2024年2月4日(日)午前10時30分~放送(北海道内)//
    HTB制作テレメンタリー2024「世界一きれいな言葉」
    www.htb.co.jp/telemen/shuwa/
    ※各地域の放送日時は、テレビ朝日テレメンタリー2024 のHPでご確認ください。
    www.tv-asahi.co.jp/telementary/
    北海道美瑛町で暮らす春日晴樹さん。生まれつき耳が聞こえない「ろう者」です。妻の史恵さんも、幼少期の高熱が原因で10歳の時に聴力を失いました。子どもたち2人は耳が聞こえます。
    春日晴樹さん:「一般の人からすると聞こえる世界が当たり前。その当たり前が分からないけれど、聞こえない世界が当たり前で、聞こえる人からすると分からないのと一緒なのかな」。
    音のない世界を生きる2人にとっての言葉は「手話」です。ただ、聞こえる子どもたちと話す時には、口の動きを読み取る「口話」も使います。
    空知くん(5):「ママ、いっぱい雪が降るなら雪のタイヤにしないと滑っちゃうよ」。
    晴樹さん:「タイヤは変えたんだけど、ママの車はパワーがないから走れないよ」。
    史恵さん:「はまっちゃうの。動かなくなる」。
    自然豊かな美瑛町。春日さんの家は大雪山系を一望できる場所にあります。
    晴樹さん:「美瑛は景色がきれいだからそれが好きかな」。
    晴樹さんはここで、自宅の一室を貸し出す民泊を経営しています。宿泊客のほとんどが、聞こえる人です。
    宿泊客:「小学生の時に手話クラブにいたけれども、もう50年近く前の話だから、忘れちゃった」。
    晴樹さん:「手話は何回もやらないと忘れちゃうからね」。
    これまでに、たくさんの仕事を経験してきた晴樹さん。リンゴ農家や焼肉店でのアルバイト、トラックドライバーに潜水士。夢だった宇宙関連の仕事にも就きました。しかし、いつも順風満帆だったわけではありません。聞こえない人たちにとって、この社会はまだまだ壁が多いのが現状です。
    晴樹さん:「100の店くらいに問い合わせをしても、求人には『どんな人でもOK』と書いているのに、聞こえないことを言ったらいきなり『ダメです』と言われる。100の中で1個だけレストランが『面接OK』と言われて行ってみたら、座るのではなく調理場に行ってタイマーを押して、『これが聞こえるか?聞こえないだろ。じゃあダメ』と面接が1分で終わったことがあった」。
    「聞こえなくてもできる」ということを、自らの経験で証明してきた晴樹さん。「聞こえない人」や「手話」のことを、もっと理解してほしいと活動しています。
    晴樹さん:「自分にとって第一言語だから手話には誇りがあります。手話はやっぱり相手と対面して向き合わないと成り立たないから、目と目で向き合って会話するから相手の気持ちも顔も見られるから、それは手話の良いところだと思います」。
    晴樹さんが「世界一きれいな言葉」だという手話。その魅力を伝えるドキュメンタリー番組が完成しました。聞こえない人たちにも分かりやすい番組を目指し、字幕と手話をつけて放送します。HTBとしても新たな取り組みです。
    ディレクター:「手話は大丈夫ですよね?」
    手話コーディネーター南瑠霞さん:「手話はすごく良かったです」。
    ディレクター:「OKです。これOKテイクにします。ありがとうございます」。
    手話通訳をするのは、生まれつきのろう者で小樽市出身の善岡修さん。NHKの番組「みんなの手話」の講師や
    ドラマ「星降る夜に」の手話監修などを務めた「ろう者俳優」です。
    善岡修さん:「北海道出身なので、小さい時からHTBをいつも見ていました。いつかは出たいという思いでいたので、今回その夢が叶ったということで、スタジオの中では大変緊張しましたが、目を合わせながら良い雰囲気で
    皆さんと一緒に表現をしていくことができて良かったなと思っています」。
    原稿を何度も読み返し、1つ1つの手話表現を確認する善岡さん。収録は耳が聞こえる手話コーディネーターと一緒に進めていきます。
    善岡さん:「『手話』の後に続く言葉の意味は、『伝える』『届ける』『表現する』どれにするのがいいかな…。
    この『表現する」という手話にしましょうか」。
    ディレクター:「手話は止める?下ろす?どっち?」
    善岡さん:「止めるのがいいですね。これで止めて3秒くらい待つ」。
    30分の番組に手話通訳をつけるのにかかった時間は、およそ5時間。善岡さん自身のリアクションも交えた「解説風」の手話通訳です。善岡さんにとっても新たな挑戦となりました。
    善岡さん:「手話通訳は言葉を届けるということですが、私は見ている映像に対しての感情や反応も込めながらやってみました。見たことがないものになると思います。楽しみです」。
    41年間音のない世界を生きてきた春日晴樹さん。彼を通して、聞こえない世界と手話の魅力を描いた番組
    「テレメンタリー2024世界一きれいな言葉」。4日日曜日午前10時30分~放送です。
    善岡さん:「世界一きれいな言葉、ぜひ見てね」。
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Komentáře • 3

  • @user-vq7kk7sx7c
    @user-vq7kk7sx7c Před 4 měsíci +3

    いつもテレビは聞こえる人中心に考えて作られていることを感じます。でも、この特集もテレメンタリーも本当に良い番組だと思いました。聞こえない人も共に楽しめる番組を作ってくださった方、それを放送して下さったHTBさんに心から感謝します。これからも聞こえない人たちも楽しめる番組、「世界一きれいな言葉」も楽しめる、そんな世界をテレビの中でも繰り広げていってもらえたら、こんな嬉しいことはないです。多様性を生きる、共生社会の実現に向けて、テレビ会社の皆さんと共に手を取り合っていきたいですね(*^^*)ありがとうございました。

  • @MS-sq3cg
    @MS-sq3cg Před 5 měsíci +1

    美瑛は、本当に美しい

  • @MS-sq3cg
    @MS-sq3cg Před 5 měsíci +2

    英語訳にして海外に発信しました。どれだけ素晴らしい音のない世界、手話や点字が、万国共通になることを切に願います