コロナ禍で迎える夏 最前線で闘う救急隊

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  • čas přidán 6. 08. 2020
  • 昼夜を問わず、急病人の手当てや搬送に追われる救急隊。新型コロナウイルスの感染者が再び増える中、感染リスクを背負いながら対応に当たる隊員たちを取材しました。
    救いを求める声があれば、現場に急行する。救急要請から出動にかかる時間はわずか1分。命を守る現場では、いつも気が抜けない。新型コロナウイルスの感染拡大が再び起こる中、救急隊の負担はさらに大きなものとなっている。
    神戸市消防局の救急隊。1日の搬送件数はおよそ230件、病院と患者をつなぐ役割を担っている。
    しかし、新型コロナウイルスの感染者が急増した2020年4月、発熱など感染が疑われる患者を中心に搬送先の病院がすぐに決まらない、いわゆる「たらい回し」が急増。例年のおよそ2倍にあたる178件にのぼった。
    (神戸市消防局中央消防署 笠松学さん)
    「緊急事態宣言が出ていた時は、病院もパンク状態。今でこそ、1件・2件・3件で収まるのが、全く収まらない状態が続いていた。」
    (神戸市消防局中央消防署 松谷勇志さん)
    「これから感染が広まってきて、病院の状態がひっ迫して、搬送先の病院がなくなることが一番怖い。」
    目の前の患者が未知のウイルスに感染しているかもしれない。
    (笠松さん)
    「(患者さんと)距離をとるのはなかなかできない。接触する前に、マスクを替えるとかするくらい。それ以外は、特にしようがない。
    僕らも時間の問題かなと。そのうち誰かがなるのかなという気持ちではあるけど。」
    恐怖と隣り合わせの中、適切とされる対策をとるしかない。
    「ベットの上から動けなくなった」とSOSが届いた。防護服にマスク、そしてゴーグルを着けて患者のもとへ。
    現場は、13階建ての団地。患者が待つ部屋は、エレベーターが止まらない8階だ。
    救急隊「大丈夫やからね。」「大丈夫?」「お布団敷きます。」
    患者は、90代女性。4日前に転倒してから体調を崩し、食事も十分に取れず衰弱。通院補助のために訪れた女性に発見され助かった。
    (神戸市消防局本部救急隊 杉山隼さん)
    「救急車が呼ばれたときには、コロナのこともありますけど、時期的には熱中症の可能性があるかもというのは、頭において活動しています。
    間違っても感染はしちゃいけない。冷静にというか、気を付けておかないといけないというのは考えていますけどね。」
    夏の到来は、さらに救急隊を追い詰める。梅雨明けから急増する「熱中症」は、医療現場を混乱に陥れる可能性が高いという。
    (神戸市消防局救急課 梅木裕史さん)
    「熱中症の症状として体温が上昇するというのがあって、コロナウイルスに関しても熱が上がる場合がある。
    コロナウイルスかどうかという判別がなかなか難しいところだと思いますので、常に疑って活動するというとろこは悩ましいところ。」
    いかなる状況でも、対応できるように。本番さながらの訓練を実施した。この日は、交通事故でケガをした患者の搬送を想定。感染防止策にも余念はない。
    この日、高齢の男性が屋外の階段前でうずくまっていると通行人から通報が入った。
    隊員「お食事の味がおかしいとか咳が出るとか風邪症状とかない?」
    患者「それはない」
    隊員「コロナ関係の方と濃厚接触とかない?」
    患者「ないと思う。」
    隊員「訪問看護師さんに熱中症なりかけって言われた?」
    患者「うーん。」
    男性は、朝から何も飲んでいないと話していて、体のだるさと頭痛を訴えた。救急隊は、熱中症の疑いがあるとして病院に搬送した。
    「地域医療を支えるために」その使命感が原動力だ。
    (松谷さん)
    「医療はチェーンみたいにつないでいくもの。(救急隊は)一番先っぽにあたる部分。僕らの活動がその人の今後を左右することもあるのかなと思う。」
    コロナ禍で、初めて迎える夏。一人でも多くの命を守るために。救急隊はきょうも現場に急行する。
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