中国企業が「大谷翔平」を商標申請 取材には「大谷って誰?」もし商標登録されたら?中国企業の狙いは?【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

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  • čas přidán 12. 09. 2024
  • 中国でまったく関係のない会社が「大谷翔平」選手の名前の商標登録を申請したことがわかりました。申請した会社を取材して出てきたのは、「大谷選手を知らない」という驚きの事実でした。
    ■中国企業が「大谷翔平」の名を勝手に商標登録 狙いは?
    日本時間2月28日、オープン戦デビューを迎えるドジャースの大谷翔平選手。
    その大谷選手をめぐって、今ある問題が…
    中国の商標局のホームページによりますと、「大谷翔平」という名前は2023年12月、福建省にある会社が服や水着などに使う商標として登録を申請しています。
    この会社と大谷選手にはどんな関係があるのでしょうか?
    直接問い合わせてみると…
    ――大谷翔平の商標登録したんですか?
    「はい」
    ――商標の登録は大谷選手と関係ありますか?
    「大谷選手って、だれ?」
    大谷選手を知らない?そんな会社が商標登録を申請した狙いはどこにあるのでしょうか?
    ■中国企業「大谷翔平」を商標申請 取材に「大谷って誰?」
    良原安美キャスター:
    2023年12月、大谷翔平選手の名前を商標登録申請したのが中国・福建省の企業・アパレル部門です。商品カテゴリには「服・水着・帽子・手ぶくろ」などと書かれていて、現在「審査中」となっています。
    この企業は、過去には文字を並び替えると「ブルガリ」「エルメス」「カルティエ」と高級ブランドの名前になるような申請もしていることがわかりました。
    目的は分からないのですが、全て認められていません。
    そして、この企業に電話で聞いてみました。
    ――大谷選手と関係ありますか?
    「大谷選手って誰?関係ありません」
    ――野球選手だと知った上で申請したのか?
    「野球選手?あまり知らないですね」
    ――本人の了解は得たのか?
    「知らない人です。この人に許可を取る必要があるの?」
    このように開き直ったような回答でしたが、申請自体は認めています。
    ■「大谷翔平」が商標登録されたら さらに申請続く可能性も
    もし、この商標登録申請が通った場合、どんな影響が考えられるのでしょうか。
    押本特許商標事務所の押本泰彦所長に伺いました。
    「大谷翔平」の文字が商品自体に記載されている、または商品名に含まれているものを中国で売ろうとした場合、自由に販売できず、この企業にお金を払う必要が出るということです。
    さらに押本所長はこんな懸念も話してくれました。
    「万が一、今回の申請が認められ商標が登録されたら、野球用具など他の分野で商標登録を狙う企業が次々に出てくるかもしれない」というわけです。
    ■「大谷翔平」の名前使用に1000万円? 中国企業の狙いは?
    こうした企業の本当の狙いはどこにあるのでしょうか?
    例えば「ライセンス契約」です。
    こういった商品を売ろうとした場合、50~100万円の権利使用料を支払わなくてはならなくなります。さらに、著名ブランドや大谷選手本人とのパイプも狙っている可能性があるということです。
    もう1つが「商標権の売却」です。
    もしこの商標権を売却するとなると売却額は1000万円以上になる可能性もあり、こうした狙いでの申請の可能性もあるということでした。
    ただ、押本さんによると「大谷選手のような著名人の商標登録には本人の承諾が必要。申請は認められない可能性が高い」ということです。
    ホラン千秋キャスター:
    アスリートの皆さんには知名度の高い選手もいます。それを悪用しようとする会社があるのはどうでしょうか?
    元競泳日本代表 松田丈志さん:
    大谷選手の今後の活動やそれをサポートするスポーツメーカーの事業を邪魔しないで欲しいと思います。
    選手の名前がついた商品で、世界で一番有名なのはバスケットのマイケル・ジョーダンの「エア ジョーダン」だと思いますけど、今後、大谷選手の活躍次第では大谷選手モデルのグッズが出る可能性もあると思いますし、そういうときに邪魔にならない状態になってほしいです。
    ■「岸田文雄」も中国で商標申請中? 商標をめぐる問題
    良原キャスター:
    中国では他にも日本の著名人の名前が申請された過去がありました。
    中国でも人気の羽生結弦さんは7件申請されましたが、認められていません。
    「羽生柚子」が中国での羽生結弦選手の愛称だということですが、食品会社1件で登録されています。
    さらに、現在「岸田文雄」総理大臣の名前が中国・河北省のビールや炭酸水、スポーツ飲料などを扱っている飲料メーカーで申請されています。もう1つ、中国の旅行会社が申請しているのが「村上椿樹」。これは“木へん”を取ると「村上春樹」と読めます。
    中国としても警戒感は高まっているようで、中国国家知的財産局は「商標権の侵害で摘発した事案は2022年で37.2万件」と公表しているので、完全な無法地帯ではないとは言えそうです。
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