超マニアック ギター講座4「ギターの音の秘密 銘器トーレスの作り方」最高機密ネタバレ注意
Vložit
- čas přidán 20. 06. 2019
- ヘルムホルツの共鳴箱の表技・裏技を説明しながらトーレスの秘密に迫ります。
こういうお話は、なぜか専門誌に打診しても避けられます。一元論的な重いギターがもてはやされる現代の風潮に警鐘を鳴らし、トーレスが示した本来のギター道を紹介したいと思います。
まとめ
1)箱鳴りの原則1
ギター固有の共鳴周波数は、ボディが大きくなれば下がる
2)箱鳴りの原則2
サウンドホールを小さくすると共鳴周波数が下がる
3)箱鳴りの原則3
トルナボスを仕込むと共鳴周波数が下がる
(トーレスは後期の作品にトルナボスを使いませんでした)
4)箱鳴りの原則4
サウンドホールを大きくすると共鳴周波数が上がる
5)ウルフトーンがよく使う音に落ちると良くない
6)ギターには「陰陽」がある。
「陽」の部分_ボディ表面板、ネック
「陰」の部分_ボディ側板、裏板
モダンな現代のギターは一元論。「陽」ばかりが盛ん。
トーレスは二元論。「陽と陰」が相互に作用して機能する。
7)トーレスが作った張り子のギター
「陰陽」が作用することで、弦の張力を楽器全体で支えている。
8)トーレスのシステムは音色が豊富
モダンギターはワンウェイ・スピーカー、トーレスはスリーウェイ・スピーカー
各部材を薄くして張力を配分することで、
裏板は低音域、表面板は中音域、側板は高音域が反応する統合されたシステムになる。
9)モダンギターは鳴らない場所を沢山持ってしまった
発音と制振の勘違い
音色の変化が少なく、本来必要ない余計な負荷をかけなければ駆け引きできない
10)ギターは小さなオーケストラ
音色が豊富なトーレスのシステムは、まさしくギターを体現している
結論的に申しますと、「ギターは軽ければ軽いほど良い。」ということになります。重たい楽器がもてはやされれる業界の風潮に風穴を開けるべく、ギターの銘器中の銘器であるトーレスの秘密を公開しました。
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サウンドホールにつけていたフタの販売元
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バルセロナ音楽博物館
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紹介したトーレスの張り子のギター
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リョベートが弾いたトーレス
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吉住ギター&スペイン語教室
www.yoshizumi-guitar.com/ - Hudba
卵白塗装とは初めて聞きました!
非常に興味深いお話でした
大変勉強になります。
ありがとうございます。
佐藤先生、コメントありがとうございます😊
同感です(^-^)/
所有するラ レオーナのレプリカ二本になりました❗️
脆弱さと堅固さの微妙なバランスがトーレスの妙だと思います🎵
三味線は棹が命と聞いた事があり、凄く高価な材だそうです。ギターは?
コメント有難うございます。棹も大事です。丈夫であることが大事なのですが、重すぎ、太すぎても音がわるくなります。常全体のバランスが考えられた楽器が伝統的な良いギターだと思います。