「ちんぬくじゅうしぃ」沖縄民謡・沖縄のわらべうた

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  • čas přidán 11. 09. 2024
  • 昔々、沖縄の農村の一家が家族みんなでともに過ごす団欒のひとときを歌った歌。「ちんぬく」は里芋、「じゅうしぃ」は炊き込みご飯のこと。かつてはどの家でもカマドに火を起こし羽釜で御飯を炊き上げた。火力調節は重要で力仕事のできない幼な子の役割だった。かつてNHKで灰谷健次郎の「太陽の子」がドラマ化された時、この歌は重要なモチーフとなっていた。沖縄戦末期に飢えて泣く我が子を自らの手で殺さねばならなかった大工のエピソード、自分の少年時代に体験したあの戦がフラッシュバックし、自分の娘が殺されると精神と記憶の混沌の中で泣き叫ぶ父親の姿。このささやかな童謡はあのドラマの場面と毎年慰霊の日に平和の礎の石碑の前で亡くなった家族の名前を撫でながらウートートーする高齢者の姿とを繋ぎ、アンマーの優しい慰めの言葉で濁ったもの、感情、現実を全て浄化してしまう。ちなみに数年前に自分が母を看取ったその後、この「ちんぬくじゅうしぃ」は今までより一層自分の中の深い部分に棲むようになった。人それぞれが持つかけがえのない母の思い出、母の味。忘れない限り、故人はその人の中で生き続けるのだ。あなたにとっての「ちんぬくじゅうしぃ」はなんですか?

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