能❖「松風」ダイジェスト❖日本の伝統芸能【日本通tv】

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  • čas přidán 22. 08. 2024
  • ここでは、日本の伝統芸能「能」の映像をご覧いただきます。
    【撮影協力:代々木能舞台】www.yoyoginoubu...
    代々木能舞台は国の有形文化財であり、東京唯一の野外舞台です。
    歌舞伎と同じように人気を誇る日本の伝統芸能、「能」ですが、
    一番の特徴は「能面」と呼ばれるお面をつけて演舞することです。
    演目は「松風」です。2012年10月26日に行われた、
    「代々木果迢会 十月定例公演」の模様をダイジェストでお届けします。
    ===❖松風❖===================
    西国行脚を思い立った旅僧が須磨の浦を訪ねる。
    歌人在業行平の須磨旧跡を旅僧が追想する間にも急速に秋の日は暮れ落ちてしまった。
    月が照らす海辺に汐汲み車を引いた二人の若い海女人が現れ、
    旅僧は二人に一夜の宿を借りる。
    僧が行平旧跡の事を問うと二人は落涙し、自分達は行平に寵愛された松風・村雨の姉妹の霊であると告げ、二人は生前の恋物語を懐かしむ。
    姉の松風は形見の装束を身に着け、闇に佇む松を恋しい行平の訪れと思い、恋慕の妄執と狂乱のまま、月明かり下に思い慕う舞を見せた。
    やがて二人は僧に弔いを頼み、夜明けとともに消えてゆくのであった。
    古今和歌集にある行平の歌を作品の主題に導入し、行平を中心に二人の恋の妄執を描きながらも甘美な歌物語へ展開している。
    通常は前場、後場の二つに分かれる夢幻能形式であるが、二人が霊と名乗った後も巧みに一場能として構成。
    「熊野」が春の桜を装う趣に対し、「松風」は秋の月下に舞う
    両曲は能作品を代表する傑作。

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