言語学者あるある「ヴェンドラーの動詞分類で混乱する」【言語学者あるある】
Vložit
- čas přidán 30. 07. 2024
- ガチ言語学者からあるあるを聞く雑談回です。「intentionをintensionを書き間違える」「ヴェンドラーの動詞分類で混乱する」「生成文法用語は頭文字だらけ」など、ニッチすぎる言語学者あるあるを聞きました。
【訂正】
・06:09 注釈で「accomplishment(到達):activity(活動)+achievement(達成)」とaccomplishmentの訳を「到達」、achievementの訳を「達成」としていますが正しくは逆で「accomplishment(達成):activity(活動)+achievement(到達)」でした。失礼しました。
・「レイノルズ数は粘り気を表す指標」と言っていますが、「流速と粘り気の比を表す指標」です。レイノルズ数が大きいものは粘り気が強いワケではなく、むしろ逆で小さい方が粘り気が強いです。いつもながら曖昧な状態で喋ってしまい、申し訳ございません!
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【生成文法シリーズの補足記事はこちら】
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【嶋村先生のHP】
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【目次】
00:00 4人中2人が言語学者のラジオ
01:11 嶋村先生の狭すぎるあるある
04:07 ヴェンドラーの動詞分類あるある
08:11 生成文法用語は頭文字だらけ
14:06 ふたりの研究分野は「水と油?」
22:35 共同研究のメンヘラ的な始まり
28:40 言語学者の目で街中を見ると
38:56 ゲーミングPCのホームページがポエム
【ふたりの共著論文はこちら】
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【VALUE BOOKSさんの参考文献のリンク】
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【初学者向けのオススメ本by嶋村先生】
◯言語のレシピ(岩波書店)
amzn.to/3TgZltc
→この本は、生成文法の研究で特にアメリカ先住民族の言語などを含め様々な言語の研究で有名なMark Bakerが書いた『The Atoms of Lanaguage』の日本語版です。ですので、あまり日本人には馴染みのない言語、例えばナヴァホ語などが出てきます。英語、日本語、ナヴァホ語がどうしてこんなに違って見えるのか考察しつつ、実はその裏にある普遍性に迫ります。生成文法シリーズ第4回で出てくる原理とパラメータのアプローチをとてもわかりやすく説明しています。
内容は読み進めると難しいですが、比較的一般向けに書かれています。いろんな言語が出てきて楽しいですよ。
【参考文献】
○言語学バーリ・トゥード
amzn.to/3sknSC4
→「○○を住む」のタワマンポエムはここから。
○三島由紀夫vs東大全共闘〜50年目の真実〜
amzn.to/3VTtQaE
→三島が東大全共闘で開いた討論会のドキュメンタリー。何言ってるか理解するのは大変だが、理解できなくても十分に面白い。
◯チョムスキーと言語脳科学 (インターナショナル新書)
amzn.to/3rAFjOn
◯The Minimalist Program
amzn.to/3SdN1sB
◯Semantics in Generative Grammar
amzn.to/3gmWu3A
◯教養(インテリ)悪口本
amzn.to/3EURvBw
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【堀元見プロフィール】
慶應義塾大学理工学部卒。専門は情報工学。WEBにコンテンツを作り散らかすことで生計を立てている。現在の主な収入源は「アカデミックに人の悪口を書くnote有料マガジン」。
Twitter→ / kenhori2
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個人CZcams→ / @kenhorimoto
【水野太貴プロフィール】
名古屋大学文学部卒。専門は言語学。
某大手出版社で編集者として勤務。言語学の知識が本業に活きてるかと思いきや、そうでもない。
【BGM提供】
・フリーBGM・音楽素材MusMus様 musmus.main.jp
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#言語学者あるある #ゆる言語学ラジオ_雑談回
【訂正】
「レイノルズ数は粘り気を表す指標」と言っていますが、「流速と粘り気の比を表す指標」です。レイノルズ数が大きいものは粘り気が強いワケではなく、むしろ逆で小さい方が粘り気が強いです。いつもながら曖昧な状態で喋ってしまい、申し訳ございません!
急に専門の話出て訂正しようとしたら、ちょうど訂正されてました。
話し散らかして下さるたびにいろんな専門知識が集まりますね。
詳しく知りたい人は流体力学・移動現象論を学びましょう
懐かしくて調べたら、レイノルズ数は「粘り気」というより「流体の乱れやすさ」を表すパラメータだから
「粘り気が強いほどレイノルズ数が低くなる」という因果の方が解釈としては正確そうな気がしたけどどうなんだろう。
教えて!流体力学警察さん!
巽流体力学を読もう!
30:00
堀本さんの「レイノルズ数って知ってます?」に他の3人が「知らなぁ〜い」って首振ってるの可愛い。
先生の発言がやたらとすべてテロップ化されてるの、授業でどこが大事かよくわからんからとりあえず全て板書しとけ的な心理を感じる
ゲストにコピーライターを呼んでコピーライターの意図とそれを言語学者が解析する回とかあったらすごく楽しそう
「遠い国の女の子の、私は親になる」は、「遠い国で差別されている女の子を助けるための寄付をすることで、私は遠い国の女の子の親になる」です、元親の代わりとなるための寄付ですね。
国際NGOのキャッチコピーですね
なるほど。
(あなたにとって)遠い国の女の子の、私(女の子)は親になるって意味だと思ってました。ありがとうございます
ツッコミありがとうございます。
わたしも、「国際的な里親制度の親(お金を出して支援する人)となることで、若年結婚を防ぐことができる」という、国際NGOのコンテクストからいうとすぐに理解できる文章だと思ったのですが、みなさんがまったく関係ないところから「撫で象」しているのでイライラしました。
「言語学者×2+インテリツッコミ芸人+雑誌編集者」の言語特化集団でも解読できないキャッチコピーがあるというのは新鮮でした。
@@Akimbo_Akimbo
撫で象、というのはインド発祥のことわざらしき、群盲象を評す(検索用)で良いですか?
@@absant2913 さいざんす。
『ゆる言語学ラジオ』は研究者のマッチングサービスと言っても過言ではない
過言でーーす(堀元)
イマジナリー堀元いて草
回を重ねるたびにどんどん嶋村先生と福田先生を好きになっていく
Mr.堀本「以上、今回”も”終わりにしましょう」
なんか気になっちゃって別の動画も観てきたけど、同じだった。
毎回「今回」を終わりにしてきたから「今回も」俺が終わらせるんだという強い意志。
コピーの傑作だと思っている「大人も子供も、おねーさんも。」も、あえてMECE崩してて「あれ?」ってなるからあんなに心に残るんですね
言語化するのが難しいんだけど、嶋村先生の声の響きというか喋り方?って凄い英語話者に近い気がするんだよな
31:25 頭の中で樹形図を作る嶋村先生
31:35 作り終わってもう一回文章を確認
31:43 possessor raisingに気づく嶋村先生
言語学者の新婚さんいらっしゃいみたいになって行くの面白い
「ゆる」があるから「ガチ」がありがたく思えるわけで。「ゆるゆる」でも「ゆる」でも楽しみにしております。
たしかに
ガチしかなかったら難しすぎて見ないもんね
次回からはこの反動で、びっくりするほどゆるゆるですよ!お楽しみに!
30:02 右3人の動きが同じなのかわいい
福田先生の「総合格闘技わかるから打撃を教えていたら、ボクサーが来てビビった」という例え、わかるし、意外と世の中そういう体験した事ある人多いと思う
「遠い国の女の子の、私は親になる」の団体は途上国の子供を支援しているNGO団体ですね。
昔、この団体に仕事で関わっていたことがあって、ちょうどこのキャッチコピーができた頃に携わらせていただいたので、なつかしいな〜って思いつつ言語学界隈で話題になっていたということが知れてよかったです。
5:00 日本人が4人集まってて日本語カタコトなのたまらん
楽しみに待ってました
このラジオで出会ったお二人の先生が仲良しになってるの素敵やし嬉しい🥹🥹🥹
ガチ言語学者ふたりいるからガチガチ言語学ラジオじゃん
そのロジックだと、ガチ言語学者1人と無知な素人1人が言語学ラジオをやったら、ガチムチ言語学ラジオになりますね。
じゃあ普段はムチムチ言語学ラジオですな
ちゃんと先生にお酒を注いであげてってのが途中から気になりすぎる
ゆる言語学ラジオはいい先生に恵まれているなぁ。いいなぁ。
9:43 この堀元さんは絶対違うドメインを考えてる
三島由紀夫の全共闘の映画は、ほんとに何言ってるか分からないけどマジで面白い。これはガチ。
4:46の「どっちもtelic」で神回確定。
以後も理解できない部分が多かったですが、他分野の専門の先生の話は脳にビシッと刺さりますね。楽しかったです。
いやー久しぶりの骨太回、ガチ言語学ラジオとても楽しめました!(と言っても水野さん、堀元さんのお陰で理解しやすかったです!)
骨太回に引き続き、カタルシス英語文法の方もまたやってくれないかなぁと期待しております
レイノルズ数のところで、3人が首を横に振るのが揃っててなんか笑っちゃった。
化学系の理系は「しりょう」を変換しようとして資料がでてきていらいらする気がする.試料を出したいのに
それでしかないですね!
22:26 「対立ではなく昇華」って字幕を見て、アウフヘーベンじゃん!と思ったら嶋村先生もそうおっしゃっててなんか嬉しくなった笑
31:50
嶋村先生「ああ〜、Possessor Rasingってことですかね」
水野さん「ハイッッ!?!?」
手叩いて笑った
ここから嶋村先生の真髄を見たわ
理論言語学と応用言語学、「言語学」の部分を「物理学」に置き換えたら個人的にすごくしっくりきました。理論と実験、という対応も取れてるかと。
変な文法の使い方といえば、最近よく使う表現で、「動詞の終止形+くね?」って言うのがあります。
「すごくね?」「楽しくね?」など、形容詞を疑問形にする方法に準じて、動詞も同様に変化させてるんですよね。
例えば、「あるくね?」「言うくね?」などが一番使われてる気がするんですが、自分の周りではもはやどの動詞でも同じことをしてますね。
未然形の活用が省略されてるってことで間違いはないんですが、なんなら活用の有無でニュアンスが変わる場合もあるんですよね。
例えば、「3人で遊ばね?」は活用アリですが、これは遊ぶ相手を誘うニュアンスがあります。「3人で遊ぼうぜ」と近い意味です。
逆に活用を省いた「3人で遊ぶくね?」は誘うニュアンスはなく、どちらかというと「3人で遊ぶこともあるだろ」みたいな意味になります。
興味深い現象だと思うのでシェアしてみました。
以上
遠い国の女の子の〜の文は確か、NGO団体がやっている月定額プラン(月1000円とか)の募金のようなもので、それを継続的に支払うことで遠い国の貧しい女の子を助けることができる(そのお金が教育費などに充てられるため=募金をすると親のようになる)という話だったと思います。
私は遠い国の女の子の親になりました。ではあまり耳に残らないので、あえて、ん?と思わせる位置に主語を入れてるのかなと思っていました。
語彙的アスペクト😮RRGも聞きたいです!
もう40分台とか短く感じるカラダになってしまった
「遠い国の女の子の、私は親になる」
これは読点があることで(遠い国の女の子の私)という解釈をさせない、そして(遠い国の女の子)を強調したいんじゃないのかなと考えました。
まさにVendlerに苦しんでいる現役学生としては、プロも混乱するという事実を目の当たりにして粘り強く向き合う勇気が持てました😌
38:15 堀本さんのタメ語に先生が怒らないか毎度ヒヤッとする
ついに言及されるガチ言語学ラジオ
『遠い国の少女の、私は親になりました』は、私が寄付をしてその少女の里親になった、と私は解釈しました。
まったく専門ではないけど,「〜に」より「〜を」の方がaffectednessが高いっていうのは(無理矢理でも)語尾を変えるとすんなり理解できてスッキリした。
・名古屋を住む→名古屋を住み尽くす
・車を乗る→車を乗りこなす
こういう理解って言語学的にはOKなのかなぁ
個人的な理解の助けにするのは問題ないんじゃない?
京都の共産党のポスターの
「京都から憲法を守る」
はもやもやして頭に残ってる。
わざわざ英語にすると protect the constitution from Kyoto ですが、こちらも素直に読んだら、意図してないだろう意味の方になっちゃいますね。
嶋村先生に酒を注いであげてください><
内容とは全然関係ないですが、福田先生の背後に個人的に見覚えのある羅和辞典があって思わず声が出ました。
意図しないお揃いは嬉しいですね。
なーにが50分じゃ180でやれ180で(錯乱)
格による含意の変化、以前どの回かで「富士山に登る」「富士山を登る」で水野さんが言ってたような?
0:31 嶋村先生に種明かしされてしょんぼりするMr.ホリモトかわいい。
堀元さんがプログラミングの話し始めたあと嶋村先生と福田先生が分からない言葉が出てくるとほぼ同じタイミングで左向くの面白い
まさに堀本さんが言ったことコメントに書くとこだったー笑
もうガチガチだねー!
ヴェンドラーの動詞分類、十数年前の授業で苦戦したのを思い出しました…!!言語学を勉強した全ての学生あるあるな気がします。
accomplishmentとachievementでも達成と到達でも混乱してしまったので、いくつか代表的な動詞を覚えてなんとか対処した気がします…!
「理解できない話で盛り上がってるの好き」の原体験はヒカルの碁なんよ
いやぁ、面白かったです。
これが言語学者なんですよね。色々な表現に対して、間違っている、おかしい、ではなく、どうして、またどういう意図でこういう表現になっているのだろう、というのに興味を持って突き詰めよう、ってんですね。
「読点」の付け方って、ほんと色々恣意的にできますね。
英語の母語話者です!
achievementとaccomplishmentは、確かに似ている類語です。ただ、大体の雰囲気と言えば、accomplishmentの方は、規模が大きい感じがする。
Achievementは普段個人的に使われている気がします。例えば、ゲームの中で、あるボスを倒したり、パズルを解いたり、何かを達成したりしたら、「Achievement unlocked」という通知が現れ、自分に対しての難しい何かを超えたみたいなニュアンスです。リアルでも、「His Achievements」とかと言われると、彼が頑張った作った作品やできたこと、みたいなニュアンスがします。
Accomplishmentは、大体個人ではなく、他人に認められる達成したものだと思います。学校とかで、点数が一番高い生徒とかは大体校長先生とかに「With outstanding accomplishment in ○○」とか褒められることもあるし、ある科学者やエンジニアがその業界に比べられないくらいのすごいことができたら、いつも「Accomplishment」と表現される気がしますが。
上記のは、ただの個人的な母語話者からの感じですので、とりあえず使う前にお確かめください!もっと違いをはっきりと知りたい方は、accomplishmentとachievementの例文をたくさん検索したほうが、おすすめです!
「遠い国の女の子の、私は親になりました。」の意味するところは活動を知っていると簡単ですね。
まず初めに募金活動ということ。次に募金をした人は親と同じだという考え方。
なので「私は遠い国の女の子のために募金をしたので、親になったも同然です。」となります。
ちょっと横柄な文章になってしまいましたが、「自分の子供が辛い思いをしていると真剣に考えてください」というメッセージですね。
結婚披露宴で馴れ初めを質問してるみたいな場面でクスッとしましたw
内容を察したCZcamsが『ペアーズ』のCMをぶっこんしまうのも納得
Vendlerの動詞クラスは本当にややこしいです。
言語学を学ぶ人は学部時代に習うと思うのですが、いまだにどっちがどっちだったかわからない、あるあるです。
分類自体が複雑なのではなく、accomplishmentとachievementという名称が似ていて混乱するのです。。
achievement の訳語の到達が「到る」のせいで道付きのゴールを想起しちゃって、言わんとする概念と逆転するのがポイント高いっすよね。でもアチーブに対する訳は到達が一番しっくりくるのも事実だし。
@@absant2913
ほんそれです。。
「遠い国の女の子の〜」の件が楽しそうだったので、現代短歌を楽しんでみてほしいな、と感じる。
20:30
量子力学に対して、波動力学、行列力学、経路積分と色々な表現法があるのに似ていると感じました。
遠い国に、孤児の女の子がいて 寄付をすることで、その子の養い親になりました。 て、言う意味だと思いました。
29:20 辞書編纂者の道を選ぶと用例の鬼になってしまう危険性
外延と内包は、数学の集合において、含む元をそのまま記述する外延的記法(例えば{2,4,6,8,10,...})と、条件を用いて満たす元全体を表す内包的記法(例えば{2x|xは自然数})があるのでそれで聞いたことありますね!
プログラミングでもほぼ同じ記法の分類があるので堀元さん知ってるはずなんですけどね、、、
集合で考えるとわかりやす!
「監修の先生たちがみんな寛容な研究者」ではなくて「寛容な研究者だから『ゆる言語学ラジオ』の監修に名乗り出てくれた」が真相ではないでしょうか?
経緯が何であっても「監修の先生たちがみんな寛容な研究者」であることは間違いないのだから「ではなくて」はどうでしょう?
@@YuYuYu-Yu 横からすみません。この場合、「監修の先生たちが(偶然)みんな寛容な研究者(だった)」という因果関係の否定をしており、「監修の先生たちがみんな寛容な研究者」という事実を否定しているわけではないと思いますので、「ではなくて」で合っていると考えます。
@@user-le4lh3go4r フォローありがとうございます。
私が意図したことはまにさんの仰る通りです。
@@YuYuYu-Yu ご指摘ありがとうございます。
私の言葉足らずな部分で誤解を生じてしまい申し訳ありません。事実についての言及ではなく経緯についての言及のつもりでした。ご容赦ください。
@@user-le4lh3go4r いや、それはおかしいと思います。22:40 からの内容は「監修の先生たちの間で対立が起こっていないのは、監修の先生たちがみんな寛容な研究者だからだ」というものです。ここでは「監修の先生たちは、みんな寛容な研究者である」という事実を述べているのであって、誰も「監修の先生たちが偶然みんな寛容な研究者だった」などという話はしていませんよ。したがって、コメント主さんは誰も言っていない事を生み出して、それに対して「ではなく」と言っている訳です。
国文あるある言いたい~
・俊成、定家、家隆は音読み
・平安の連綿体(くずし字)が読めるようになると、江戸時代の版本が読めなくなる
・excelで一番使う機能はフィルター(セルに和歌を一首ずつ入れて、用例検索用)
・文化祭で醍醐作りがち
外延と内包は数学とか論理学でよく出てくるから、堀本さんが知らないのは意外
4:32 「accomplishmentとachievementとactivityがa始まりでごっちゃになる」のくだりで「大森駅と大船駅と大井町駅がごっちゃになる京浜東北線ユーザーみたいだな」と思った
物理屋は「フヘン性」という言葉が大好きなんですが、一つの見方が非常に広範な自然現象を説明できるという意味の「普遍性」と、ある変換を施しても物理量などが変わらないという意味の「不変性」のふたつがあって、オフィシャルでないもの(個人的なブログや学生のメモ)だと逆になってることがあります。どの分野でもこういう同音異義語ネタはありそう
音で聞くとわからないもの。偏在するのか遍在するのか。
偏って在るのか、遍く(広く、色々なところに)在るのかですね。
ごくごく一部にだけ存在するのか、どこにでも存在するのか。
正当性と正統性とかもそうですかね
囲碁の定石、将棋の定跡とかもですね。
数学界隈でも、単項イデアル整域(principal ideal domain)のことをPIDと頭文字で言うことが多いですね!書くのも言うのも大変ですから略した方が利便性が高いんだと思います!
一意分解整域をUFDとか、コーエン・マコーレー性をCMとか結構ありますよね。
ヒルベルト式証明体系をhCLとかツェルメロフランケルの公理系をZFC公理系とかね...
PIDは制御の文脈では全く別だからなあ。
可算鎖条件countable chain conditionもデカルト閉圏Cartesian closed categoryもC.C.C.(大文字小文字やピリオドの有無で揺れアリ)
だったりします
どっちも順序集合で扱うことが有るので、
一緒に扱う場面がありそうであまりないけど論理的にはやっぱりあり得る、ややこし略語っすね。
すごい
補足や進行するときの水野さんめっちゃ偉いな
研究者のワークデザイン、仕事の進め方、仮説の立て方、発見の仕方みたいなのをサイト制作物語的に、共同研究制作物語として聞いてみたい、、!
ガレリアの話、DeepLは「プレイアビリティと」の解釈でした。
でもぼくは堀本さん解釈に賛成です。
「遠い国の女の子の、私は親になった。」はただ単に募金をして、人権が無いに等しい子供達の里親になる事を言っているだけですよ。
この動画内の会話では、上記の事は分かった上で文法的にどうなのと言った議論がされてないように感じました。
特に水野さんの解釈だと、幼年の妻とは、姻戚関係において"親"になったと受け取れます。
直接、言語学とは関係ない事での投稿をしまして失礼しました。
これからも楽しい動画を宜しくお願いします。
accomplishment も achievement も telic ですが accomplishment が durative なのに対して achievement が instantaneous なので,たとえば accomplishment の方が progressive にしやすいとか,時間経過に関する prepositional phrase として in 以外に for が使えるかどうかとかに触れることはできると思いました。
???
チェスも将棋も言語学も出来るんですね、、、!
言語学はどド素人ですが
■動画内で言われている事
accomplishment も achievement も telic であって
■高校レベルの英単語で推測できる事
accomplishment が durative (durationに似ているから、動作の継続期間があるという事だろう)なのに対して、
achievement が instantaneous (多分 instance の形容詞だから即時性、つまり瞬間的な動作であって動作の継続期間はゼロと見なせる事だろう)なので、
■文脈と英文法の知識から推測できる事
たとえば accomplishment の方が (継続期間が存在するから) progressive (前進性だから進行形の事だと思う) にしやすいとか、時間経過に関する prepositional phrase (前置詞句) として in (「~以内に」だから動作の時間経過は関係ない) 以外に for (「~の間」、たとえば「3時間勉強した」等だから動作の時間経過が必要) が使えるかどうかとかに触れる事は出来るだろう、
という事ですかね
@@YuYuYu-Yu そうですそうです。Vendler の話は少し聞いたことがある程度なので合っているかどうかは怪しいですが,あえて便乗して横文字使ってしまいました。
レイノルズ数は高くなると粘性は下がります。
なのでレイノルズ数が高くなると、シャバシャバの水みたいになり、レイノルズ数が低くなるとネバネバになります。
パーセルという物理学者の「低レイノルズ数の生き物」というトークのpdfは有名ですね。
ネバネバした世界に住む生き物のお話ですが、素人でも読めて、すごく面白いです。
「2枚貝の定理」でよく知られていますね。
11:33 「こんぱいらー」
18:18 ここの福田先生の例えめちゃくちゃわかりやすい
いやほんと、回を重ねるごとに先生方の魅力を感じられた。
こう言う奇妙な文を解析する回やってほしいーーーーーーー!!!!
「遠い国の女の子の、私は親になる」は違和感なく共感しました。
理由①聞き覚えのあるリズムだから(長い修飾語?のあとに一つ挟んで被修飾語?がくる)
いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて 時めき給ふありけり。人々は帰し給ひて、惟光朝臣とのぞき給へば、ただこの西面にしも、持仏据ゑ奉りて行ふ尼なりけり。
理由②親は「なる」ものだから。お腹を痛めても帝王切開でも、母も父も養父母も里親も、ご近所さんの(がする)親代わりも、日々子育てしながら、みんなで親みたいなものになる(なって子どもは育つ)と思うから。
言語はブロッコリーである、と水野氏が言っていたのでこれを当てはめると
嶋村先生はブロッコリーの成分や構造を調べる人で
福田先生はブロッコリーが各国や地域でどのように栽培、料理されているか調べる人という感じでしょうか。
つまり二人が手を組むことで世界最強のブロッコリーレシピが生まれるかもしれない……??
もっとストリクトに例えるなら、
嶋村先生はブロッコリーの成長過程を遺伝子とかから研究する人で
福田先生はブロッコリーの成長過程を実際の栽培事例から研究する人って感じじゃないでしょうか。
なので、共著論文は、「ブロッコリーの抽苔の分岐にかかわる遺伝子として知られていた○○は、実際にはあまり分岐現象に支配的でなかったことが、栽培事例の観察からわかった」みたいな感じだと思います。
ほりもとさんに日常で使えるかっこいい専門用語本を出して欲しいと思いました
38:56 個人的には「モンエナ(の缶に書いてある)ポエム」も好きです
生成文法と応用言語学の親和性の話をヘヴィメタルに喩えると、ドゥームメタルとスラッシュメタルって全然違うんだけどなあみたいな話で合ってますかね?
車「で」来たってさ。
運転と同乗でどっちも取れるけど
飲酒が絡むと運転を強く意味する気がするなって思った。
気のせいかも知れないけど。
自然な文章にするなら、「かつてない新次元のプレイアビリティに(より生じる)、身震いするほどのドラマをあなたに」かなあ
広告は詩的に耳当たりよく「かつて・新次元・アビリティ」3拍「身震い・ドラマ・あなたに」3拍、かな。
下の方で既にほかのかたが仰っていますが、マンションポエム・ゲーミングPCポエムと、キャッチコピーは類似性がありますね。糸井重里さんや橋本治さんのような、一世風靡した言葉遣いを生み出した人をゲストにお呼びして、ぜひとも思いつくままにお話しを伺ってみたいものです。
日本語は動詞が中心の言葉だと感じるのですが、PIE諸語Proto-Indo-European languagesは語源的には動詞に由来しながら実際の用例では品詞としては名詞に寄り掛かっている言語であるような印象があります。なので、古典あるいは文語文の詩的文体に近づくほど、母語であれヨーロッパ諸語・漢語であれ、格の用法~動的名詞の用法が現代口語から遠ざかるように思います。(『オデュッセイア』の人物の枕詞も、名詞句を拡大するという意味で、名詞偏重の言葉遣いでしょう) この点で、マンションポエムに体言止めが多いのは、何か心理学的に共通するものがあるのでしょう。名詞で止めて、動詞と主語を含めたフルセンテンスで言わないのは、「マチネ・ポエティク」の詩人たちが日本語で西洋風・唐詩風な定型詩を再現しようとした時によく用いる手法でした。特に中村真一郎の作品。
achievementよりaccomplishmentの方が名前が長いから時間も長い、って覚えてます。
対応する日本語訳は到達、達成で、「達」でしりとりしたら英語のほうに対応する、て覚えました。
「乗り」に続く複合動詞を考えると明確に"を"と"に"の違いが出て面白いですね
車"を"だと乗り回す、乗りこなす、乗り越える
車"に"だと乗り込む、乗り遅れる、乗りかける
また車"に"乗り過ぎるだと長時間車内で揺られていたせいで体調不良を起こしたように感じられるのに対して車"を"乗り過ぎるだと走り屋ジャンキーみたいな印象になりますね
intensionalの話は(何段階か専門性のレベルを下げると、)文法用語として「直説法」をたくさん見過ぎて「直接話法」の「直接」まで「直説」って板書しちゃうという英語教師あるあるに似ている、かも、と思いました。
achievementとaccomplishment の違い、大学の授業でもいまいちピンと来なかったんですが先生方も同じだったんですね…
30:01 首を振る眼鏡三人組
知らない言葉が飛び交ってるのを眺める楽しさはコデックス・セラフィニアヌスのモチーフに通じる
取り敢えず嶋村先生の声渋過ぎる
7:40
嶋村先生のDiscordアイコンかわいくてすき
10:11 堀本反撃
30:02 一緒に横に首振るの可愛い😂
「車に乗りこなす」は?だが、
「車を乗りこなす」はOK
マジ言語学ラジオだ
単語の混同あるある
space (空間) の形容詞 spatial (空間の) と、「特別な」の special がスーパー紛らわしい。
なんで space の c が形容詞化したら spatial って t に変わるんだよっていう。special の方の c と紛らわしいんだよ。
最初の母音が違うのは発音が「spatial」(スペイシアル) と「special」(スペシャル) で「エイ」と「エ」で違っている事に対応していて良いんだけどさ。
対立ではなく昇華!!至言!!
疲労困憊コンパイラーは言ったことあるな笑
ぼくのてりっくぼうよみとか有名ですよね
「電車を乗る」が使われるときは、経験や体験としてではなく交通手段として扱う時でしょうか。面白っ。