【完全理解】人間ドックの膵臓がん(膵がん)検査!膵臓がんドック

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  • čas přidán 3. 08. 2024
  • 人間ドック専門医がお送りする、膵臓がん検査(膵がん検査)についての詳しい解説です。人間ドックで膵臓がん早期発見を目指すためのMRI・MRCP、CT検査、超音波内視鏡検査、胃充満法(飲水法)超音波検査、腹部超音波検査などについてお話しています。膵臓がんドック(膵がんドック)とか膵臓ドックとも言われているものの説明です。皆さまの健康管理にお役だてください。
    キーワード:膵臓がん、膵臓癌、膵がん、膵癌、
    👍🏻評価やチャンネル登録をしてくださったら嬉しいです。ご質問などもありましたらコメント欄に記載していただければ、できるだけ返信したいと思っております。
    もくじ
    0:00 はじめに 生存率、死亡数、発見目標とする大きさ
    1:24 人間ドックで行う膵臓がん検査項目
    1:52 腹部超音波検査
    2:52 MRCP・MRI =MR検査
    4:21 超音波内視鏡検査
    5:08 造影CT検査
    6:44 胃充満法(飲水法)超音波検査
    7:44 人間ドックでは行わない精密検査(ERCP)
    8:16 腫瘍マーカーCA19-9,マイクロRNA線虫検査(N-NOSE)
    9:40 膵臓がん検査を勧めない、米国予防医学専門委員会(USPSTF)の指針
    10:41 検査の限界
    11:27 どのくらい早期膵臓がんが発見できるのか?
    13:28 膵のう胞・膵管拡張
    14:35メリット、デメリットについて
    16:53推奨開始年齢、推奨間隔
    19:36まとめ
    ----------------------------------------------------------------------------------------------------
    ▼このチャンネルは、できるだけ科学的根拠となる資料を示しながら話を進めています。もし詳しい事を知りたい方は下記の参考資料をご参照ください。そうでなければ、スルーしてもらってOKです。
    参考資料
    がんの5年生存率資料
    がん情報サービス. 地域がん登録によるがん生存率データ(1993年~2011年診断例)(5年生存率)
    ganjoho.jp/reg_stat/statistic...
    膵臓がん死亡数資料
    がん情報サービス資料. 全国がん死亡データ2021年.
    ganjoho.jp/reg_stat/statistic...
    1㎝以下の膵臓がんの生存率についての資料
    Egawa Sら. Japan Pancreatic Cancer Registry; 30th year anniversary: Japan Pancreas Society. Pancreas 2012;41:985.
    pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22750...
    各種検査における早期膵臓がんの発見性能についての資料
    Kanno Aら,Japan Study Groupon the Early Detection of Pancreatic Cancer. Multicenter study of earlypancreatic cancer in Japan. Pancreatology 2018;18:61-67.
    pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29170...
    膵臓のがん診療において行われている各種検査の資料
    日本膵臓学会. 膵癌資料ガイドライン2019年度版. 
    suizou.org/pdf/pancreatic_canc...
    なお、最新版としては2022年度版が出版されています(まだ現時点でHP公開なし)。
    CTやMRIでみられることがある、早期膵臓がんにおける限局性の膵萎縮についての報告
    Nakahodo Jら.Focal parenchymal atrophy of pancreas: An important sign of underlying high grade pancreatic intraepithelial neoplasia without invasive carcinoma, i.e., carcinoma in situ. Pancreatology 2020;20:1689.
    pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33039...
    膵臓がんの早期段階と思われる時期に、造影剤なしのCTでも膵臓のくびれがみられる場合があったという報告
    Miura Sら. FocalParenchymal Atrophy of the Pancreas Is Frequently Observed on Pre-Diagnostic Computed Tomography in Patients with Pancreatic Cancer: A Case-Control Study. Diagnostics (Basel) 2021;11:1693.
    pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34574...
    CTで膵臓のくびれをチェックすることが膵臓がん早期発見につながる可能性を示唆する報告
    小橋 優子ら. 胆膵領域における炎症と発癌 膵の限局性の炎症細胞浸潤と膵癌の発生、それに伴うCT膵くびれ所見. 日本消化器病学会雑誌 2020;117;A654.
    medical-tribune.co.jp/news/20...
    膵臓がんに対するマイクロRNAに関する報告
    Kojima Mら. MicroRNA markers for the diagnosis of pancreatic and biliary-tract cancers. PLoS One 2015;10:e0118220.
    pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25706...
    早期膵膵臓がんに対する線虫検査、腫瘍マーカー検査に関する資料
    Asai Aら.Scent test using Caenorhabditis elegans to screen for early-stage pancreatic cancer. Oncotarget 2021;12:1687.
    pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34434...
    米国予防医学専門委員会の無症状者への膵臓がん検査はしない方が良いという指針
    Henrikson NBら. Screening for Pancreatic Cancer: Updated Evidence Report and
    Systematic Review for the US Preventive Services Task Force. JAMA 2019;322:445-454.
    pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31386...
    www.uspreventiveservicestaskf...
    膵管の拡張や膵のう胞があると膵臓がんを発症しやすいという報告
    Tanaka Sら. Slight dilatation of the main pancreatic duct and presence of pancreatic cysts as predictive signs of pancreatic cancer: a prospective study. Radiology 2010;254:965.
    pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20177...
    膵臓がん早期発見のための地域プロフェクト資料
    尾道総合病院ホームページ. 膵がんプロフェクト.
    onomichi-gh.jp/cancer_med/pan...
    #専門医が教える人間ドックの受け方 #膵臓がん #膵がん

Komentáře • 8

  • @user-jo4pd8ff8t
    @user-jo4pd8ff8t Před rokem +6

    とても良くわかりました😊ありがとうございました😌

  • @tskisd7765
    @tskisd7765 Před 4 měsíci +1

    丁寧なご説明、ありがとうございます。
    ドック検査の一環としての腹部超音波検査を同一医療施設で数回経験、いずれも膵臓部分は「描出不良(一部)」との結果でした。描出部分の限りでは、一応異常なしと推察とのニュアンスでした。 そこで素朴なお尋ねですが、腹部超音波検査での限界はあるにせよ、当該機器自体の種別・優劣による病変把握度の相違などで、何か参考情報とかあればよろしくお願いします。

    • @user-sq1ng6uq6p
      @user-sq1ng6uq6p  Před 4 měsíci +1

      コメントありがとうございます。そうなのですね。膵臓は腹部超音波で全部がみえないことも多い臓器であり、おっしゃるように見えている範囲では異常ありませんという結果を返すこともままあります。
       ご質問にお答えします。私の所属する人間ドック施設は超音波の専門技師が超音波検査を行っており、現在自分で超音波検査はしていないのですが、自分で検査していた頃の経験から言うと新しい機器の方が綺麗に描出できました。人間ドック学会も含めて3学会合同でだしている腹部超音波検診判定マニュアルにも耐用年数(基準は7年)以内での使用推奨がございます。私が一番お世話になっているベテランの超音波専門技師さんに訊ねたところ、やはり新しい機器の方が見えるとおっしゃっていました。しかし、例えば10年前の古い機器でもきちんと整備して見え方の精度検証もしているので大丈夫なレベルだとのことでした。メーカーでの違いは、腹部超音波の見え方の評判が良いところとか、体表(乳腺など)の超音波が得意なメーカーとかの個性があるとおっしゃっておりました。このように新旧やメーカーで違いはあると思いますが、きちんと精度管理された施設であれば問題ないレベルの機器がおいてあると思います。あまり私自身の生きた知識でのお答えができず申し訳ありませんが、参考にしていただければ嬉しいです。

    • @tskisd7765
      @tskisd7765 Před 3 měsíci +2

      お忙しい中、スピーディに丁寧なコメントをいただきありがとうございました。 
      より的確な身体チェック対策に向けての、参考としてさせていただきます。

  • @user-xu3ci3hp9d
    @user-xu3ci3hp9d Před rokem +6

    膵尾部はエコーは見えませんね

    • @user-sq1ng6uq6p
      @user-sq1ng6uq6p  Před rokem +3

      コメントありがとうございます。そうですね。腹部超音波は膵臓に対して盲点ができやすい検査ですね。

  • @user-sd8he2wz9p
    @user-sd8he2wz9p Před rokem +1

    ジョンズホプキンズ大学腫瘍医学で行われている微生物によるガン治療について、お教え下さい。

    • @user-sq1ng6uq6p
      @user-sq1ng6uq6p  Před rokem +4

      私が人間ドックの医師で自身で治療にあたらないこともあり、微生物によるがん治療については全く知識がないです。お答えできず、すみません。自分も興味を持ったので医師目線でさっと調べた結果を、お役に立たないとも思いますが以下に示します。
      医学用の文献検索サイトで調べますと、世界では細菌やウイルスを癌治療に利用する研究が行われおり、ジョンズホプキンス所属になっておられる先生が書いた細菌を利用した癌治療の総説資料がありました(2018年とちょっと前ですが)。下記サイトです↓
      pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30405213/
      まだ研究段階のようで、実際に治療を受けることを想定したお話ができる段階ではないと推測いたしました。
      日本ではウイルスを遺伝子導入利用した治療方法は耳にしたことがありますが、微生物そのもので癌を治療するという方法は聞いたことがなかったので驚きました。
      お役にたてずすみません。質問ありがとうございました。