明治時代ではなく、戦後間もない頃の船場の商家のように、なじみ深く私には聞こえてしまいました。人の世は、同じように繰り返されているのかも知れませんね。そう言えば幼い頃、両親が飾ってくれた端午の節句飾りの人形は、何処へやってしまったろう。父や母を思い出して、思わず涙ぐんでしまいました。
明治維新も戦後の頃も、インフレが物凄く、それまでの価値観が大きく変わった時代の大転換期ということは共通してしているのかもしれませんね。INOUEMANGEKYOさんご自身の思い出と重ねて聴いていただき、この作品をお届けできたことを本当に嬉しく思います。
戦後東京下町生まれの私は、雛人形などお金持ちの象徴、長じては悪しき封建制の象徴と揶揄し、その頃ならばこの「兄」に同調していたことでしょう。しかし疫病を契機に「新生活スタイル」を叫ぶ者どもに遭遇している今、雛人形に込められた想いが愛おしくてたまりません。素晴らしい作品のご紹介有難うございます。
美しい日本語で書かれた文章を、卓越した朗読で 提供いただきありがとう。
登場人物全員が目の前で 生き生きと動いています。
平成と令和の転換期である今こそ読むべき、芥川作品であると感じました。
このような良作を選出し、聞き応えある朗読をして下さった貴方に、最大の感謝を捧げたいです。
個人的には、私自身、お雛様に格別の思いがあるので、このお鶴さんに感情移入してしまいました。
現代の、平成と令和の間にも、この兄と妹、父と母のような、認識のズレや、お互いの境遇に対する不理解が色濃く漂う気配はあります。
しかし、我々は、この家族のように、それぞれ憤ったり、ただ悲しんだりするのではなく、お互いがお互いを理解し、より良い解決の糸口を模索することこそ、尽力すべき一つの課題であると再認識しました。
改めて、この作品を取り上げてくださり、誠にありがとうございました。
ありがとうございます。
守りつづけたい旧いもの、受け入れるべき新しいもの。
その交差点に、この時代も今も、立っているのだと思います。
仰るとおり、双方への理解が大切ですね。
今後もこのような作品を、朗読を通してご紹介できればと思います。
🎎 作り手は知らず⁉️家主の想い。
素晴らしい朗読を、聞かせていただき有り難うございます。
「文化」は繊細で、
「文明」は頑健だと感じながら拝聴いたしました。
お聴きいただきありがとうございます。この時代にうち捨てられた文化とは…と私も考えさせられ、小泉八雲の作品にそれを求めたく思いました。
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