伊予鉄道唱歌 全25番 オリジナル歌詞

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  • čas přidán 18. 01. 2010
  • 松山市の都市交通の担い手・伊予鉄道株式会社には、民鉄では唯一となる鉄道唱歌があります。
    明治41年に伊予鉄道創立20周年を記念して作られたものですが、これには鉄道唱歌シリーズの作詞者である大和田が、同じ愛媛県の宇和島出身であったことも大きく関係しているようです。
    唱歌は全25番あり、現存する郊外3線・市内線に加えて、昭和40年に廃線となった森松線の沿線風景が歌われています。
    しかしながら、現在は主に1,2,6番のみが歌われることが多いようで、同社のサイトで公開されているのもそれらのみです。
    歌詞に関しても、昭和28年の松山国体の際に当時の状況に沿って一部が変更されています。
    【作詞】大和田建樹
    【作曲】田村虎蔵
    【歌詞】
    名も常磐(ときは)なる 松山の
    市街を中に 取り卷きて
    葛の如く 縱横(たてよこ)に
    蔓(つる)さし延す 伊豫鐵道(伊予鉄道)
    先づ乘り出だす 高濱の
    港の海の 朝げしき
    艪を押し連れて 出でて行く
    船は落ち葉か 笹の葉か
    波なき水に 影ひたす
    伊豫の小富士の 興居島(ごごしま)は
    桃の産地の 名も高く
    こなたにあるは 四十島
    夏は賑はふ 潮あみの
    客もて埋む 梅津寺(ばいしんじ)
    過ぐれば ここぞ朝毎に
    魚市開く 三津が濱
    濱の松原 はや跡に
    なりて迎ふる 古町駅
    まぢかく仰ぐ 勝山の
    城に 昔ぞ忍ばるゝ
    伊豫鐵道の 本社ある
    松山驛の 近くには
    役所 兵營 女學校
    出で入る列車の 數(数)繁し
    間もなく渡る 石手川
    左右の 廣き堤には
    枝さしかはす 木々高く
    さながら自然の 公園地
    立花出でて 久米の驛(駅)
    名高き 神社佛閣は
    日尾の八幡 三藏院
    四国靈場 西林寺
    送り迎ふる 程もなく
    平井 田窪(たのくぼ) 打過ぎて
    片手の 藥師浮島の
    社も 後になりにけり
    津吉上村 松茸の
    産地と かねて音に聞く
    處はあれぞ あの山ぞ
    秋は來て見む 打ち連れて
    終點(点)驛の 横河原
    おりて進めば 讚岐道
    夏白糸を 繰り出だす
    白猪唐岬(しらゐからかい) 滝近し
    立花驛に 立ち戻り
    森松線に 乘り換えて
    南に向へば 星の岡
    勤王義士の 古戰場
    椿の森に 神さびて
    祀られ給ふ 伊豫豆比古(いよづひこ)
    立つや 石井の大鳥居
    居ながらそれと 拜み行く
    森松下るれば 土佐街道
    伊豫名産の 一つなる
    雪より白き 砥部燒(とべやき)の
    産地南に 約一里
    郡中線は 松山を
    出でて餘戸驛 出合驛
    餘戸には 履脱天神(くつぬぎてんじん)と
    日招(ひまねき)八幡 名も高し
    出合は石手 重信の
    二流出で合ふ 處にて
    河原は白く 水清く
    青きは 岸の松林
    夏は涼みに 秋は月
    柳の花の 散る頃は
    鮎釣る人の 影見えて
    景色ぞあかぬ 四つの時
    松前(まさき)の港 賑はひて
    妻も乙女も 朝毎に
    いたゞき出づる 御用櫃
    賈り行く魚(うを)は 何魚(なにうを)ぞ
    松前の城は 田の中に
    埋れて跡は 知らねども
    しるきは 義農作兵衛の
    譽れを殘す 墓所
    砂糖の出づる 地藏町
    過ぎて下車する 郡中の
    濱は五色の 名も高く
    一望はてなき わたの原
    名殘は殘れど 松山に
    歸(帰)りて 城の西北を
    古町木屋町(こまちきやまち) 打過ぎて
    行けば 道後の温泉場
    代々の帝の 大行幸
    ありし歴史を いたゞきて
    浴室清く 町廣く
    天下に知らるゝ 湯の驗(しるし)
    浴後の散歩 試むる
    道後公園 あたゝかに
    春風(はるかぜ) 木々を吹く時は
    滿山さくら 滿地雪(まんちゆき)
    花の木の間に 見渡せば
    ただ一幅の 圖(図)となりて
    ながめやらるゝ 松山市
    あれ見よ 三津も興居島も
    湯の神社にも 詣でたり
    いざ又 汽車に打ち乘りて
    一番町(ちやう)に 疾(と)く行かむ
    約せし友も 待つべきに
  • Hudba

Komentáře • 21

  • @jairjapa
    @jairjapa Před 11 lety +16

    懐かしいふるさと 母(93歳)。
    ブラジル。

  • @yuta__ana_myj
    @yuta__ana_myj Před rokem +5

    森松線って今もあったら絶対需要あったやろうな

  • @user-bt3xj3wd8z
    @user-bt3xj3wd8z Před 2 lety +5

    懐かしいありがとうございました

  • @user-oj4wv8kg8s
    @user-oj4wv8kg8s Před 9 lety +6

    今週松山、内子に旅行に行きます。
    聞いてると実感湧いてきて益々楽しみになります❗

  • @user-ft8fj1kc7n
    @user-ft8fj1kc7n Před rokem +1

    香川県民です!
    鉄道150年のメモリアルデーで松山市駅におります!
    来てよかったです!

  • @user-wv2jh8qw9b
    @user-wv2jh8qw9b Před 5 lety +10

    松山駅…取られてない時の名前なんだな…泣

  • @user-ww2qs2gq1n
    @user-ww2qs2gq1n Před 3 lety +4

    最高!最高!最高!

  • @user-ng8vz7qr5z
    @user-ng8vz7qr5z Před 6 lety +6

    小さい頃、黄色いのオレンジの線があるやつの電車の伊予鉄が俺の人生初の電車のと1番多く乗った電車でした。

  • @KisukiLine120
    @KisukiLine120 Před 11 lety +3

    素晴らしい!!また乗ってみたい路線です。

  • @baka1208
    @baka1208 Před rokem +5

    松山の中小私鉄の分際で立派な唱歌を作ったから、あれ以上の大きさの社歌は作れなくて恥ずかったから四国一の鉄道会社は社歌を作れなかった説
    JR四国

    • @anyonnbario
      @anyonnbario Před 11 měsíci +2

      ある意味四国一の鉄道会社は、
      伊予鉄道だと思います、
      四国の鉄道会社で唯一黒字で自社だけで成り立ってる鉄道会社だからです。

  • @user-fl4cx1xs6k
    @user-fl4cx1xs6k Před 4 lety +5

    伊予鉄の社歌にもなってますね。

  • @asakazefuji
    @asakazefuji Před 13 lety +5

    あと鉄道唱歌そのものでも、第五集では現在の南海電気鉄道本線がうたわれています。
    当時の日本の鉄道は多くが民営だったためですが、南海だけが国有化を逃れ民営で残ったためですけどね。

  • @hanshin_1001
    @hanshin_1001 Před 4 lety +10

    市内線の52号はまだ走ってるかな🙄
    それにしても伊予鉄は電車もバスも路面も残念な色にされてしまったな🙄🙄🙄

    • @Kaneyanmaru_Channel
      @Kaneyanmaru_Channel Před rokem

      52号は今年(2023年)に廃車になりました。現在は古町工場の廃車置き場で保管されています。

  • @asakazefuji
    @asakazefuji Před 13 lety +7

    民鉄で唯一といいますが、実際には大和田を真似ていろんな私鉄で明治から大正時代に鉄道唱歌は作られたようですよ。
    例えば静岡県の伊豆箱根鉄道駿豆線。この鉄道、鉄道唱歌ができたと同じ1900年の10月に「豆相鉄道唱歌」って全30番の独自の鉄道唱歌を発表しています。今もネット上で告知されていますし。
    また明治38年開業の阪神電気鉄道本線。こっちは鉄道唱歌と同じ大和田建樹が自ら、「阪神電車唱歌」ってのを作って発表しています。

    • @user-kt1jt8bs6g
      @user-kt1jt8bs6g Před 3 lety +2

      路線は現存しませんが北陸鉄道にもあったそうです。

  • @seama1459
    @seama1459 Před 4 lety +3

    四十島→ターナー島

  • @user-nr6uu9mu6d
    @user-nr6uu9mu6d Před 4 lety

    香川県ゆかりの初老です。松山市駅は四国一の乗降客数誇る、という事情から未だに「松山は四国一の都市」という奴もおるが、将来的には四国新幹線香川開業で地位も落ち目!JR松山駅のギャップは酷い!

    • @anyonnbario
      @anyonnbario Před 5 měsíci +2

      四国に新幹線なんてとんでもない🙍
      できるわけないでしょ。