間質性肺炎があるとなぜ肺がん治療ができない?・質問回答シリーズ

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  • čas přidán 8. 09. 2024
  • LINEオープンチャット「がん専門医の部屋」に、なぜ間質性肺炎がある肺がん患者は検査も治療も受けさせてもらえないのかという質問が来ました。動画の最後には、間質性肺炎合併がん治療に関する当方の痛恨の経験をお話しします。
    ※がんとがん治療は十人十色、個々の患者さんで全く事情が違うものです。ご自身の治療相談は主治医と相談の上決定してください。
    8月中旬に光文社新書から、がん防災漫画『押川先生、「抗がん剤は危ない」って本当ですか?』(1100~1200円?)を出版します。
    CZcamsがん防災チャンネルの1500本の動画から厳選したテーマを20本の漫画+当方が関わったがん治療体験者2名の漫画2本から成り立っています。
    さらに各話にはそれぞれ、詳しいけど分かりやすい解説文と、参考になるがん防災チャンネルの動画QRコードがセットになっている、今までにない野心作です。
    現在校正中の原稿を先日、秋野暢子さんに読んでいただきましたが、
    「ご著書、一気に拝読いたしました。
    とてもわかり易く沢山の方々に読んでいただきたいです。」というご感想をいただき、ありがたいことに本の帯も書いてくださるとのことでした。
    さらにこの本とがん防災マニュアルのセットを、多くの中高学校や看護学校に寄贈して、がん防災+がん教育を支援するクラウドファンディングも予定しています。
    そのリターンの一環として8月26日(土)に東京で出版記念講演会を予定しています(あまり広くない会場なのでオンライン参加もあり)。
    出版記念講演会では、漫画の内容のさらに詳しい背景やCZcamsでは公開できないエピソードなどをお話ししますので、早く入手して内容を読んでいただきたいと思っています。
    ◎「がん防災マニュアル」無料配布中
    がん予防に熱心な人は多いのですが、がんの半分以上は予防不可能ということを知らない人も多いため、発病したときにどうすれば良いか混乱する人が少なくありません。
    しかし、家族や友人を含めたら、生涯がんと無縁ですむ人は圧倒的に少ないわけで、しかも突然やってくる、これは災害と同じです。
    そこで予防だけではなく、被害拡大軽減から復興支援まで含める「がん防災」という言葉を提唱しています。たった28ページにがんにまつわる必要最小限の知識、情報源、落とし穴、周囲の人が考慮すべき事などをざっくりとまとめました。
    無料PDF版と冊子版があります。
    こちらから↓入手してください。
    がん防災マニュアル無料PDF or 冊子版入手リンク
    www.gh-ouendan...
    ■ がんここ通信
    ───────────────────
    【がんここ人生編・家族】
    がん発病後の人生をどうやって立て直すのか?
    人生編の2回目は、23名の参加者とともに「第2の患者」と言われる『家族』について学びました。
    ゲストは、血液内科医で患者家族でもある青島敬二先生の、『24時間主治医であること』
    ご家族のPETーCTとMRI、CT画像を示しながら、臨床初見や経過を説明された青島先生。
    「家族でありながら主治医でもあった。眠れない日もありました」と、不安だったお気持ちも率直に吐露されて、長く心に刻まれるレクチャーとなりました。
    押川 勝太郎先生の講義は、『がんサバイバーとは家族も含むって知ってますか?』
    ポイントは、
    ・がん患者と家族のせめぎ合いをどうコントロールするか?
    ・高ぶる感情を落ち着かせる方法とは?
    ・感情ありとなしの家族間コミュニケーション方法
    ・主治医と患者を家族が取り持つ方法
    ・主治医の機嫌を操る方法
    ・遠くのやっかいな親戚との付き合い方
    「がん患者のご家族は、問題が起きた時に逃げてはいけません」
    と押川先生。
    ・心に余裕がなくなり、感情的になって喧嘩が起きたり、共倒れの原因となる
    ・がんになる前と変わりなく同じように!は止めて、新たな関係性を考えていくことが大切
    自分にも家族にも、いきなりがんはやってきます。
    『がんここ』でがんをコントロールする方法、
    人生を豊かに生きるコツを共に学びませんか。
    7月のメニューは、
    「がんになっても人生は続く→第二の人生に向けてリセット」
    「仕事ががん治療に役立つ!」です。
    詳しくはこちらよりどうぞ↓
    ・7/13(木)20:00~『人生編③がんになっても人生は続く→第二の人生に向けてリセット』(講師:押川)
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    ・7/27(木)20:00~『人生編④仕事ががん治療に役立つ!』(講師:押川,ゲスト:パソナ官公庁第1チーム 細谷美弥さん)
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    ・8/10(木)20:00~『人生編⑤がん人生でお金は切り離せない10の理由』(講師:押川)
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    ・8/24(木)20:00~『人生編⑥社会活動でがん人生を再拡張して寿命を延ばす』(講師:押川,ゲスト:ピアリング代表理事 上田のぶ子さん)
    gankokojinsei6...
    ◎がんここ月会員
    community.camp...
    ※特典として過去のセミナー全部をアーカイブ視聴可能
    ◎匿名相談用LINEオープンチャット
    (動画中に紹介したオープンチャットの一例です)
    がんに罹患したばかりで混乱している方々を対象に、匿名相談用LINEオープンチャットを作ってみました。
    2チャンネルのLINE版みたいなゆるゆるの掲示板です。
    この敷居の低さで、がん治療以外の困りごとについても、どこまで支援出来るか試してみようと思います。
    オープンチャット「がん専門医の部屋」
    line.me/ti/g2/...
    ◎がん防災メルマガ
    上記オープンチャットでの質問回答やがん治療人生に役に立つ記事と補足コメントを不定期でお伝えしています。
    申込リンク→maroon-ex.jp/f...
    ◎CZcams動画の内「がん治療Q&A」「旅先がん読み解きシリーズ」の動画460本の統合PDFデータベースを作りました。「がん種」「悩み」「質問」に関するキーワードで検索すると、たいていの「悩み」についての動画が見られるはずです。
    ↓↓↓↓↓↓
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    #癌治療
    #がん防災マニュアル
    #がんと働く応援団

Komentáře • 15

  • @user-dz7nk9ve9i
    @user-dz7nk9ve9i Před rokem +4

    先生の痛恨のご経験、辛かったお気持ちが伝わってきます。難しい選択は素人である患者にとって主治医と一緒に考えることが必須で、主治医との信頼関係を作ることが後悔のない治療人生につながるんだなと思いました。

  • @user-rw4nr1ks8d
    @user-rw4nr1ks8d Před rokem +4

    先生お疲れ様です。私も間質性肺炎の肺癌です。先生の話で主治医が苦労していることがわかり感謝しなくちゃと思いました。間質性肺炎があると放射線、手術のリスク、使える抗がん剤も少なく選択肢が少ないと聞いてます。研究が進み選択肢が増えるといいですね。風邪でも急性増悪になるリスクがあるとのことなのコロナ前から一年中マスクの生活と肺炎球菌ワクチンで予防していました。

  • @user-jy5so4tg7o
    @user-jy5so4tg7o Před rokem +3

    押川先生、いつも役立つ情報ありがとうございます。今回のテーマで思い当たるエピソードがあります。私は90年、縦隔の悪性腫瘍で入院治療を行なっておりましたが、同じ病棟に肺がんの患者さんで同時に間質性肺炎も患っている方がおられました。当時はブレオマイシンという抗生物質抗がん剤も使われていて、このブレオマイシンの副作用でも間質性肺炎になる事が知られていましたし、放射線治療でも間質性肺炎になったり、その症状が悪化する事もあると聞きました。間質性肺炎はそのタイプによっては、亜急性に進行して数週間で亡くなる方もいるそうです。
    同じ病棟で退院後、10日程で急性増悪で救急搬送されてきた方は、即入院となり集中治療室に入られた後2週間程で亡くなられました。
    私は入院治療を終えたのちに退院し、その後外来で経過観察の為に通院になりましたが、一緒に入院していた間質性肺炎の患者さんは、殆どの方が酸素ボンベのカートを引いて通院されていたので、在宅酸素をされていたと思います。
    肺がんそのものの苦しみよりも間質性肺炎による息苦しさが見ていて本当に辛そうに感じました。
    抗がん剤や風邪など、ちょっとしたキッカケで発症、増悪し、呼吸管理が非常に難しく、不可逆的な肺の繊維化を目の当たりにする担当医はリスクを考えると少しでも悪化要因を排除したいと思う筈です。
    気管支鏡検査や組織採取は、麻酔下で気管、気管支、肺門部を物理的に傷付けたり、組織採取の際の肺胞内放水で無気肺領域を増やしたりと、ただでさえ息苦しい患者に追い打ちを掛けるような苦痛を強いるもので、私が患者当事者でも家族でも、拒否するに違いはありません。
    73歳というご高齢を考えても、血液検査以外の侵襲性を伴う検査や抗がん剤、放射線治療は難しいと、主治医の先生は判断されたのでしょうね。

  • @user-rc7ew2yk8b
    @user-rc7ew2yk8b Před rokem +6

    肺炎のイメージって色々な肺炎があって咳って全身で咳こむから長期の咳症状は辛そう、大気汚染もあるし私は癌治療してるからマスクはしておきます。

  • @xhinq
    @xhinq Před rokem +2

    叔父が進行性間質性肺炎のステージ3の癌だそうです。この前、腫瘍が1回目は小さくなって
    2回目があまり大きさが変わらなかったので3回目の抗癌治療をした際に投薬の種類を変えたところ
    手足に力が入らなくなり、立つ事が困難になりました。脳の状態や他の箇所も検査しましたが異常はなく
    叔父の家族は遠くに住んでいるのと告知していないので私の母や叔母(叔父の姉に当たる)そして
    私で食事を作ったりして経過観察をしていました。1週間しないうちに手の握力が戻り、足はまだ太ももが笑うと言ってましたが
    運転できるまでに回復しました。しかし次の投薬のスパンが短く、10日に受けます。
    またそのような症状になるのでは無いか、と懸念していたところホスピス、緩和ケアの紹介を受け
    最後に来るところではなくて呼吸が苦しい時でも利用が出来るんですって説明を受けたようですが一気に悪くなるだなんて
    知りませんでした。でも色々と調べたり、今回の話を聞いていつでも覚悟が必要なのかと思わされました。
    手術の出来ない箇所にあるので投薬でしか治療困難だそうです。。
    余命とか聞きたく無いくらい元気で、お弁当作って持って行くと、明るくありがとなー!って言ってくれます。
    考えると泣けてきます。どうにかならないのかと自分で模索してますが、お金に関係なく最先端の治療とかないのでしょうか。
    私の地元の県立病院で診ていただいていますが、もっと他にあるんじゃ無いかと思ってます。
    他県やもっと大きな大学病院や国立病院などで症例はないのでしょうか。。
    叔母の夫も同じ病気で、食が元々細かったのもあって1ヶ月で亡くなっています。今の叔父は普通の量くらい
    食べれています。今のうちに手を打てないのか必死ですが、この病はどうにもならないのでしょうか。。

  • @sigaazu
    @sigaazu Před rokem +2

    すごく勉強ぬなりました。これで主治医の先生のお話が分かりやすくなりました。

  • @user-xc3sz5op3f
    @user-xc3sz5op3f Před rokem +1

    押川先生
    おはようございます
    肺がん
    見ました
    私は咳も表情まだでてないですが
    先生の説明とても勉強になります
    私も色々病院に対して不安有りますが
    押川先生の前の動画から今ほは全て見てます
    何時もありがとうございます

  • @non829naka
    @non829naka Před měsícem

    私も肺がんが有り、間質性肺炎で今休薬してます。ステロイド治療しております。今までに誤嚥性肺炎や肺炎、間質性肺炎を繰り返してます。今後が怖いですね。色々考えたいと思います

  • @yuki-mv5ix
    @yuki-mv5ix Před rokem +2

    父が間質性肺炎、合併肺がん?と疑われています。
    というのも先生のおっしゃる通り、主治医も気管支鏡検査を拒んでいてCTで映る1.2センチほどのものが本当に腫瘍か判断できていません。
    急性増悪の怖さの説明を受け、ただ経過観察の日々です。

  • @t.c-utopia9277
    @t.c-utopia9277 Před rokem

    がんを撲滅するために生涯苦しい治療をやり続けますか?それとも寿命は多少短くなっても、がんと共存し、楽で楽しい余生を過ごしますか?
    自分にとっては答えは簡単なのですが、さ〜、このチャンネルの視聴様方はどうでしょう?
    ぶっちゃけ、楽しく短い人生か、苦しく長い人生か、どちらを選ぶかって事でしょう、、、

  • @user-jy5so4tg7o
    @user-jy5so4tg7o Před rokem

    先の方のコメント拝見していて、家内の父親の現状を思い起こしました。2ヶ月前に私がお世話になっている病院で関節リウマチの確定診断を受けて、アザルフィジンEN錠250→500、そしてつい先日よりMTXへと変わり、薬剤性間質性肺炎の副作用を心配しています。関節リウマチ治療に使われる薬剤、DARMs系のものの多くには、その副作用に間質性肺炎、薬剤性肺胞炎の病名が並び、原疾患以上に脅威に感じています。
    がんの場合とは異なるかも知れませんが、薬物治療の計画上、リスクとなる事は同じで内科医共通の悩みだと思います。少なくとも肺繊維症群の一連の疾患は、30年以上も治療法に進歩が見られませんが、この疾患に関してこれほど、新薬開発が遅れているのは、やはり優先順位ががんや他の新たな病気の出現に向いてしまっているのでは?と考えてしまいますが、先生はどう思われますか?

  • @user-Holland_Lop
    @user-Holland_Lop Před rokem

    私は、膿胸になったことで多発性骨髄腫が発覚したのですが、膿胸が完治するまで、がん治療ができませんでした〜。

  • @Melmo-kb7qv
    @Melmo-kb7qv Před rokem +1

    うちの父と叔父が間質性肺炎で亡くなっています。
    父の場合、リュウマチの薬が原因だったようです。2度目の急性増悪では数時間苦しみ、モルヒネを打つか打たないか医者から言われている合間にあっけなく亡くなりました。前日まで酸素ボンベなしで生活できる状態で、食欲も旺盛でした。
    叔父は肺がんで余命半年と言われていましたが、片肺の間質性肺炎が悪化し1か月で亡くなりました。
    本当に恐ろしい病気ですよね。

    • @user-jy5so4tg7o
      @user-jy5so4tg7o Před rokem

      お身内の方をお二人も同じ病気で亡くされるとはお辛い御経験でしたね。
      義父が関節リウマチで最近メトトレキサートを飲み始めました。主治医から同行した私に、息苦しさや空咳が見られたら、すぐに診察に来て下さいと言われています。
      診察室の前に順番を待つ人の中に、酸素ボンベを引っ張っている人を見ると、やはり副作用か?と心配にもなります。急性増悪は本当に恐いですね。
      私は30年ほど前に腫瘍と共にガンに侵された横隔膜の神経も一緒に摘出した後は横隔神経麻痺で、右肺の上下伸縮が止まり、右肺だけ空気が取り込めず、間質性肺炎の方と同じような拘束性の換気障害で運動すると息切れが出て苦しい状態です。
      お父様が経験された、息が吸えない、吐けない苦しみは理解出来ます。
      この先、この病気の研究が進んで、同じ病気で苦しんでおられる方がこの苦しみから解放されますよう、一日も早く新しいお薬が開発される事を願っています。

  • @user-zx4vb3kr8f
    @user-zx4vb3kr8f Před rokem +1

    円楽さんの動画で間違いがあります。円楽さんはキイトルーダを投与されていることを公表されていましたが、キイトルーダの副作用には血中コレステロール増加や間質性肺炎などの副作用があります。これらは治療していなくても発生する可能性がありますから脳梗塞によって治療を中止していても間質性肺炎になっていた可能性はあります。このことも解説しないのであれば、専門家として勉強不足だと思います。