【フェリス・コンサート】團伊玖磨:「夕鶴」より (二重唱)

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  • čas přidán 5. 05. 2024
  • フェリス女学院大学音楽学部
    www.ferris.ac.jp​​
    ferris-music.com/
    【Ferris Concert Vol.74 フェリスゆかりの作曲家〜中田喜直、團伊玖磨の生誕記念に寄せて〜】
    日時:2023年10月19日(木)19時開演
    会場:神奈川県民ホール 小ホール
    團伊玖磨:「夕鶴」より 二重唱(原作:木下順ニ)
    ソプラノ/山村尚子
    テノール/蔵田雅之
    ピアノ/末松茂敏
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    【Ferris Concert(フェリス・コンサート)】は、地域の方々との交流を目的に1994年から始まった音楽学部教員によるコンサートシリーズです。
    Vol.74では「フェリスゆかりの作曲家〜中田喜直、團伊玖磨の生誕記念に寄せて〜」と題し、かつて本学で音楽の教員を務めた、日本を代表する作曲家・中田喜直(1923-2000)と團伊玖磨(1924-2001)の生誕記念演奏会を開催。先生方が遺された名曲の数々を、現在の音楽学部の教員や卒業生が演奏しました。
    *****
    『夕鶴』は1951年に團伊玖磨が作曲した全1幕のオペラで、
    木下順二作の戯曲『夕鶴』を台本とする。
    民話「鶴の恩返し」を題材にとっているが、青年“与ひょう”と鶴の“つう”の
    深い愛情と人間の欲を描いた作品である。
    〜物語の筋書き〜
    昔々、雪深い村に、与ひょうという青年が住んでいた。
    与ひょうはある日、罠にかかった一羽の鶴を助けると、その後 “つう” と名乗る美しい女性が目の前に現れ、二人は夫婦として幸せに暮らしていた。
    つうが与ひょうのために織ってくれる布は「鶴の千羽織」という非常に珍しい布であったが、つうは 「織っている間は決して部屋を覗かないこと」 と与ひょうに言うのであった。
    そこへ、悪知恵の働く村の住人、運ずと惣どが現れ、与ひょうに 「つうの織った布を都に持っていけば大金が手に入る」 とそそのかす。
    運ずと惣どの入れ知恵によってお金に取り憑かれた与ひょうは、つうにもっと布を織るよう強要した。
    つうは、お金に取り憑かれた与ひょうに落胆しながらも、与ひょうの心が戻ってくることを信じて布を織り続けていたが、ある日、我慢ができなくなった与ひょうは、つうの部屋を覗いてしまう。
    そこには、自らの羽を抜いては生地に織り込んで布を織る、一羽の鶴の姿があった。
    つうは、与ひょうが助けた鶴なのであった。
    翌日、すっかり痩せ細ったつうは二枚の千羽織を与ひょうに渡し、空へと飛び立って行った。
    *この二重唱は、運ずと惣どに金儲けの悪知恵を吹き込まれた与ひょうが、つうに布をもっと織るように頼もうとするが、つうは「お金はいらない。私以外の何も欲しがらないで。」と与ひょうへの深い愛を歌い、二人の絆を確かめ合うシーンです。
    [主催] フェリス女学院大学音楽学部
    [共催]神奈川県民ホール
    [撮影・編集]市川克美(音楽芸術学科講師)

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