世界的“豪雪大都市”190万人の生活守る『除雪作業員』密着―年間降雪量5メートルの札幌市 24時間大忙しの現状…熟練の技や日々の除雪パトロールが支える (24/02/03

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  • čas přidán 1. 02. 2024
  • 年間約5メートルの雪が降り、190万人以上が暮らす札幌市。
     世界的にも珍しい“豪雪大都市”で私たちの生活を守るため、日夜働く除雪作業員の24時間に密着しました。
     札幌市手稲区の幹線道路です。
     「午前1時30分、住宅街の除雪が進められています」(井戸 和也 ディレクター)
     交通量の減る未明に働く除雪グレーダ。車体中央のブレードと呼ばれる大きな板でガタガタ路面を削り取っていきます。
     オペレーターは9つのレバーを操り角度や押し付ける力を微妙に調整。
     熟練の技です。
     削り取られた雪は後続のショベルカーが集め、ガタガタ路面はものの30分できれいに。
     雪のシーズン中、これが札幌の未明の日常です。
     「これが南地区の排雪です。オレンジが通学路で通学路を優先。次に黄色が狭小バス路線」(手稲区南地区除雪センター 佐藤 友洋 センター長)
     手稲区にある南地区除雪センターです。ここでは手稲山付近のほか稲穂、富丘などの地区の道路と歩道の除排雪を担当。地元の建設会社8社が市から委託されています。
     「(Q:どのくらいの距離を?)道路は280キロほど。そのほか歩道も別に90キロくらいやっている」(手稲区南地区除雪センター 佐藤センター長)
     センターは24時間態勢で除雪業者が待機し、除排雪の指示を出します。
     「基本は10センチ以上の降雪があった時に除雪。道路状況によって昼に解ければ夜に出ない場合があります」(佐藤センター長)
     札幌市の基準では、降雪量が10センチを超えると新雪除雪として出動。
     このほか重要なのが除雪を計画的に行うための毎日のパトロールです。
     「(Q:道路がガタガタしていますね)新雪除雪だと結構降ったから除雪に出ましょうとなり、わかりやすい。部分的にザクザクして(除雪に)出ましょうというのは見て歩かないとわからない」(手稲区南地区除雪センター 寺本 亮介 副センター長)
     1月29日の札幌市は日中3度まで上昇。このようなプラス気温で市民が困るのがザクザク路面です。
     圧雪された雪が解けて交通に支障が出ます。密着したこの日も路面の雪が解けてザクザクに。
     「吹きさらしに近いから抜けていたので、場所によって吹き溜まりがひどかった」(除雪業者)
     「(Q:きょうはどんな作業をする?)きょうは路面整正になります」(除雪業者)
     「路面整正」とは圧雪路面の「でこぼこ」や「わだち」を削り、平らにする作業。安全確保のため2人一組で行います。
     山側の住宅街で、ショベルを巧みに動かし、たまった雪も難なく除雪。
     そのころ除雪センターでは…。
     「すいませんご住所は?」(除雪業者)
     「これから現地に確認しに行きますので」(除雪業者)
     市民から除雪の問い合わせが相次いでいました。
     多いときは一日50件以上となることも。この問い合わせで緊急性が判断されると急遽、出動することもあります。
     一方、豪雪都市ならではの悩ましい問題も…。
     「除雪車も(雪を)捨てるところがない。置くところもないし大変」(手稲区民)
     雪の置き場所は常に悩みの種です。すると除雪車に声をかける男性が…
     「そこにバーッて置いていいから」(手稲区民)
     「ありがとうございます」(除雪業者)
     「雪を持って行くところがない。自分の家で空き地だから。結構、子どもたちが通る。登下校で」(手稲区民)
     「すごくうれしいです。運んで行ってどこに置こうか考えている。『(雪を)ココに押していっていい』といってくれた時はすごくありがたい」(除雪業者)
     さらに市民の関心が高いのが排雪です。
     大型ロータリー除雪車が路肩の雪を次々とダンプカーに積み込んでいきます。
     「(Q:何台くらいダンプが必要?)50台くらい必要だけど、2024年はまだ雪が少ない」(手稲区南地区除雪センター 佐藤センター長)
     この除雪業者の1日の排雪量は平均して約3000トン。
     排雪後はバックホーやショベルカーが登場。
     「電柱すれすれまで当たらないようにバックホーをかけています」(井戸ディレクター)
     排雪作業は通勤通学ラッシュ前の午前6時ごろまで続きます。
     このように昼夜問わず働き続ける除雪作業員。現場からは変則的な労働環境に不安の声も。
     「これから労働の時間の問題が出てくる。結構うちの従業員も時間の管理をしているけどギリギリ」(寺本 副センター長)
     一方で市民は…。
     「きれいに持って行ってくれてありがたい」「見通しを良くしてくれて助かった」(いずれも手稲区民)
     きょうも除雪業者が市民のために、“冬の交通インフラ”を支えています。

Komentáře • 20

  • @user-kz3ul8ne9k
    @user-kz3ul8ne9k Před 5 měsíci +4

    札幌の除雪機は大型で力強くネーミングも『除雪グレーダ』間違いなくカッコいいですし、感謝しかないです。

  • @masahiro579
    @masahiro579 Před 5 měsíci +4

    いつもご苦労さまです。

  • @tyr3612
    @tyr3612 Před 5 měsíci +7

    ありがたい😂

  • @rinsakura4625
    @rinsakura4625 Před 5 měsíci +1

    札幌市の除排雪は市内だけで5200キロを一晩で一斉にやらなければいけないらしいです。ガタガタ道が整地されていた時は滑って事故の原因になりかねないので、本当にありがたいと思います。

  • @user-yo4kd4dc4v
    @user-yo4kd4dc4v Před 5 měsíci +6

    本当に有難う御座います。昨日は自宅近くも
    やってました。
    札幌市は税金をオリンピックよりもこういった
    『エッセンシャルワーカー』にお金を出すべき

  • @tocktm
    @tocktm Před 5 měsíci +6

    みんなの生活を支えているのは
    除雪作業員だけじゃないからね。
    年休52日のお夜勤勢もしっかりと取材して
    労ってあげて。

  • @user-jo8mh5qv6g
    @user-jo8mh5qv6g Před 5 měsíci +2

    素晴らしい住人の方で助かる
    自分も除雪やってますが
    車や人の出入りない所に雪を置く指示出ているのに、住人にここに置くなって言われました。

  • @user-fb5hx2vu2b
    @user-fb5hx2vu2b Před 5 měsíci +2

    北海道暮らしの最大の敵は雪。

  • @tm1192
    @tm1192 Před 5 měsíci +10

    道路にバンバン雪を投げ出すマナーの悪い住人や、重機を使って道路に山を作る身勝手な事業者もいるから冬道はとてもタチが悪い

  • @user-de8fe7bg2f
    @user-de8fe7bg2f Před 5 měsíci +4

    ボランティアでやってる訳じゃないからね。

  • @user-ze5vj3hw8h
    @user-ze5vj3hw8h Před 5 měsíci

    雪が少ない年もあるからな

  • @medium_plain
    @medium_plain Před 5 měsíci +1

    ニュースなら真実を

  • @toretorecc
    @toretorecc Před 5 měsíci +1

    ショベルカーなの?
    除雪ドーザーじゃないのか?

    • @world_orb
      @world_orb Před 5 měsíci +1

      ショベルカーではないね、
      マルチプラヴ付きのホイールローダーとかタイヤショベルだね

  • @user-gy6zl2xp9j
    @user-gy6zl2xp9j Před 5 měsíci +2

    札幌なんか年間5メートルも降るかぁ?

  • @mm-dq3yh
    @mm-dq3yh Před 5 měsíci

    もっと俺らの給料あげろ

  • @hito7272
    @hito7272 Před 5 měsíci

    なんだかなです。
    人口減少、居住地域は変わりない。
    除雪作業は人口減っても多い時と同じルーティンでしなければならない。
    いずれどこかに歪みが出てくるんだろうな。

  • @masterzeiss2933
    @masterzeiss2933 Před 5 měsíci

    会社は幾らで請け負ってるか知らないけどオペレーターは出勤回数に関係なく月30万ぐらい貰える
    必要経費ではあるけど委託費用は税金なのでもっと明確にした方がいい