伊勢物語「筒井筒」朗読|原文・現代語訳

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  • čas přidán 22. 08. 2024
  • 伊勢物語「筒井筒」の朗読です。
    暗記や暗唱、勉強用としても活用頂ければ幸いです。
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    【全文】
    昔、田舎わたらひしける人の子ども、井のもとにいでて遊びけるを、大人になりにければ、男も女も恥ぢかはしてありけれど、男はこの女をこそ得めと思ふ、女はこの男をと思ひつつ、親のあはすれども聞かでなむありける。
    さて、この隣の男のもとより、かくなむ、
    [筒井筒井筒にかけしまろがたけ 過ぎにけらしな妹見ざるまに]
    女、返し、
    [比べ来し振り分け髪も肩過ぎぬ 君ならずして誰か上ぐべき]
    など言ひ言ひて、つひに本意のごとくあひにけり。
    さて、年ごろ経るほどに、女、親なく、頼りなくなるままに、もろともに言ふかひなくてあらむやはとて、河内の国、高安の郡に、行き通ふ所出できにけり。
    さりけれど、このもとの女、悪しと思へる気色もなくて、出だしやりければ、男、異心ありてかかるにやあらむと思ひ疑ひて、前栽の中に隠れゐて、河内へ往ぬる顔にて見れば、この女、いとよう化粧じて、うち眺めて、
    [風吹けば沖つ白波たつた山 夜半にや君がひとり越ゆらむ]
    と詠みけるを聞きて、限りなくかなしと思ひて、河内へも行かずなりにけり。
    まれまれかの高安に来てみれば、初めこそ心にくくもつくりけれ、今はうちとけて、手づから飯匙取りて、笥子のうつはものに盛りけるを見て、心憂がりて行かずなりにけり。
    さりければ、かの女、大和の方を見やりて、
    [君があたり見つつを居らむ生駒山 雲な隠しそ雨は降るとも]
    と言ひて見出だすに、からうじて、大和人、「来む。」と言へり。
    喜びて待つに、たびたび過ぎぬれば、
    [君来むと言ひし夜ごとに過ぎぬれば 頼まぬものの恋ひつつぞ経る]
    と言ひけれど、男住まずなりにけり。
    #伊勢物語 #朗読 #筒井筒

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