KBCテレビ「STORY 未来に残したい ふるさとの風景」

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  • čas přidán 12. 09. 2024
  • 九州リースサービス プレゼンツ「STORY 未来に残したい ふるさとの風景」
    第218回:2024年7月28日(日)放送
    「言葉の財産」(福岡県三井郡大刀洗町)
    1958年に創業した「立石蒲鉾店」。
    大刀洗町のソウルフードとして長く愛され、蒲鉾が給食の食材に使われるなど、多くの町民に親しまれてきた老舗蒲鉾店だ。
    立石蒲鉾店2代目の立石良一さんは「蒲鉾業界のアイデアマン」として有名で、「しめ鯖風の蒲鉾」といわれる「極鯖」は、
    同業者も驚くアイデア商品で、酒の肴として人気が高い。
    撮影の日、立石さんに作ってもらったのは「春冠(しゅんかん)」という蒲鉾だ。
    結婚式や棟上げなど、祝い事に用いられる細工かまぼこで、鶴の絵の横にある「寿」の文字が印象的だ。
    すり身を絞り袋に入れて、デコレーションケーキのようにかいていくのだが、気温の変化で凹凸具合が大きく変化するという。
    そんな春冠だが、昔は休みがとれないほど注文が多かったという。
    今ではずいぶん減ったそうだが、祝いの席に華を添える春冠は、祝い事に欠かすことが出来ない日本の伝統文化だ。
    立石さんは先代の父から蒲鉾の技術を学んだ。
    立石さんいわく「仕事には頑固な父だった」そうで、蒲鉾の作りかたは背中を見て覚えたという。
    今では色々な商品を開発し、先代にも負けない技術を身につけている立石さんだが、一つだけ父にかなわないものがあるという。
    それは「七味唐辛子の入った天ぷら」だ。
    何度もその味を再現しようとしているが、まだ実現できていないそうだ。
    そんな立石さんが未来に残したい風景は「大刀洗町本郷の町並み」だ。
    移転前の工場がこの通りにあったそうで、友だちとよく遊んでいたという。
    その際に先代の父から蒲鉾をもらって、友だちとよく食べていたそうだ。
    今でも「あの時の蒲鉾は本当に美味しかった」と言われるそうで、その言葉が本当に嬉しいと立石さんは話してくれた。
    ※この番組は、KBC地域共創プロジェクト「ふるさとWish」関連企画として放送しています。

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