鎖場安全確保③ 架替登攀確保

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  • čas přidán 26. 08. 2024

  • 【 鎖場安全確保技術③ 】
    Kuri Adventures 登山教室 の山岳ロープワーク講習で指導している、鎖場安全確保技術についてお伝えしています。

    架替登攀確保技術の怖いところは、クライミングを行うより遥かに大きな墜落衝撃が発生する事にあります。
    そもそもクライミングに使用するダイナミックロープは、墜落した距離に発生する墜落衝撃が比例しません。落下係数によって、墜落衝撃が決まります。(落下係数とは、出ているロープの長さに対する墜落した距離を指します。)
    例えば目の前の壁にある支点にロープを繋ぐとします。5mのロープで5m墜落しても、50mのロープで50m墜落しても、クライマーに発生する墜落衝撃は同じです。

    クライミングでは中間支点にロープをクリップしながら登る為、落下係数はとても小さくなります。そもそも、落下係数1を起こした時点で地面に激突してることにもなります。
    では架替登攀確保技術の場合はどうかと言うと、注意していないと簡単に落下係数1を超える墜落が起こります。注意してたとしても、効率を考えると落下係数1に近いところまで体を上げなくてはなりません。
    クライミングで10m落ちても、落下係数0.3とかなら大した衝撃にはならないのです。ランヤードで1m落ちたら、クライミングではほとんど経験できない衝撃を味わう事となります。
    このシステムの運用は、システムを運用するに適した機材の準備とその理解、確保理論の熟知、適切なトレーニングが求められます。見様見真似でやらない様にしましょう。

    Kuri Adventures では、山岳ロープワーク講習において鎖場安全確保技術を指導しています。是非学習機会を設け、より安全な登山に活用願えれば幸いです。

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    登山教室 Kuri Adventures では、登山教室を通じて安全に登山を楽しむ為の技術を指導しております。

    詳しくは " クリアドベンチャース " と
    Google で検索!

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    栗山祐哉 (くりやま ゆうや)

    JMIA 日本登山インストラクターズ協会
    上級登山インストラクター

    SMPO 日本安全登山推進機構
    代表理事

    アウトドアブランド " Ferrino "
    公式日本人アンバサダー

    登山教室 Kuri Adventures
    代表主任講師

    《著書》
    ・はじめてのテント山行 メイツ出版
    ・疲れない山歩きの技術 メイツ出版
    ・新しい登山の教科書 池田書店
    ・軽量登山入門 学研
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