朗読 林芙美子『白鷺』

Sdílet
Vložit
  • čas přidán 21. 08. 2024
  • 1949年「文芸季刊」
    ※作中、斎藤が読んだ詩
    よい人と一生安らかにいたとて
    一生この世の栄耀をつくしたとて
    所詮は旅出する身の上だもの
    すべて一場の夢さ、一生に何を見たとて。
    この永遠の旅路を人はただ歩み去るばかり、
    帰って来て謎を明かしてくれる人はない。
    気をつけてこのはたごやに忘れものをするな。
    出ていったが最後二度と再び再び帰っては来ない。
    林芙美子
    • 林芙美子
    林芙美子
    1903年〈明治36年〉 12月31日-
    1951年〈昭和26年〉 6月28日

Komentáře • 25

  • @user-fh3ec8ws2x
    @user-fh3ec8ws2x Před 9 měsíci +1

    林芙美子の戦後作品はどれもこれも素晴らしいというか、市井の人々の極めて貴重な生活史を感じられ繰り返し聴いています。
    中でも「白鷺」は聴くほどに引きこまれます。
    ぼくは昭和29年生まれですが、この2~3年前に林芙美子さんは亡くなっているのですね。本当にもったいない、残念です。
    シャボンさんの朗読、すごくいいです。大好きです。

    • @seichan_bungaku
      @seichan_bungaku  Před 9 měsíci

      ありがとうございます。

    • @user-uq8ui1uj2m
      @user-uq8ui1uj2m Před měsícem

      美人で、もてはやされても、結局落ち着かない酒におぼれる人生。朗読に引き込まれました。 1:47:15 1:47:15

  • @user-eg1br3kb3d
    @user-eg1br3kb3d Před 2 lety +20

    林芙美子さんと朗読の方とても素晴らしい最高でした、有り難うございます。

  • @keikotaniguchi7819
    @keikotaniguchi7819 Před 2 lety +8

    自分で文字を目で追って読んでも、これ程の感動を得る事は無いと思います。シャボン様の朗読に感謝します、有難うございます。

  • @mymahalia
    @mymahalia Před 2 lety +5

    下層市民の主人公(とみ、さちこ)は、後先も考えずに時流に身を任せ精一杯今日を生きる、死が迫ったらその時は苦しんで死ぬまでだ。動物の生き方に学んでいるかのように、
    あるいは禅僧の理想の生き方かもしれない。林芙美子の作品には生の謳歌が窺えて好きだ。
    八方ふさがりの生活をしていながら、わたしは生来の不精をきめこんで、何に不足ない好運のうちに暮らしているかのように完全にそこに浸っている。(孤独な散歩者の夢想)

    • @seichan_bungaku
      @seichan_bungaku  Před 2 lety

      林芙美子の女主人公は逞しいとおもいます。作者の生命力そのままに。

  • @user-nq2qs7qj2l
    @user-nq2qs7qj2l Před 2 lety +4

    シャボンさんの林芙美子の朗読が大好きになり、もう何十回も聴いてます。綺麗な透き通るようなお声にやさぐれた女の台詞、たまらない!
    まったく飽きがこないのが不思議です。

    • @seichan_bungaku
      @seichan_bungaku  Před 2 lety +1

      ありがとうございます😊
      嬉しいお言葉、励みになります。

  • @user-vx3uf8nc4j
    @user-vx3uf8nc4j Před rokem +1

    放浪記しか知らなかった。いいですね。
    日本文学なんて貧乏くさくて好きじゃないと思ってましたが
    美しい朗読のおかげで興味が湧いてきました。ありがとうございます。

    • @seichan_bungaku
      @seichan_bungaku  Před rokem +1

      ありがとうございます☺️
      お楽しみいただけて嬉しいです。

    • @user-vx3uf8nc4j
      @user-vx3uf8nc4j Před rokem

      @@seichan_bungaku 今の三十代とは全く重みが違いますがヒロインが
      どこでもちやほやされる美人なのに
      無駄にプライドが高くなくトイレ掃除で生計を立てているところ
      潔くていいですね。

  • @antoinette9614
    @antoinette9614 Před rokem +1

    はすっぱな女性をとても上品に仕上げるのは文章でしょうか?いえ、それだけではなくシャボン様の透明なお声の美しさなんだなぁと毎日思います。昨日などはずっと林芙美子さん作品の朗読を1日中シャボン様のお声で聴いて、こちらの喋り方まで真似したいようなそんな感じです。

    • @seichan_bungaku
      @seichan_bungaku  Před rokem

      ありがとうございます😊
      はすっぱな中にも品の良さがあるのは、林芙美子の持つ芯のようなものかもしれませんね。文章から受ける雰囲気で、声の出し方も変わってきますので☺️
      嬉しいお言葉をありがとうございました。

  • @user-vr7yv1ux8p
    @user-vr7yv1ux8p Před 2 lety +5

    毎日UPお疲れ様です😊💕先だって林芙美子さんが私は大好きなんですと、コメントしたさい私も大好きなんですとご返事を頂き嬉しかったです😆今回の白鷺の作品は芙美子さんの独創性が表現された物語ですね。私の母が東京大空襲を経験していましてこの時代の話を聞いて居ました。パンパンとか言う言葉もです。そのせいか、戦時や戦後の作品がしっくり来てシャボン様の朗読が私の心を打ちます。素晴らしい作品と素敵なお声の朗読を本当に有難う御座います🙏様々な作品を此からも毎日楽しみに待って下ります😊🌸

    • @seichan_bungaku
      @seichan_bungaku  Před 2 lety

      ありがとうございます。嬉しいお言葉、励みになります☺️

  • @user-ij5tp6pd8t
    @user-ij5tp6pd8t Před 2 lety +5

    凄絶なのに悲壮感がない。むしろ小気味よくて粋でいなせな感じすらする。
    林芙美子という作家の強さか。あるいは女性が持つ本質的な強さの現れか。
    ラストシーン。主人公の世代交代。新たな主人公も前途多難な予感。
    触れれば折れてしまいそうな白鷺は、泥の中で餌をついばみながらも決して泥に汚れることなく逞しく生きていく。
    そして最後は案ずる読者の手を離れて、どこか遠くに飛んでいってしまうのだ……
    ナンチャッテ

    • @seichan_bungaku
      @seichan_bungaku  Před 2 lety +6

      その、白鷺のイメージ、いいですね。
      『牡蠣』も『白鷺』も、どちらも主人公の悲惨な末路という終わり方なのに、とみさんの方は、なんとなく暗くない感じがします。
      「林芙美子の男主人公はだいたい悲惨」説を唱えたいです。
      林芙美子の持つ生命力が、分身である女主人公に悲惨なものを寄せつけないのかもしれません。
      ありがとうございました。

  • @soso-ky1cm
    @soso-ky1cm Před 2 lety +1

    人の生涯というものは、人それぞれに時代も周りの人間関係も含め、一つとして同じものは無い。先に生きた者の体験や経験というのは、その人固有のものでしかなく、記憶を振り返って言葉として語り、他の人間に向かって語ることはできるが、言葉は空気を揺らして相手の耳の鼓膜を揺らして音声信号として伝えられるが、聴いた方に同じ解釈を成立させることはできない。物語の中盤に、ニヒリストのピアニストが主人公に向かって人生の一回生について語り聞かせる場面があるが、ここがもっとも大切な作者からのメッセージだろうと受け止めます。シャボンさん、いつも聴かせていただいております。これからも期待しておりますので、いつか鴎外の妄想をお願いいたします。自分も若い頃、ドイツにいたことがあり、鴎外に関心を持ち、多くの作品を読み、ベルリンの鴎外が住んでいたところも訪問したことがあり、身近に感じる作家です。妄想は鴎外が自身の人生を振り返る内容に仕立てられておりますが、自分もそのぐらいの歳になり、朗読で触れることができる時代になったことはありがたいものだと思います。是非シャボンさんの朗読で聴いてみたいと思います。

    • @seichan_bungaku
      @seichan_bungaku  Před 2 lety +1

      お聞きくださりありがとうございます。
      『妄想』は、以前リクエストいただいていましたので既に準備できており、近日中に公開する予定です。お楽しみにお待ちくださいませ。

    • @soso-ky1cm
      @soso-ky1cm Před 2 lety

      さっそくありがとうございます。楽しみにしております。

  • @mymahalia
    @mymahalia Před 2 lety +3

    十代の昔、常磐線で上京するとき、土浦辺りにくると湿地帯が広がり白い大きな鳥が散見され、別世界にきたような気持ちになった。その白鷺がいまは生家の前の田んぼにいて、
    ひとり優雅に餌を啄んでいる。地球温暖化で120 km北上したわけか。
    💛💚💜サムネイルが美しい💛💚💜