Bach : Sonata for Violin and Harpsichord No.4 in C minor, BWV 1017 / Szeryng, Walcha 1969
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- čas přidán 9. 01. 2022
- Henryk Szeryng, violin 5-8, 12-13 June.1969
Helmut Walcha, harpsichord
Bach : Sonata for Violin and Harpsichord No.4 in C minor, BWV 1017
1. Siciliano 4:40 (00:03)
2. Allegro 4:51 (04:46)
3. Adagio 3:21 (09:42)
4. Allegro 5:06 (13:05) - Hudba
いつ聴いても、心の安らぎを覚える第一楽章、時には透き通った悲しみや憂いを感じたり、全ての感情を包む旋律、私の好きな一曲です。是非ともいろいろな方に聴いて頂きたい曲の一つです。
洋阿相
バッハのハ短調ヴァイオリン・ソナタのご連絡有難うございます。このハ短調ソナタをこれまで幾度人生の節目で聴いたことでしょう。バッハの再婚の愛妻アンナ・マグダレーナの逝去と関連があろうと考えられるマタイ受難曲の一節を主題とした第1楽章は、いつの頃からか自分と関り深い人物を悼んで聴くことが習いとなっておりました。信心とは程遠い人間ですが、この心に沁みる哀切の情に共感を得ることが出来ました。
巨匠二人による端正な名演奏。そして陶酔の第一楽章。すばらしい。
Vnが甘味な哀しさを流麗なまでに奏でる一方で、チェンバロは時の流れを数えるが如くにくっきりと響き、格調の高いシシリアーヌが空間に広がって行く。アレグロに入るとテンポが上がり気分が一新する。チェンバロがシシリアーヌの時より後方から聞こえて来る。アダージョでは大河が静かにしてとうとうと流れる。Vnとチェンバロの歩調が絶妙である。終楽章のアレグロ、Vnもチェンバロもいよいよ勢いを増し堂々たる行進である。シェリングのVnとヴァルファのチェンバロの楽章毎の歩み具合のバランスがなんと美しいことか。