【西国三十三所 観音霊場巡礼】㉓勝尾寺 - 箕面の滝 - ㉔中山寺 ~歩き巡礼編~

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  • čas přidán 5. 09. 2024
  • 前回の吹田市小野原にある勝尾寺大鳥居からです。
    参道なのでそのまま山へ向けてまっすぐ進みます。農地に入りますが、標識もあって分かりやすい道です。国道を渡ってすぐに春日神社があります。前回の西国街道も近くに春日神社がありました。説明板を読んで分かりましたが、このあたりは奈良の春日大社の荘園があったようですね。
    そういえば、「荘」や「庄」など荘園を表す地名を北摂ではよく見かけます。
    それだけ都から近い収入源の土地だったのでしょう。
    山道は鳥居から1時間15分ほどで勝尾寺山門に到着しました。
    このルートは小学校の遠足に使われることもあるようで、山道に割にはよく整備されています。
    勝尾寺も真言宗系ですから、ご祈祷をやりますね。小さな勝ちダルマが境内のあちこちに置かれています。9時半前ということもあって読経の声がスピーカーから流れていました。
    同時に落ち葉掃除でエンジンタイプのエアブロアーがあちこちで作業されていたので動画にも入り込んでいます。
    土産物屋で見つけたのが「味覚糖 X 勝尾寺」の「勝ちグミ」です。100円台と安いのに「勝ち組」みたいなネーミングですね。お土産にいくつか買いました。
    勝ちダルマですが、試験や試合などにご祈祷によって勝利するというよりも、そこに至る過程で克己心によって怠けたい自分の心に”勝つ”という意味らしいです。努力しましょう。
    勝尾寺からは歩きやすく交通量も少ない車道で滝の駐車場に出ます。
    以前は無料だったのですが、いつのまにか有料、しかもハイシーズンは実質1500円といい値段になっています。
    夏場は滝でマイナスイオンを浴びるという楽しみ方があるので、その駐車場でよいのですが、秋の紅葉を愛でるなら、箕面駅からの滝道を歩いて往復するのがオススメです。
    川沿いの道には紅葉の木がたくさんありました。
    また、この滝道は両岸に舗道が設けられています。片方は車両が通り、人も多いのですが、対岸の舗道は狭く人もほとんど歩いていませんでした。ピークシーズンには人混みを避けることができます。
    ちょうどお昼時に箕面駅に出たので食事に困ることはありません。
    どれにするか迷っているうちに商業エリアが終わりかけだったので串カツ屋さん(壷千)にしましたが、けっこうおいしかったです。カウンター式で串カツ7本、ごはん、味噌汁、漬物で¥1000でした。ごはんがおいしくておかわりしました。味噌汁も絶品の味付けでした。
    山際の道を西へ向かい、途中から分岐します。田畑が点在するのどかな風景が続きます。
    遠くに梅田の高層ビル街だけでなく、大阪ドームや、九条や南港の高層ビルまで見えました。
    五月山の際の道をさらに進むと、阪急電鉄の創設者、小林一三の住居の記念館があります。邸宅レストランの雅俗山荘があります。別の回の池田編に詳しくアップしていますのでご覧ください。
    猪名川の橋も近づいてくると、落語みゅーじあむがあります。
    古典落語の「池田の猪買い」が有名ですね。
    そして川西に入ると、「清和源氏ゆかりの地」源満仲がフィーチャーされているのが目に入ります。川西市と清和源氏が頭の中で繋がらず説明板を読むと、満仲が摂津の国司を2度勤めたり、このあたりに領地を多く所有していたようです。西国街道を走れば、馬でも半日、徒歩でも1日で京へ行き来できるところです。
    中山寺は関西で赤ちゃんを授かるとお参りに行く定番のお寺です。
    安産祈願をお願いすると、すでに他の人の赤ちゃんについて干支と性別が墨書された晒の腹帯をいただきます。
    そして無事出産すると今度はお礼参りとして初参りに参上するわけですが、そのときに新品の晒の腹帯を奉納します。僧侶がそれにまた干支と性別を書き入れる、そんな安産・初参りのチェーンとなるシステムです。他では聞いたことがないリレーシステムですが、こんなところにも関西人の共同体として強さがあるのかもしれません。
    次の札所は25番、播州清水寺です。さすがに歩いて行くと参拝して最寄りの駅にたどり着くことはできません。三田市内で宿を取れば可能ですが、その後は姫路、さらに日本海側と旅費が掛かります。ということで、次回からはまた車を使った巡礼となります。
    できるだけ費用を抑えるために一般道を走りますが、町の特徴や変わる風景など、代わり映えのしない高速道路の風景よりもずっと気に入っています。

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